とうもろこしを、焼いて食す。これは夏の味覚だなあ。うさぎも、皮を食べているのだ…

春は曙、とは言うけれども、夏もまた曙、である。
この季節の強烈な陽射しは、夜明け前から既に始まっている。太陽は、地平線の遥か下から光を強く射ち放ち、灰色の下層雲を緋く炙り出す。地上と雲の隙間は、忽ちの内に黄色く塗り上げられ、南西の方角の雲までもが茜色に染まる。

きのう、午前4時35分。出勤前にニコン P900で一枚撮った。しかし、本当に見事なのは、この直後に変わりゆく光景である。下層雲が、漆黒から太陽の色彩へと、明るく肉感的に次々と塗り替えられていくのだ。
僕は、その有様を毎朝、通勤途上に眺め、その東雲の姿に魅了されるのだけれども、もう写真に撮ることは出来ない。そればっかりは、いつも脳裏に焼き付けるのみなのである…。


朝、うちの周辺で咲く花を、P900のクローズアップモードで撮った。
濃い紫色の朝顔はフェンスの横に、ピンク色の方は、うちの外壁の下に咲いていた。群れて咲く紫の花が、遠目にも鮮やかに見えて、朝の仕事から帰るや否や、カメラを手にして撮ったのだ。

あと、その紫色の朝顔の下に人知れず咲く、ツユクサ。前夜の雨なのか、葉の上に文字通り露を湛えた小さな姿は、いかにも可憐だった…。

僕は、基本的には、夏は好きな季節ではないのだけれども、こうした野の花たちを見ていると、この時季も決して悪くないものだなあ、と思わせられる…。


さて、実家から先達て、果物や野菜が送られて来た。トウモロコシや桃、茄子などなど。トウモロコシは、早速、かみさんが皮を剥いて茹でておいてくれた。
それを、あとで僕が一本、焼きトウモロコシにしてみた。醤油を塗って、焦げ目がつくように網で焼くのである。まるで、お祭りの屋台のような香り。香ばしくて、正に夏の味覚。冷酒と共に頂いた。うーん、これぞ夏の味覚である。美味しいw

トウモロコシの皮は、うさぎの好物なのだそうだ。実やヒゲの部分は食べさせない方が良いらしいけれども、皮は大丈夫だと言う。そこで、皮だけ全部、ハンモックに載せて干しておくことにした。

それから、試しに1〜2枚やってみる。細長い皮を、端からムシャムシャと口に含んでいく。一度に何枚も食べないようなので、おやつとしてたまに与えるのが適しているだろう。

あと、桃の皮も、うさぎの好物なのだそうだ。これも、我々が食べる都度、剥いた皮を天日に干しておくことにした。カラカラに乾いた皮を、うさぎはパリパリと音を立てながらよく食べるのである。
うさぎも、今はこうして夏の味覚を楽しむ。例えば、冬になったら、我々が食べた後の、みかんの皮を貰うことが出来るだろう。季節ごとに食を楽しむ、なかなか優雅で贅沢な暮らしをしているうさぎなのであるw

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先達て、40周年を迎えたサザンオールスターズのベストアルバムを紹介しましたが、YMOも同じく、今年で40周年なのです。そこで登場するのが、これ。テイ・トウワが選曲し、砂原良徳が全曲のリマスタリングを行うという、一種のベストアルバムです。但し、ライディーンやテクノポリスなど、お馴染み(過ぎる)曲は敢えて収録しない、というツウな(!)方針だそう。これは、何だか期待できそうだな…。サザンのときのように、またフラゲで買ってみようかなあ。

Yellow Magic Orchestra『NEUE TANZ』
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