このくらいの気温の夏がいちばん丁度いいと思われるような、そんな日だったのだ…

トップの写真は、ただの青空と思うなかれw その中に、軽飛行機が写っているのである…。白い雲を背景に、南西へと真っ直ぐに飛行していた。
このような光景を見ると、何故かふと、宮崎駿の『風立ちぬ』の一場面を思い出す。澄み渡った空間に紙飛行機が飛ぶようなシーンだ。これもそのような、軽やかさと清涼感を感じさせてくれると思う。

ここ数日は、先週などと比較して、日中でも随分と涼しく感じる。…と言っても、30℃前後もあるのだから、そこそこに暑い筈なのだけれども…。ある意味において、慣れとは、恐ろしいものである。
特に、早朝の日の出前後、午前4時台は、かなり涼しい。秋の気候のようにも思える程だ。日の出の時刻も、日に日に遅くなって来ている。1週間前と比較すると、5分くらい後になっていると思う。確実に、季節は巡っているのである。

せっかくだから…と思って、久し振りに、うさぎを外に出して遊ばせた。気温が高くないことに加えて、日差しがだいぶ弱かったからである。これならば、暑さに弱いうさぎにとっても、大丈夫だろう。
その間に僕は、ケージの掃除を行なう。水洗いもやった。この作業も、暫く振りかも知れない。うさぎは、草や空気の匂いをくんくん嗅ぎながら、辺りを跳ね回っていた。

外の空気を吸うのも、ミントなどの(生の)植物の匂いも、うさぎにとっては、久し振りなのだ。どうしても、気温が高い日には外に出してやることが出来なかった。そんな日は、屋内のケージの中の方が安全なのだ。

でも、うちのうさぎは、ケージの中も大好き。外で遊ぶのもまた、とても好きなのである。だから、外遊び終了のときに捕まえられるのをとても嫌がる。外でもっと遊んでいたいからだ。でも、一旦ケージの入り口を目にすると、さっさとその中に帰って行くのであるw

それから、僕は近頃、早朝の仕事と午後遅くからの塾の仕事の合間には、ハンモックで涼むことにしている。ベランダが風の通り道になって、この場所は非常に心地よい。
そんなとき、ふと日よけシートの向こうに、黒っぽい小さな影のようなものを見た。一瞬、何かゴミか、鳥のフンでも付いてしまったのか?と思っていたら、違ったのであるw

蝉だったのだw 先達ては、家の外壁に蝉がとまったことがあった。まさか同じ個体ではないと思うけれども、今度は日よけシートにとまったというわけだ。

翅のシルエットが、如何にも蝉だなあ…。 余りにも長時間、この場所で身動きもせずジッとしていたので、とまったまま死んでしまったのだろうか、と思っていた。
すると、一匹のアシナガバチが近寄ってきた。その蜂は日よけシートの外側をふらふらと飛び、蝉に当たりそうになったのだ。蝉は驚いたのか、ギッと短く鳴きながら突然、飛び去ったのだった…。

当のアシナガバチは、その後、日よけシートの内側に進入した。ハンモックに乗っている僕の、丁度真上である。僕は、また蜂が何処かへ飛んで行ってしまうまで、数分間ずっと目で追っていたのである。そうするしかなかったのだ…。

さてさて、上の写真は、今宵の月。南東の方角に撮った。遠目では、殆ど満月のようにも見える。でも、暦の上での満月は、土曜日だ。従って、写真の月は、十三夜月ということになるだろうか。クレーターがぼこぼことよく見て取れる。
ちなみに、その土曜日の夜明けには皆既月食がある。このブログでも、それについては何度か書いた。僕も、非常に楽しみにしているのだ。しかし、天気が微妙なことになっているようなのである。うーむ、何とか晴れては貰えぬか!? お願い…。

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田川建三博士の『新約聖書 訳と註』の各巻本文部分を抜き出して一冊に纏めた書籍が、発売になりました。判型は、通常版と携帯版の2種類。僕はまだ実物を手にとって見ていないのですが、携帯版は多分、文庫本と同じくらいのサイズだと思われます。そういえば、中学生のときに生まれて初めて買った新約聖書が、文庫本サイズの口語訳でした。本文二段組みで、結構小さい文字で印刷されていたのを覚えています。今回の『新約聖書 本文の訳 携帯版』は、通常版の半分以下というお値段が魅力的ですが、読みやすさの点でさて、どうなのか。目下のところ、両者をいちど見比べてから購入を検討したいと考えています…。

田川建三『新約聖書 本文の訳 携帯版』
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