満月の写真をいろいろ撮ってみた…

0

昨日は、待ちに待った、満月だった。
以前から度々書いているように、先月僕は、「DIYスマホ天体望遠鏡PalPANDA」を組み立てて以来、この望遠鏡とiPad mini2を使って月の撮影を行うことを、梅雨空の中、ずっと待ちわびていたのである。

今や、梅雨もどこかへ行ってしまったw そして、先週から徐々に、月面の撮影を開始したのだ。日を追って、この望遠鏡の扱い方や、iPad miniのカメラ機能などに通暁していくことが出来た。
そんなわけで、僕にとっては、文字通り満を持してやって来た、満月の日なのである…。

さて、先週来、夜半の南中した月を日々撮っていたので、どれもが真っ黒な夜空に白い表情をした普通の月だった。昨日も、まあ同じように撮れば良いのかも知れないけれども、写真の内容としてはパターン化しているようで、やや物足りない気もする。何か、如何にも満月らしい、月の別の姿を捉えることは出来まいか、と少々思案した。

そこで、思いついたのは、夕方の月の出の時刻を狙って撮る、ということだ。これは、今までにやったことのないことだった。何故ならば、普段その時間帯は仕事をしているからであるw

でも、昨日は日曜日、日がな一日家にいる予定だった。実は、その前の日である土曜日にも、僕は家にいた。所用を慌ただしく片付けているさなかに、夕方ふと、東の虚空に黄色く姿を現しつつあった月を見かけたのである。
あ、日曜日に撮るべき満月の写真とは、これだ、と思った。ほんの1~2秒の出来事だったけれども、その間に僕の心は決まったのだ。

下は、先達ても出したけれども、7月のお月さまスケジュール(抜粋)である。


(出典:「国立天文台・東京(東京都)のこよみ」)

この表によると、7月9日は、午後7時少し前が月の出の時刻となっているので、その頃から、iPad miniを取り付けた天体望遠鏡を東に向けて待っていれば良い、ということになる。

そして、当日。僕は、それまでに夕食などなども全て済ませ、ベランダに望遠鏡をセットして待機した。7時を幾分過ぎた辺りだったろうか、近隣の風景の狭間の遥か向こうに、赤々とした満月が見え始めたのである。

さあ撮ろう、と三脚の調節をし始めた途端、あることに気づいた。まだ月の高度(仰角)が低いために、望遠鏡を三脚に載せて撮るとなると、ベランダの手すりが邪魔になるのであるw それまでは、高度が十分にある南中した月ばかりを撮っていたので、ベランダの手すりのことはアタマになかったのだ。

仕方がないので、望遠鏡を手すりの上に載せて、しばらくの間は半分手持ちで撮影することになった。こうして、まず初めに撮ることが出来たのが、トップの写真と下の1枚である。

このように、月に色が付いているのは、大気の厚い層を通って月の光が地上に届いているからだ。夕陽が赤く見えるのと同じ道理である。
また、上の2枚だけ、月がやや楕円に見えるのも、大気の層による光の屈折のせいなのだろう。まさか、手持ちで撮ったために、ブレてしまったという訳ではないだろう、と思う。

さて、時間が経つにつれ、月の色が徐々に変化し、同時に高度も少し上がってくる。ここからは、半手持ちではなく、三脚で撮ることが出来た。先程まで真っ赤だった月面が、黄色味を帯びた色彩へと姿を変える。

手前に桜の木の葉が写り込んだので、そちらにフォーカスした写真も撮ってみた。この桜は、以前動画の撮影のときに撮った桜と同じ場所の木である。今回は、こうして満月と共に出演だw

そして、月に焦点を合わせた写真は、こちら。また少し高度が上がったので、もう桜の木は写っていない。

そして、それから小一時間ほど経って、すっかり普段の白い姿へと変えた満月も、撮ってみた。本当にまん丸であるw

写真では下の方、前日までは欠けていた辺りに、クレーターの影をまだ少し観察することが出来る。闇との境目がボコボコとしているところなど、なかなかリアルである。

一方、向かってやや上の方では、クレーターの影はやはり、余り写ってはいない。上の写真と対比して観察してみると、興味深いと思う。

実は今回、1時間半くらいの間に、70枚以上の写真を撮った。上の7枚以外は、今のところ全て没である。
ただ、僕には、ひとつアイデアがある。それら没になった写真の中から何枚かを用いてスライドショーを作成し、また例によって、坂本龍一の最新アルバム『async』の中の曲を当ててみる、という試みだ。

ま、そんなこともまた、時間のあるときに(…さていつだろう?)やってみたい、と思っている。

…..
今回の撮影で大活躍した、組み立て式の天体望遠鏡です。(…ひょっとして、もう売り切れてしまったかも)あと、僕が実際に作ってみたときの様子を記した投稿もあります

『DIYスマホ天体望遠鏡 PalPANDA』(楽天ショッピング)
…..

0