遂に、ニコン P900の後継機が発表になったのだそうな…

1+

一昨日からだったろうか…。早朝、桜の樹に蝉が鳴くようになった。

その日、朝の仕事へと向かうために自転車に乗っていると、近くの桜並木の一本から、「ギィィー」というような、高く不器用な鳴き声が聞こえてきた。虫のそれである。
まだ腹が座っていないような、張りのない音で、如何にも細く不安定。他で例えるならば、ヒヨコが雄鶏になりかけるときの、ピヨピヨでもなくコケコッコーでもないような、あの鳴き声の中途半端さ加減に似ていた。

もう少し走ると、桜が密生している場所がある。そこでも、「ギィァァァァァ…」という、先程の鳴き声がそのまま合奏になったものが聞こえた。
多分、夜が明ける前に、沢山の蝉が羽化したのではないか、と思う。それらが、一斉に鳴き始めたのだろう。謂わば、初心者マークの蝉たちである。

それから、2日も経つと、もう堂に入ったもので、いずれも一人前の鳴き声に変わっていた。「ジィィィー」という、アブラゼミの賑やかな声である。夏の舞台に、もうひとつ役者が加わった。


トップの写真は、2週間近く前に撮った、夕暮れ近くに飛ぶジェット旅客機。ニコン P900でズーム撮影し、例によって内蔵のクロスフィルター加工を施した。

P900は、35mm判換算で2000mmに相当する望遠レンズを積んでいる。それに加えて、デジタルズームを一度かければ4000mm相当、2度かければ8000mm相当まで伸ばすことが出来る。
トップの写真や下の3枚の写真は、いずれも2000mm~3000mm相当の範囲で撮影している。航空機のような(見かけ上)小さな移動体をズームで追い掛けて撮るのは、僕の腕では通常、その辺りで限界なのだ。

上の一枚は、トップの写真とは別の、ANA機。クロスフィルターをかけて綺麗な光芒が出るような写真をジェット機で撮るには、案外と条件が必要とされるようだ。
この日は、立て続けに4枚も撮影できた。極めて良いタイミングだったのだろう、と思う。入り陽と航空機との、位置関係や光の角度、あとは大気の状態などが全て合わさっていなければならないのかも知れない。

こちらは、コリアンエアー。ソウル行きの航空機は、この上空を頻繁に通過する。成田や羽田を離陸して、真っ直ぐ西(西北西くらい)へ進めばいいからだろう。
何処かで読んだ話では、あと2年以内くらいに、羽田発の航空機の飛行ルートが変更されるようなのである。ひょっとしたら、この辺りでは、機体が今よりも大きく見えるようになるのでは…と密かに期待をしている。

上は、ジェットスター機。眩しい銀色の機体に、鮮やかなオレンジと黒のロゴである。そのせいか、この4枚の中では、いちばん光芒が大きいような気がする。

あと、もう一枚。こちらは、3週間前に撮影した、ある惑星の天体写真である。勿論、太陽系の惑星のひとつなのだけれども、どれなのか、お分かりになりますか?

まあ、これだけ真っ赤っかに写っていたら、バレバレですなw 火星である。火星は、目下のところ地球に大接近中。今月の31日に最接近となるのだ。
まだ最接近には日数があるけれども、夜遅く、東の空に、ひときわ赤く明るいこの星を確認することが出来る。日に日に明るくなってくるのが実に興味深いのである。ちょっと不吉なくらいに…。

あと、この写真、火星の本体が丸く写っていない。左上の辺りがやや欠けて見えるのである。例えば、学校の理科の時間では、外惑星は欠けて見えない、という具合に教わるのだそうである。(僕は、覚えていない…w)
でも、実際には、火星くらいであれば、少し欠けて見えることもあるのだそうだ。実際に、そういった天体写真も存在している。きっと、僕がこの写真を撮ったのも、火星が欠けて見える日だったのだろう。その点でも、上手く撮れてラッキーだったなあと思っている。

さてさて、そんなこんなで、僕にとって今や欠かすことの出来ない、ニコン P900なのだけれども、近頃、後継機の噂が出ては消えしていたのである。
それが遂に、一昨日だっただろうか、ニコンが海外で新機種の発表を行ったというのである。その名も、P1000。その名の通り、正に、これはP900の後継機である。

早速この日、ネット上では情報が駆け巡った。電子機器などのガジェットの情報を扱うサイトでは、翻訳された記事の内容や実機の写真が紹介されていたのである。下は、それらのひとつのスクリーンショット。


(出典:GIZMODO「ニコン『COOLPIX P1000』ハンズオン:125倍ズームとは何ごとか

ふたつカメラが写っている中で、大きい方がP1000で、小さい方がP900である。下も同じ。


(出典:同)

こうして見ると、P900が随分と小振りのカメラに見えるけれども、さにあらず。P900は、パッと見た感じでは、一眼レフに間違えられる程に大きいのである。重さは、約900g。
P1000は、そのP900を遥かに超える大きさがある。ひと回りはゆうに大きいようだ。上のサイトの情報では、重さは、約1.4kgになるようである。だいたい1.5倍増しだろうか。

望遠レンズは、P900の2000mm相当に対して、P1000は3000mm相当である。こちらも、1.5倍増しということか…。デジタルズームを使えば、一度がけで6000mm相当、2度がけでは何と、12000mm相当である。途轍もないw
レンズの明るさは、P900がf6.5に対して、P1000はf8になってしまった。まあ、これはしょうがないのだろうか。実際に撮ってみないと、それがどんな感じになるのか、僕には分からないけれども…。

値段は、999ドル。日本国内では、きっと10万越えコースになるのだろう。P900を4万円弱で買った僕には、ちょっと手が出ないお値段である…。
でもまあ、これだけのスペックがあれば、ジェット機の追っ掛け撮影はまだしも、月や惑星などの天体写真の撮影には威力を発揮しそうである。あと、展望台からの遠景の撮影などなど。

こうして、遂に発表となった、ニコン P1000。強烈な大きさとスペックを誇っている。まあ、僕はと言えば、まずはこのP900を使い倒すことが、何よりも先なんだけれどもね…。

……
今しがた、図書検索アプリをいじっていたところ、この書籍の情報が出てきました。確か、昨日か一昨日は、まだ検索結果に出ていなかったような気が…。もう発売になっていたんですねえ。昨年発売になった第1巻が結構面白かったので、この2の方も是非読んでみようと思います。

森博嗣 著『MORI Magazine 2』
……

1+