紙コップと色ガラスで、カメラの減光フィルター代わりのものを自作してみたのだ…

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先日、カメラに使用するNDフィルターの代用品を作ってみた。太陽を撮るための減光フィルターとして使うのだ。トップの写真は、そのための材料である。(但し、輪ゴムは結局使わなかった)

前回の投稿で最後に紹介した、『驚異! デジカメだけで月面や土星の輪が撮れる—ニコンCOOLPIX P900天体撮影テクニック』を読むと、太陽撮影のためのNDフィルターについて、このような記述がある。以下本書からを一部を抜粋する。

どのくらい光量を減らさなければなければならないかというと 、 1 0万分の 1というのがひとつの目安です 。…
太陽の撮影においては(中略)、 N D 1 0 0 0 0 0というものを使わなければいけないということです 。あるいは N D 4 0 0というようなフィルタ ーを 2枚重ねて 1 6万分の 1にするという方法もあります 。


(出典:『驚異! デジカメだけで月面や土星の輪が撮れる—ニコンCOOLPIX P900天体撮影テクニック Color Edition』)

そこで、Amazonやネットオークションなどで、ND100000やND400の価格についてちょっと調べてみると、数千円~1万円もすることが分かったのである。このような高濃度のNDフィルターは、とても高価なのだ。

4万円弱のデジカメを買ったばかりで、またそのような買い物をするのは、かみさんからの理解がきっと得られないだろう、と僕は想像した。渋い表情が眼に浮かぶようだw
こういったとき、僕が次に考えるのは、自作をするということなのである。代用品のような材料を比較的安価で揃えて、あとは自分の腕で(大して器用ではないけれども)作ってしまえば良い、というわけだ。

現代は、ネットなどの情報網が発達しているので、日本や世界の何処かに、似たようなことを既にやってみたという人を、何処かで見つけることが出来るものだ。それらしいキーワードを入れて検索すれば良いのである。
すると、幾つか見つけることが出来た方法の中で、溶接に使う遮光用のお面の色ガラスをNDフィルターの代わりに使う、という方法で自作をされた方がいらっしゃったのである。

僕が参考にしたのは、以下のサイトだ。
・ASCII.jp
NDフィルターは完売したけど、あきらめるのはまだ早い 日食撮影用レンズフィルターをDIY!
・airvaliable
日食観測に溶接用の色ガラスは使えるか?

なお、このブログの本投稿を含め、これらの内容を実行して起きた様々な問題等に関して、当方は一切関知しないので予めご了承下さい。 くれぐれも、自己責任でお願い致します。
また、本投稿を含め、これらで紹介する方法を用いて太陽を直接見た場合には、失明や視力の低下の恐れがあるため、絶対に太陽を見ないようにして下さい。

さて、溶接用のお面の色ガラスには、幾つかの濃度が設定されているようである。薄めのものや濃いめのものがあるのだ。上記のサイトで見た方法を参考に、僕は中程度と思われる10番を使うことにした。
早速、自転車に乗ってホームセンターへ行ってみた。しかし、溶接に使う器具というものが、店内の何処に置いてあるのか不案内でよく分からない…。でも、やっと見つけた。1枚180円くらいだったのである。

この色ガラスは、5x10cmくらいの長方形で、勿論このままではカメラのレンズに取り付けられない。そこで、一計を案じ、以前食べたマックのグランドセットの紙コップを利用することにした。
この紙コップには、コーラが確か、1リットル入っていた。結構大きなサイズで珍しく感じたので、飲んだ後も捨てずに取っておいたのだった。紙コップは、こうして陽の目を見たのだw

そこで、この紙コップをP900のレンズに当てがってみると、底の部分がレンズの口径(67mm)とほぼ同じである。やや緩い程度だ。ちなみに、紙コップの底の直径は約70mm。そのようにして載せてみて撮った写真が、トップのそれである。

色ガラスを、そのまま紙コップに乗せると、下のようになる。色ガラスとのサイズの対比も、大きすぎず小さすぎず、なかなか良さそうだ。

この紙コップの底に近い側面に、切り込みを入れる。左右2箇所、色ガラスの寸法よりやや短くである。そこに色ガラスを差し込んで嵌めるのだ。
下の写真は、側面を切った後に、色ガラスを嵌めてみたところ。脱落防止のためにも、ややキツめに嵌めるくらいが丁度良いだろう、と思う。

それから、色ガラスの正面部分もくり抜く。勿論一旦、色ガラスを外してからだ。この切り抜きも、色ガラスのサイズ(幅)より数ミリ程度小さめの方が良いだろう。もし、紙コップと色ガラスの間に隙間ができると、そこから直射日光が漏れ入るからである。

あとは、紙コップごとP900の望遠レンズに被せる。
被せ方には、2通りある。レンズの先と紙コップの底面を合わせるような載せ方(下の写真の2)だと、輪ゴムなどを利用して、カメラから落ちないように留めておかなければならなくなる。
実は、最初その方法を試したのだけれども、ズームでレンズが伸縮するたびに輪ゴムのかかり具合を気にしなければならないなど、色々と面倒なのでやめた。紙コップの飲み口からカポッと被せる方(下の1)が楽であるw

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そして、実際に太陽を撮ってみたのが下の写真。色ガラスが元々、濃い緑色なので、景色もそのような色になっている。まあ、あとで白黒にレタッチすれば、これは気にならなくなるだろう…。

この写真は、手持ちで撮ったせいか太陽が少しぶれたけれども、まあ一応、撮影には使えそうだ。この日は黒点が一切なかったので、ズームで撮影しても太陽の中には何も写らなかった。そのうちまた、別の日に撮ってみよう、と思う。また日食でもあれば面白いのだけれども…。

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NDフィルターとは、本来は下のような物です。これは、ND400なので、太陽の撮影には2枚必要。すると、やはり1万円を超えてしまうのであった…。でも、このような物をいつか買って使ってみたいと夢想するのです。

「Kenko NDフィルター ND400 プロフェッショナル 67mm」
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