週末にシンガポールへ飛んだ、あの旅客機をフライトレーダー24で見た。それを、ここに紙上再現なのだ…

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トップの写真は、先週の平日に撮影したFedEx機である。高層雲の直下、多分7000~8000mくらいの高度を飛行中。目視では雲を背景に機影が黒っぽくも明瞭に見え、カメラのファインダー越しでも捉えやすかったのだ。
その写真を、Snapseedで加工し、色調をモノトーン風にしてみた。あと、周辺減光も施している。何処となく、遠くから覗き見ているような雰囲気になったなw まあ、カメラの望遠で撮ったのだから、その通りではあるのだけれども。


さて、先日の週末は、またもやコルグのVolca FMを使って、短い曲の演奏データーを作成し、録音してネットにアップしてみた。前回は、映画『インターステラー』のテーマ曲だったけれども、今回はゲーム音楽である。
まあ、それについては、後日ご紹介するとして、本日の投稿では時事的な事柄を先に取り上げてみたい。このブログでは珍しく(?)、鮮度が必要な話題だからだ。

一昨日の土曜日、午後3時過ぎのことである。僕がSNSをウォッチしていたところ、嘗て某MS社の日本代表であったNさんがある投稿をされたのを見掛けた。
その中では、フライトレーダー24のスクリーンショットと思しき写真を載せてあり、飛行ルートを示す線が北朝鮮から中国の南方へと伸びていた。これが金正恩の現在地だと言う。そこには、便名も記してあった。

僕は早速、自分のiPad miniでフライトレーダー24のアプリを立ち上げた。そして、その便名で検索を行う。すると、Nさんが提示していたものと同じ便と飛行ルートが表示されたのである。(以下、時刻はいずれも日本時間)

紫色の線で描かれた飛行ルートは、北朝鮮国内から始まり、北京をかすめている。そこから、大陸上空を縦断して行く。そして、このときには、ベトナムの海岸線を飛行し、その南側まで来ていた。
それにしても、このように縮小したマップで全体を見渡すと、物凄い航空機の数である。フライトレーダー24は、このひとつひとつをリアルタイムで動かそうとするので、画面が重くなって仕方がないw

この機体は、エアチャイナのCA60便である。機種は、エアバスA330。マップ上では明らかに北朝鮮を出発しているのに、左欄のフライトデーターでは、何故か北京発で行き先不明と表示されていた。

上のスクリーンショットは、もう暫く経ってから、拡大したマップで撮ったもの。このくらいになると、処理が軽くなるのか、割とサクサクと動くw
よく見ると、左欄のフライトデーターが、いつの間にか、平壌発でシンガポール行きに修正されている。不明とされていた到着予定時刻も、17:15と表示されている。

マップ上では、シンガポールまであともう少しのようだ。CA60便の前後には、同様にシンガポール行きの他社の機体が幾つか見て取れる。

そして、上はシンガポール・チャンギ国際空港に着陸したところ。滑走路の中程で停止したようだ。左欄を見ると、予定時刻より7分遅れて、17:22の到着である。あとで、怒られたりしなかったのだろうか?と、やや心配になってしまう…。

しかし、結論から申し上げると、実は、土曜日のこの平壌発の便には、金正恩は搭乗していなかったのである。ニュースなどの情報によると、飛行ルート確認を兼ねた先遣隊の移動が、この便の目的だったようだ。
僕は、この晩にそのことを知って、なあんだという気持ちになった。でも、日曜日にはきっと、本番の便が、また平壌を出発するのだろう…と思い直して翌日を待った。

そして、翌日。日曜日である。僕は、NHK-FMで音楽を聴きながら、iPad miniでネットニュースをチェックしていた。その中に、金正恩が今朝平壌を出発した、という情報があったのだ。
ニュースによると、中国からのチャーター便が朝、平壌へ向けて北京を出発し、午前8時半頃にはシンガポールへ向けて平壌を発ったようだ、とある。また早速、フライトレーダー24を立ち上げる。さて、見つけることが出来るだろうか…?

ありましたよ…。これである。前日と同じく、エアチャイナ。便名は、CA61だ。機種は、ボーイングの747。これは、前日よりもグレードアップしている。所謂ジャンボジェット、堂々の4発機なのである。
上に載せた、前日の飛行ルートと見比べてみると、殆ど同じところを辿って飛んでいることが分かる。金正恩が搭乗しているのが、この機でほぼ間違いないだろう、と思う。

今回は、平壌発シンガポール行きと、きちんと表示されているのが興味深い。ただし、到着予定時刻の表示がない。遅れて到着しても、怒られないようにするためなのか?(…いや、まさかねw)

この機体、上に書いたような前日の飛行ルートを辿って飛んでいる。平壌から北京をかすめ、大陸を縦断するのである。丹念に中国上空を選んで飛行しているようにも見える。
例えば、途中で中国の国境が近づきベトナムに入りそうになると、左へ90度くらいの角度で曲がって、中国上空の飛行を続けようとする。また、なるべく海上を飛行しないようにしているようにも見えるのだ。

下は、北京発シンガポール行きの、シンガポール航空の一例。同じ日の同じくらいの時刻の便である。ほぼ真っ直ぐに飛んで、公海上に出て行っているのがお分かり頂けると思う。

まあ、たいていの航空機はこのように飛ぶのだろうと思う。なるべく最短距離を飛んで行けば、燃料や時間の節約になるからである。でも、金正恩の搭乗した機体は、そのようには飛ばなかった。何故か?
それは、安全を最優先としたためであろう、と思われる。あるニュースには、中国空軍の戦闘機が護衛している、とも書かれていた。真偽は不明であるけれども。(ちなみに、フライトレーダー24には、軍用機は写らないことが殆どだ)

もし、公海上を飛行すれば、何処から何が飛んで来るのか分からない、という不安がある。しかし、友好国の国内をずっと飛んでいれば安心していられる…そのような理由なのだろうかと推察する。

このCA61便は、機体の登録番号がB-2447。この登録番号の機体は、上のように、この日の朝5時頃に北京を出発(そのときの便名は、CA121だったことが分かる)。その後、8時半過ぎに平壌を出発した記録も載っている。これらの点も、報道と一致している。

さて、金正恩が搭乗したCA61便は、いよいよと言うべきか、シンガポールに到着しつつあった。安全なルートを丹念に辿り無事到着、ということであるようだ。

こうして見ると、遂に最後の最後まで、到着予定時刻を表示しなかった。普段フライトレーダー24を見ていると、そういった便が他に無いわけでは無いので、まあ特段に珍しいことではないのだけれども…。

そして、着陸。停止位置は、上の通り。前日のCA60便と比べて、滑走路を少し行き過ぎたようにも見えるのだけれども、どうだろうか?まさかのオーバーランでは…と、このときには思ったのだけれども、そういった報道は見かけないので、単なるデーター上の誤差だろうか。

そんなわけで、金正恩はシンガポールに到着した。是非とも、世界平和のために、トランプ大統領と綿密なる会談を行って貰いたいものである。
さてさて、実は、この日、平壌からシンガポールに向けて飛び立ったのは、この機体だけではなかったのだ。日曜日のネットニュースによると、約1時間遅れで別の旅客機も離陸したそうなのである。

これが、またまた実に珍しい機種の旅客機であった。これも、フライトレーダー24で捉えることが出来たのだけれども、そろそろ紙幅が尽きつつあるので、そちらは次回のお楽しみということで…。

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