作曲家の東海林修先生が逝去された。今年もこうして、僕の好きなクリエイターがひとり、またひとりと世を去って行くのだ…

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トップの写真は、GW中に撮った、空の写真。ひつじ雲のような上空の雲の中を、飛行機が飛んで行ったのだろうか、このような長い筋が斜めにひとつ出来ていたのだった。

ジェット機が高空を飛行して、所謂飛行機雲が出来ることはよくある。でも、それとは逆に、既にある雲を切り裂くようにして行くというのは珍しいのでは、と思い撮った。謂わば、逆飛行機雲だw

あと、下の写真は、うちのベランダから撮ったスズメ。ニコン P900を構えて外を眺めていたところ、たまたま下の方に止まっていたのである。咄嗟に3枚だけ撮影。
このとき気づいたのだけれども、意外なことに、僕がニコン P900でスズメを撮影するのは、このときが初めてだったのである。そういえば、カラスはしばしば撮っているんだけどなあ。

その3枚を、iPad miniに転送し、Snapseedで三様に加工してみた。いずれも、別々のパレットを使っているので、微妙に異なった風合いで仕上がっただろう、と思う。

このスズメ、僕が写真を撮っていることに気づいたのかどうなのか、最後にこちらの方へチラッと目を遣って飛び去って行った。下の写真が、その瞬間。「おや?」という表情をしながら、レンズを見つめているようである。


昨夜、仕事から帰宅後、いつものようにiPad miniでSNSのニュースフィードをチェックしている最中、またひとつの訃報に接した。作曲家の東海林修先生が逝去されたのである。心よりご冥福をお祈り申し上げます…。


(出典:Facebook「東海林 修ファンクラブ」)

東海林先生とは、一昨年の「東日本大震災 被災地応援コンサート」と、昨年の「東海林修フェスティバル」でお会いした。結局、昨年のコンサートで2度目のサインを頂戴したのが最後となってしまったのである。(投稿は、其々こちらこちらから)

実は、その昨年のフェスティバルの楽団員の方が、コンサート後に内輪の話として、「先生がゲストでいらっしゃるのは今回で最後になるだろう」といっていたのを僕は仄聞していた。
その当時から、東海林先生は余り体調が良くなかったのではなかろうか…と今にして思う。静岡県内にあるご自宅から上京されて、音楽会に出席されるというのは、かなり大変なことであったのかも知れない。

しかし、東海林先生は我々ファンと接するために、2年連続で無理を押して来て下さったのだろう。そういえば、昨年の音楽会の中で、ひとつ僕の記憶に残っている出来事がある。
昨年の音楽会には、当時のブログにも書いたように、『銀河鉄道999』の原作者である、松本零士先生もいらっしゃった。

そして、音楽会の途中、おふたりがステージ上でインタビューに答えるというコーナーがあった。座席に座っていた両先生は、立ち上がって、ステージ前の階段を上るのだけれども、順番は松本先生が先であった。
松本先生は、実に矍鑠とした様子で、トントントンと勢い良く階段を上って行く。後ろからその様子を見ていた東海林先生が、「おおおーっ」と、驚いたように小さく歓声を上げたのである。

それから、東海林先生は、マネージャーの方の手を取り、一歩ずつ階段を上った。その前の年の音楽会のときよりも、歩くペースがゆっくりになったように、僕には思われた。
そういった、昨年の様々な事柄を鑑みるに、東海林修先生は、その頃から実はお体の調子が余り優れなかったのだろう、と拝察するのである。そのような中で、お会い出来たことを心より感謝申し上げたいと思う。

さて、昨日は、夕方から雨降りだったので、仕事へは車で行った。カーステレオのCDは、以前からの続きで、YMOの散開ライブをかけていたのである。
それを鳴らし終えると、チェンジャーが偶々、『交響詩 さよなら銀河鉄道999』に切り替えた。これは、東海林修先生の一世一代の大シンフォニーである。行きも帰りも、それをずっと聴いて運転した。

音楽学校に行くこともなく、どうやったらこのような壮大なシンフォニーを書くことが出来るのだろう、ということをいつか先生にお尋ねしたい。僕はCDを聴きながら、ずっとそんなことを考えていた。
でも、その一方で、ひょっとすると、もうお会いする機会はないのかな、とも思ったのである。それは、僕の中に、上述のような昨年の記憶が残っていたからなのだ。そして、帰宅後に見た、訃報…。本当に、その通りになってしまった。

今年に入って、このブログでは既に何人もの訃報を取り上げた。いま覚えているだけでも、作曲家のヨハン・ヨハンソン氏、ジブリの高畑勲監督、『アマデウス』のミロス・フォアマン監督、物理学の博士でブロガーのピンちゃん…。
こうして、僕の好きなクリエイターたちがひとりずつ世を去るのを見ていると、何か大切なものを少しずつ取り上げられるのにも似た、真綿で徐々に首を締められるような感慨に陥るものである。

しかし、人は死せども、とても有難いことに、優れた作品は世に残り続ける。それらは、幾ら鑑賞しても、価値は決して目減りせず、むしろ新たな発見があるくらいなのだ。
僕は、これからも、東海林修先生の音楽を聴き続ける筈である。そして、そのときの僕は、それまでになかったような、また新しい別の世界の中へと誘われ、そこに耽溺する。鑑賞の楽しみは、そんなところにもあるのだろう。


『交響詩 さよなら銀河鉄道999』より、また一曲。大変に美しい旋律と、100年くらい前のフランスに行って、モーリス・ラヴェルに聴かせてみたいと思える程の素晴らしいオーケストレーションを…。
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