今年も、上野の「野外シネマ」に行ってきたのだ…

以前の投稿でも書いたけれども、僕は毎日、森博嗣氏のブログを読んでいる。毎朝7時丁度に更新されるのである。

森博嗣ファン共通の関心事のひとつに、「森センセイは、どこにお住まいなのか?」ということが挙げられると思う。森博嗣氏は、それを知ってか知らずか(…いや、当然ご存知でしょうね)、自宅の場所については、色々と仄めかすに留めることが多い。
しかも、森センセイは、数年ごとにお引越しをされるので、ファンが「きっとこの辺りにお住まいなのだろう」と気づく頃には、別の場所に住まわれている。なかなかミステリアスなのであるw

今は「海外のどこか」にお住まいのようだ。これが、字義通り国外という意味なのか、単に日本列島の外(…つまり、どこかの島嶼というような捻った見方)なのか、憶測を呼ぶ。

ちなみに、ひとつ前にお住まいだったところについては、輸入住宅メーカーが「M邸」ということで、建物の写真をサイトに載せていたことがあった。今は、ウェブ魚拓のようなもので見ることが出来る。長野県内だったのだ。こちらをご参照。但し、森博嗣氏ご夫妻は、今はもう、ここにはお住まいではないようである。

更にもうひとつ前になると、森センセイは、家の敷地内に大きなガレージを建てるまでの顛末を書籍化なさっている。下のリンクの本である。
(森博嗣 著『アンチ・ハウス』)

この本には、いくつかの地名や、道路などの地形に関する記述があるので、読めば割と簡単に場所を特定できてしまう。
僕も、グーグルマップ等で、その場所をすぐに見つけることが出来た。そこには、本に載っていたのと全く同じガレージが建っているのである。でも、勿論、その場所にも森センセイは、もうお住まいではない。

それで、現在はどこにお住まいなのか?今朝のブログ(但し、実際の執筆はその数日前)を読んで、なんとなくだけれども分かってきた。冒頭にこう書いてあったのである。

今朝の気温は8℃くらいでした。

僕は、息子がオーストラリアに行く関係上、毎朝、現地の天気予報を注視してきた。持参する衣類等の準備が必要だからである。彼の地では、目下最低気温が10度を下回る日がある(…農場があるような僻陬などでは特に)。南半球なので、季節が日本と逆だからなのは言うまでもない。

思うに、森博嗣氏は、現在オーストラリアにお住まいではないのだろうか?森センセイのブログに、奥様のご友人がシンガポールに行く前に家に立ち寄ってくれた、と書いた投稿が以前あった。僕もマレーシアに仕事でよく行っていたので分かるのだけれども、あの辺りとオーストラリアは、人の往来が案外と多いのである。旅行とか留学とか移住とか。

または、それよりももう少し気温が下がるであろう、ニュージーランドだろうか?とも思う。多分、そのいずれかの国なのでしょう。どちらの国にも、森林が豊かな地域があるので、その点でも符合しそうだ(…森センセイの現在のご自宅には、広大な森林があるのだ)。どちらにしても、僕個人の憶測に過ぎないのだけれども。(追記:この憶測はハズレだったようです…。こちらの投稿をご覧ください)

まあ、こんな風に色々とファンに考えさせるのも、森博嗣氏の作戦(?)のひとつなのでしょう…。それにまんまとハマってしまっている、おいらなのであるw


おっと、また本題に入る前に1000字を超えてしまった…。これも以前書いた、上野の東京国立博物館で開催の「野外シネマ」に、今年も行ってきたのである。

昨年は、息子が高校の授業や部活の予定があったので、かみさんや娘とだけで行ってきた。上映作品は、新海誠監督の『秒速5センチメートル』だったのだ。今年も、息子はオーストラリアにいるので、また行けず。昨年同様、かみさんや娘と観てきたのである。

今年の上映は、沖浦啓之監督の『ももへの手紙』。当初の予定では、9月22日と23日の、2日連続の日程だったのだけれども、22日は雨で中止となったようである。

その分、23日は混んでしまうのかな…と僕は思っていた(何せ、昨年は2日間で1万人以上が来場という大盛況だったので)。
でも、上映の1時間半も前に着いたせいか、それほど混雑しておらず、スクリーン前の椅子席に座ることが出来たのだ。トップの写真は、その席からスクリーンを撮ったところ。かなりの真ん前であるw

もし椅子席に座れなければ、上の写真に写っているような、少し後方の芝生に座るのも可能。その際には、敷物があると良いだろう(要持参)。
昨年は、この芝生の上も人で一杯だった。結局どこも空いていなくて、我々はアスファルトの地面に座って観たのだったw それでも十分に堪能し、映画に没入できたのは、以前の投稿で書いた通りである。

今年の上映作品『ももへの手紙』の内容は、民話的な妖怪話に、家族(親子)の物語を絡めたもの。日本的な情緒のあるストーリーで、メタファーも多く、実に見応えのあるものだった。
企画された方のお話によると、本当はこれを上野の「野外シネマ」の第1回上映作品にしたかったのだそうである。それが、今回ようやく実現の運びとなったようだ。
沖浦監督の作画は、前作(『人狼』という、もの凄いアニメ映画)と変わらず、リアリティがあり、上手いものである。『ももへの手紙』についても、もう初めの1~2分を観ただけで、それがどれほど良く出来た作品なのか分かるだろう、と思う。

いやあ、来年の上映も、楽しみだ。次は、どんな作品が選ばれるのだろうか?今から予想してみるのも、楽しいかも。

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ちなみに、この「野外シネマ」は、東京国立博物館の入館料で観ることが出来ます(大人は620円、高校生が410円)。上映の前後は、本館などの展示物を見ることも可能。我々は、エジプトのミイラや、呪いの藁人形の実物(…釘が何本も刺さっていた)、国宝や重文の日本刀などを鑑賞しました。年に1回だけだけれども、素晴らしいイベントです。

『ももへの手紙』(DVD)
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