こんな雨の日の午前は、ショパンの前奏曲を聴く。アルゲリッチで…

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トップの写真は、ショパンの『24の前奏曲』のCDが2枚。ポリーニとアルゲリッチである。

前回も書いたように、先日は図書館に行った。そのときに、この2枚も借りてきたのだ。何故、ショパンの『24の前奏曲』なのかと言うと、先達て、NHK-FMでこの作品の第4番を聴いたからである。
そのときに、坂本龍一の最新作『async』の中のある曲が、これとよく似ているような気がしたのだ。やや陰鬱な印象のある旋律や和声の運び方に、共通するものを感じたのである。陰鬱と言っても、僕にはそれが心地よく感じられた。
(ちなみに、坂本龍一の曲には、『24の前奏曲』の別の曲にちょっと似たものが他にもある…。それもまた、良い曲だ)

ラジオから聴こえてきたものと同じ奏者のCDは図書館になかったので、代わりに上の2枚を選んだのだ。そして、ポリーニの方は昨夜聞いた。嗚呼綺麗な演奏だな、と思って、さらっとCDを聴き終わったのである。

今朝になって、今度はアルゲリッチを聴いた。丁度、本日の勝谷さんからの配信メールを読み始めたときである。すると、メールの中にこのようなくだりがあった。

いつもよりも更に静かな二番町では、窓を閉めていても雨の音が静々と聞こえる。この静寂が好きで、東京ではここに住んでいる。

僕もやはり、雨の日が纏う静寂が好きだ(…住んでいるのは東京ではないけれども)。おもてでは時折、狭い道路を車が走る。聞こえてくるのは、その飛沫が撥ねる、数秒間の音だけである。

そんな中で聴くアルゲリッチのショパン『24の前奏曲』は、残響が幾分深い録音のせいも相俟って、雨の日の静寂によく似合っている。折良く、「雨だれ」が流れてくる。出来すぎた程の、シチュエーションであるw

このアルゲリッチの演奏は、彼此40年も前に録られたものだ。激しくも静かな、実に大きい振り幅と、これほどの洗練された流麗さを若くしてよく身につけたものだと思う。
僕は、基本的には、女性ピアニストの演奏を聴くことはないのだけれども、アルゲリッチとリシッツァは別格である。このふたりだけは、只者ではないと思っている。


さて、以前から何回か書いていた、DS版『ドラゴンクエストIV』だけれども、無事第5章を終えることができた。つまり、ストーリーを完結させたのである。今は、第6章という(ファミコン版には存在しなかった)オマケ要素の部分をプレイしている。

このゲームで好きなところは、色々あるけれども、やっぱり音楽がファミコン版と比べて遥かにグレードアップしているという点が、僕にとっては大きい。PSGという所謂ピコピコ音から、サンプリングを利用した生音に近い音色へと変遷しているのだ。

特に白眉なのは、『謎の城』(天空城)という曲。雲の上にあるお城のBGMである。そこの主は、龍の神様という設定だ。下の写真は、主人公一行がそこを訪問している場面である。

その天空城の曲が、これ。DSから流れてくるものを収録してある。ストリングスが主体のオーケストラ音楽である。

下は、同じ曲を生のオーケストラ(多分、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団)で演奏したもの。指揮は、作曲者(すぎやまこういち)ご本人である。(動画の途中、当該曲から再生されます)

全くの余談だけれども、こうしてYouTubeの動画が途中から始まるように時間指定するのが意外と大変だった。iPadだと、PCで簡単に出来ることが難しくなってしまうことが時折あるので、困ってしまう…。

この天空城の曲、他で例えるならば、ベートーヴェンの『ロマンス 第2番 へ長調』のような、実に優美な旋律を持つ曲だと思う。
ゲーム中では、天空城の滞在時間はそれほど長くはない。数分もあれば用が済んでしまう場所だろう。でも、僕はコントローラから指を離し、ずっと立ち止まって、この曲を聞き入ってしまった。何回もループさせながら…。

さて、息子はまだ『ドラゴンクエストXI』をプレイしている。相当に熱中しているようだけれども、オーストラリアへ修学旅行に行く前に終わらせたいのだそうである。そうでなければ、あちらでも気になってしまうのだそうだ。
いや、そうでなくても、初めての海外行きなんて、見るもの全てが珍しくて、置いてきたゲームのことなんて、すっかり忘れてしまうと思うけれどねw

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下の本も、先日、図書館で借りた。幼少期のエピソードから、代表作の作品解説まで、武満徹の巻と同様、内容がとてもよく纏まっています。欲を言えば、直筆楽譜の写真をもっと大きく載せて欲しかったなあ…。

『日本の音楽家を知るシリーズ 伊福部昭』
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