祝!『銀河鉄道の父』が、直木三十五賞を見事受賞。おめでとうございます…

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本日の投稿は、前回の続きの、広大な畑の前で夕方の富士山を撮影したときのことを、その写真と共にお送りしようと思ったのだけれども、昨夜やはり、と言うべきか、下の大ニュースが飛び込んで来たのである。


(出典:公益財団法人 日本文学振興会「直木三十五賞 最新情報」)

僕は、門井慶喜さんの『銀河鉄道の父』を昨年図書館で借りて読んだ。元々、宮沢賢治のファンだったので、賢治のことが書いてある小説だということを何処かで仄聞して、早速借りてみたのである。
僕は、割と多く本を読む方ではあると思うのだけれども(それでも、年に100冊を幾分超える程度)、その中でも小説は年に1冊か2冊程しか読まない。文学部出身なのに、ちょっと苦手な分野なのであるw

そんな僕が、久しぶりに耽溺できた小説が、この『銀河鉄道の父』だ。昨年10月の月初に読み始め、毎日のように少しずつ読み進めていった。このブログの投稿を振り返ってみると、10月21日に読み終えたようだ。
そのときの投稿は、其々こちらと、こちら。おお、そのとき図書館で貰った「読書ノート」の第1番目に、この本を記録していたんだった…。これは、実にいい記念である。

その投稿をみると、読み始めた昨年10月8日の時点で既に、「この『銀河鉄道の父』の発行は、今年の9月。次回の直木賞で3度目の正直、という具合になると良いですね…。」と、下の方に書き残している。
どうやら、僕はこの作品を読み始めた直後から、直木賞を獲るだろう、と想像していたようなのだ。いや、別にそれが当たったからエライでしょ?と言いたいわけではない。当てても、特段エラくも何ともないしw

昨晩、受賞の報をネットのニュースで目にしたときに感じたことは、まず第一に、ああ良かった、である。予想が当たって良かった、ではない。あんなに良い作品が選ばれて良かった、なのだ。この作品に何か大きなご褒美が出れば良いな、と思っていたので安堵した。
今回の直木賞の、他の候補作を僕はひとつも読んでいない。何せ、昨年読んだ小説は、結局『銀河鉄道の父』だけだったのだから。従って、他の候補作について論評する立場にはない。何も知らないからである。

でも、『銀河鉄道の父』が獲るであろうことは、まるで確信のようにずっと感じていた。何とも、不思議な感覚だけれども、これは一種の信仰のようなものなのかも知れない。
僕は、根拠の殆どない確信を、信仰と定義付けている。宗教などがその典型である。基督教でも、信徒は誰ひとり、客観的な事実として、神を見たものなどいない。(ただ、一種の妄想のようにして、神を見たとか、神の声を聞いたとか言う人は多くいる)

僕も、基督教信徒の端くれ中の端くれのひとりだ(った)から、上のように書くのである。教会でも神学校でも、そのような人々で溢れている。それが、基督教だ。
嗚呼、話が逸れてしまった。まあ、宮沢賢治自身も当時、聖書読者であったわけだし、基督教信徒との交流もあったそうなので(例えば、「雨ニモマケズ」のモデルとされている人物など)、脱線という程でもないか…w

それで、僕は、この『銀河鉄道の父』を、如此く熱中し楽しみ、読み終えた。その後には、『この世界の片隅に』の片渕須直監督にアニメ映画化して貰おう、とも書いている。読後も、色々と妄想が広がったようだw
どれだけ僕がこの作品を気に入り、どんなところを楽しんで読んだのか、というようなことについては、上に其々リンクを貼った、過去の投稿をお読みくだされ。敢えてここで繰り返すことは致すまい…。

さて、トップの写真は、昨夜YouTubeにアップされた受賞会見の模様をiPad miniで映して、その隣に『銀河鉄道の父』を置いてみたもの。読後も手元に置いておきたくて、あとで僕はこの本を買い求めたのだ。
そして、ふとしたときに、ページをパラリと捲って、少し読み返してみることがある。すると、そこには確かに、子供の頃や、青年の頃の、宮沢賢治がいる。ひとつひとつのエピソードの場面が、ありありと眼前に浮かんでくる。何とまあ、素晴らしい小説であろうか…。

その受賞会見の動画を、ここにも貼っておきたいと思う。

(上の動画は、長い待機時間を飛ばして、受賞者登壇のあたりから再生するよう設定した。あと、『銀河鉄道の父』の作者である、門井慶喜さんの記者会見は、1時間43分頃から始まる)

門井慶喜さんは、3度目のノミネートで受賞。会見前のフォトセッションでは、もう満面の笑みである。本当に、おめでとうございます、と心から声をかけて差し上げたい、そんな一場面だ。

というわけで、無事直木三十五賞を受賞した、門井慶喜さんの『銀河鉄道の父』に関して、ややコーフン気味に思いの丈(?)を今回は綴ってしまいました。
どうぞ、本や小説を普段お読みにならない方も、是非この作品を手に取ってみてください。楽しんで頂けること、請け合いです。あ、そうそう、例えば図書館では一気に100人待ち200人待ちとかいう事態になってしまっているのでw、半年や一年も順番を待ち続けるよりは、お買い求めになられた方がよろしいかと…。

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門井慶喜さんには、いつの日か(10年後や20年後でいいので)、武満徹の伝記的小説を書いて欲しいなあ…と思います。『銀河鉄道の父』では、宮沢賢治の父親からの視点だったのですが、武満徹の場合には、誰か友人(例えば、実験工房のメンバーなど)の視点で描くとか…で、どうでしょうか?あ、ついまた妄想が…w

門井 慶喜 著『銀河鉄道の父』
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