坂本龍一がキュレーションした、グレン・グールド・ギャザリングというイベントの展示に行ったのだ…

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もう、先週の木曜日のことになるのだけれども、先達ての投稿に書いた、東京都庁の展望台や、坂本龍一の音楽インスタレーション『設置音楽2』などに行ってきたのと同じ日に、僕はグレン・グールド・ギャザリング(GGG)というイベントも見に行ってきたのだ。

これは、日々があまりに多忙であるが故に、どこかへ行くのにも、ひとつだけの用事では行こうとしない、という普段の僕の(まるで貧乏性のような)行動原理に基づいている。少なくとも2つか、それ以上の用件がないと僕は動かないのだw

トップの写真は、GGGの会場(草月会館やカナダ大使館)に置いてあった配布物だ。
写真の右にある英語の書面は、カナダ大使館からのご挨拶のような文書。その隣は、GGGのチラシ。左は、GGGのイベントプログラムである。表と裏に日英の両言語で書かれている。それらの下は、ムジークエレクトロニクガイザイン社のスピーカーのカタログ。坂本龍一が出ている。

さて、この日の昼過ぎ、僕は新宿から地下鉄に乗って南青山に行った。時間が少々押してしまったので、地下鉄出口から近くにあった、ホンダのウェルカムプラザ青山は後回しにしたのである。(それについての投稿は、こちら
僕は、通りをまっすぐに歩いて、草月会館へと急いだ。この後、午後2時までにはカナダ大使館に行って、映画『砂の女』を観るつもりなのである。草月ホールは、そのカナダ大使館を少し過ぎた場所にある。

草月会館を入ると、まずは正面にあるGGGの看板が目についた。そこで、一枚パチリ。キュレーターとして、坂本龍一の名前も出ている。

この空間には、シンセサイザーで作られた、実に雰囲気のある音楽が流れていることに気付いた。例えるならば、近年の坂本龍一の音楽のようなサウンドだ。メロディが比較的明確ではない、抽象的な楽想の曲である。
この音楽が発せられているスピーカーは、上の方にあった。イサム・ノグチの石庭の中である。階段を上り、その石庭の中へ入る…。

随所に、様々な形状のスピーカーが何台も設えてある。写真には撮らなかったけれども、この会場の片隅には、音響機材を収納したラックが置いてあった。そこから、音楽を流していたのである。

一組のスピーカーを除いて、あとは全てがムジークエレクトロニクガイザイン社製のスピーカーだった。つまり、この会場内では特に表記されていなかったけれども、公式サイトなどでの事前の告知通り、これも坂本龍一の手による音響なのだろう、と思う。ただ、音楽も坂本龍一の作曲なのかどうかは、分からなかった。

この石庭の中に、抽象的なサウンドの音楽…。実に、良く似合っていた。『設置音楽2』のときと同じく、嗚呼ずっとここにいたい、と僕は感じたのである。

上の写真のように、水の流れ落ちる場所にマイクを仕掛けているところもあった。この日ここで聴いた音楽では確認できなかったけれども、ひょっとすると、水の音をフィードバックさせるようなアイデアが用いられていたのかも知れない。

さて、時間がなくて気が焦っていた僕はw、この石庭を一通り見たあと、カナダ大使館へと急いだ。本当は、そんなに早く行かなくても大丈夫だったのだけれども。実は、この草月会館の2階でもGGGの展示が行われていたことを、忘れていた。
あとで、そのことを思い出して、僕はホンダのウェルカムプラザへ行く間に、もう一度草月会館へと向かい、2階を見て行ったのである。それが、下の写真だ。

ここは、草月会館の談話室で、後日、坂本龍一のトークセッションが行われた会場である。僕が行った日は、上の写真のように、何台かのモニターと多数の椅子が置かれ、グールドに関するビデオやイメージ映像を観るための場所になっていた。

その中には、グールドの関係者へのインタビュー映像もあった。「グールドは、ピアノの鍵盤を軽めに調整しておくのが好きだった」など、貴重な話を聞くことが出来たのである。
下の写真は、グールドがピアノの前に座るときには、椅子を低くしていた、ということについて。この人は、グールドが5歳の時からの鍵盤の高さでそのまま慣れてしまったのだ、と証言している。

他には、坂本龍一の最新作『async』のジャケット写真のように、グールド関連の写真を横へ直線状に伸ばしていくという動画もあった。何故か、ジッと見入ってしまうのである…。

このときは既に、公開終了時刻の10分くらい前ということもあって、訪れていた人は、僕のほかにあと1人か2人であった。上に述べたような、証言ビデオももう少しゆっくり見ていたかったのだけれども、時間が迫っていたので、これで後にしたのである。

さて、次は、カナダ大使館に行って、映画『砂の女』を観たときのことなどを書きたいと思う。(次回に、つづく)

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