「坂本龍一 async 設置音楽展」に行ってきた(前編)

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先日、東京都内のワタリウム美術館で開催されている、「async 設置音楽展」へ行ってきた。

ここでは、坂本龍一の最新作『async』を5.1chのサラウンドで鑑賞できる。このことが、今回僕が足を運んだ大きな目的のひとつだ。
先達て書いたように、僕は自室のサラウンドシステムで『async』を聴いてみたことがある…と言うよりは、お風呂に入りながら聴くとき以外は、そのサラウンドシステムでいつも聴いている。
でも、ステレオで収録されている音楽を、ドルビープロロジックで擬似サラウンド化しているだけなので、これは制作者の意図を精確に反映した音響になっているとは言えないかも知れない。だから、僕はワタリウム美術館で、『async』の、擬似ではない、本当のサラウンドを体験しようとしたのである。

この日を待ちに待って、悦び勇んで出かけたものだから、開場の時間より15分も早く着いてしまったw (上の写真が、その状態)
出入り口で漫然と過ごしていても仕方がないので、あたりを散策してみた。すると、近くのマンション横に設けられた、公園のようなスペースに、人工の滝があるのを見つけたのである。僕は、以前の投稿にも書いたように、水の流れる音が大好きなのだ。これは、『async』を聴きに行くのに相応しい前奏曲だ…と、滝の音色にしばし浸りながら時間を過ごした。

さて、11時近くになって再びワタリウム美術館へ行ってみると、もう10数名ほど人が集まっていた。大体、30代以上かという年齢の男女だ。外国人もいらっしゃる。
そして、11時の1分前から入場が始まった。入ってすぐ左側のカウンターで料金1,000円を払って、入場券(asyncのロゴ入りカード)と館内の案内図を貰い、その奥にある小さめのエレベーターで2階に向かう。そこが、『async』を5.1chで全曲聴けるフロアなのだ。

エレベーターを降りるとすぐ目の前に、『async』を制作するに当たって坂本龍一が手にした本やDVD、そして自筆の楽譜などが展示されていた。

やはりタルコフスキー監督関連のものが多い。タルコフスキー監督の父親の詩集もある。フィリップ・K・ディックの洋書も置いてあった。
あと、表紙に大きく「p」と書かれている白い本は、素数表である。2から始まって、2014861まで、細かい字で15万個も素数が載っている。僕も図書館で借りて、読んだことがあるのだw

さて、その展示の一角を過ぎた先に、いよいよ5.1chサラウンドの『async』を聴くための部屋がある。
僕は、その日、ワタリウム美術館へ4番目に入場したのだけれども、もう音楽は1曲目が終わりつつあるのが聞こえてきた。少し焦りながら、映画館のように薄暗い、その部屋の中へと足を踏み入れたのだ…。

後編に、続く…

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Amazonで予約しておいた『async』の輸入盤 LPは、昨日、3回目の入荷延期のメールが来た。もう埒があかないので、キャンセルした(苦笑。 そのとき、たまたま国内盤LPのアウトレット品が出ていたので、代わりにそちらを注文。明日届く予定だ…!

坂本龍一『async』(国内盤LP)
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