次に、オープン・スペース2017『未来の再創造』という展示会をみたのだ…

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前回の投稿では、坂本龍一のインスタレーション『設置音楽2』について書いた。会場は、西新宿の東京オペラシティタワーの4階にある、NTTインターコミュニケーションセンター(ICC)である。

そのICCの中では、別の展示会も催されていた。『未来の再創造』という。
トップの写真は、受付で貰ったチラシである。展示物の様々な写真が載っている。僕は、『設置音楽2』を見学した後、そのフロアの奥の方にある『未来の再創造』のスペースへと向かった。

その途中は、床がガラス張りになっていて、60年代、70年代などなどの時代を象徴する事物が収蔵されていた。実に面白い展示物だったのだけれども、これに関しては撮影禁止となっていたので、写真は控えた。是非、現地でご覧くだされ…。
そこを過ぎると、プロジェクターで動画を再生している場所があった。『The Latent Future—潜在する未来』というタイトルだ。過去のニュースのデーターベースとAIを利用して、架空の未来のニュースを自動生成して表示する、といったような装置らしい。

僕は(この表示される内容はさておき)、そのSF的な画面スタイルや、シンセサイザーを駆使したサイバーで近未来的なサウンドに惹かれたのである。じっと立ち止まって画面を見入り、音を聴き入った。
この展示物も撮影禁止だったのだけれども、ネット上に「Quosmo」という公式サイトがある。あと、そこからリンクされている技術解説のページに、今回の展示と同じ動画が貼ってあるので、ここでもご紹介したいと思う。なかなかカッコ良いですよ。

それから、さらに奥へと入って行き、幾つかの展示物を見て回った。その中には、撮影可能のものもあったので、それらをご紹介。

ひとつは、ダンボールで作ったプラネタリウム。高さが2メートルくらいありそうな多面体の内側に、星空が映し出されているというもの。天の川の再現も、バッチリだ。
僕は、これを見たとき、家庭用に市販されている星空投影機のことを、つい思い出してしまったのだった…。

真っ暗な場所をゆっくり目のシャッタースピードで写したので、手振れはどうぞご容赦。僕は星好きなので素直に、あ、これ欲しいな、と思ってしまった。たまに流れ星なんかが出たら、最高であるw

さて、次は、大きめのペンライト(?)を振ると、壁の色が変化し、色々な音色が再生されるという展示物。ペンライトの位置に応じて、映し出される模様や、聞こえてくる音階もリアルタイムで変化する。

写真の左に少し写っている白い物が、その大きめのペンライトである。僕がやると、ご覧のように青系の色ばかりだったけれども、人によっては赤系や緑系なども出てくる。音色は、まあシンセサイザーのプリセット音が色々、という感じ。
僕は、これをやってみて、テルミンみたいだな、と感じた。あの棒の前で手を動かして鳴らす電子楽器の元祖のような装置である。その21世紀版が、この展示物だろうか。そんな気がした。

それから、ワイヤーで作られた人形が、ひたすらグルグル回るという展示物もあった。フラッシュ禁止だったので、その分、撮影時のシャッタースピードが遅くなった。そのため、人形がブレたけれども、この回っている動きはお分り頂けると思う。

あと、会場のいちばん窓際に、ややひっそりと展示されていたものがある。放射能検出機能つき風鈴だ。タイトルは「 鈴」。この「鈴」の前のスペースは、ミスプリントなのかと思ったのだけれども、どうやらそうではないらしい。

何か、タイトルと相まって、無言の主張を感じる展示物である…。

下の写真は、『未来の再創造』の会場から、4階へ下りる階段の方向を写したもの。階段の左にある黒っぽい場所が、『設置音楽2』の入り口である。この日は、お客さんが少なかったので、どちらの展示もゆっくり見ることが出来た。

…というわけで、新宿を後にして、僕は南青山へと向かった。お昼になったけれども、ご飯を食べている暇はないw

次は、グレン・グールド関連のイベントに足を運ぶのである。そこでは、その他にも見ておきたいものがまだあるし…等と考えながら、先を急いだ。(次回に、つづく)

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