また、懐かしい人との夢の話。あと、弓道教室の第3回目に行ってきたのだけれども…

今朝も夢を見た。僕にとって、懐かしい人が登場したのである。イスラエル人のVさんだ。Vさんとは、仕事で知り合った。僕が会社員だった頃、取引先の社長だったのである。

その当時、僕はイスラエルからある商品の輸入も担当していた。年に数回、20フィートコンテナで一台分の物品を買い付けるのである。先方のカウンターパートは、Rさんという方だった。
VさんとRさんは、1年か2年に一度の割合で来日した。日本のユーザーを訪問したり、商品に関する問題点を我々と相談したりするためである。空港への出迎え及び見送りに行くのも、僕の役目だった。

Vさんとの初対面のとき、僕は彼の風貌に驚いたものだ。鼻が高くて彫りの深い顔に、ツルツルのスキンヘッド。眼光が鋭く光る。例えは非常に古いけれども、海外TVドラマ『刑事コジャック』のようだと思った。でも、僕はその番組を観た記憶がないのだけれども。
まあ何しろ、そんな風にシブい俳優のように見えたのである。それから、握手をしてみると、僕の手を力強くギューッと握りしめてきた。相当の握力の持ち主だ。きっと、この人は前職がモサドのメンバーだったに違いない。冗談ではなく、そう思った。

さて、話は夢の中に戻る。Vさんとはもう、10年振りくらいの再会だ。僕は、これまでと同様に、空港へ出迎えに行く。今回は、僕の会社の社長と一緒である。ふたりで空港のロビーに着いてみると、やはりVさんも、ふたり連れだった。
でも、もうひとりの人は、カウンターパートのRさんではなかった。前任者のBさんでもなかった。全くの新しい人である。早速、挨拶をした。彼は、名前をJさんと言った。若くて気さくな人だった。

空港で暫くお茶でも飲んで談笑した後、では今日は時間が遅いのでホテルに泊まって行きましょう、ということになった。空港の周辺には、旅行客向けのホテルが無数のようにある。その中のひとつに、銘々が一室づつ使って宿泊した。
翌朝、僕は思っていたよりも、起きるのが遅くなってしまった。慌てて着替え、ホテルのロビーへと急ぐ。そこで皆と待ち合わせて、朝食を食べに行くことになっていたのだ。

ロビーでは、僕以外の3人が既に揃っていた。嗚呼お待たせして済みません、では参りましょう…ということで、ホテルの外に出た。歩いて、近くの日本食レストランへ行くのである。
僕はVさんと並んで歩いた。色々話したいことがあったのである。例えば、Vさんの息子さんは今、ニューヨークでジャズミュージシャンをやっている。トロンボーン奏者だ。

息子さんの活動は順調ですか?いつぞやはCDを送って下さって有難うございました。大変に良い音楽でした。なんて言うか、こうスモーキーでね…などと僕は言う。
それから、話は流れて、イスラエルの英語教育についての話題となった。Vさんをはじめ、イスラエルから来る皆さんは英語が非常に達者だ。お国の学校ではいつから英語の勉強を始めるのですか?と僕は訊く。

Vさんは、殆ど間を置かず「6歳から」とだけ答えた。続けて、「通常は6歳。これは私立の場合。でも、早期教育で3歳から、ということもよくある」と付け加えた。
なるほど早いんですね。日本では正式な教科としては13歳からですよ、と言うと、Vさんは「私の国でも、公立では13歳から。でも、これは、どちらかと言うと少数だ」と応えた。つまり、彼の国の子供たちは、日本よりも10年も早く英語を学び始めているのだろう、と僕は考えたのである。
(註:これは、僕の夢の中のやりとりです。会話の内容は、事実でない可能性がありますw)

そうこうするうちに、店に着いた。Jさんと僕の社長は先に到着していて、既に注文を済ませておいてくれたようだ。僕たちが席に着くと早々に、料理が運ばれて来たのである。
まずは普通の白いご飯と味噌汁。他には、お新香や卵どうふ。角皿には刺身のお造りが載っていた。VさんもJさんも、まるで慣れたような手つきで小皿へ醤油を注ぐ。僕の社長の見よう見まねをしているのかも知れない。

僕は彼らとワンテンポ遅れて醤油を手に取った。円錐型のガラス製の容器がテーブルの隅に置いてあったのだ。僕は、刺身の上にジャボッと注ぎ出した。今思うと、このとき何故、小皿を使わなかったのだろうか…?(まあ、夢だからねw)
容器から出たのは、黄色味を帯びた透明の液体だった。醤油ではなく、何と卵どうふのタレだったのである。天井の明かりがよく映えて、その液体は金色に光って流れた。僕は只、それを呆然として見つめ、その瞬間に目が覚めたのである…。


さてさて、土曜日にはまた、弓道教室へ行ってきた。第3回目だ。漸くではあるけれども、徐々にコツというか何かを掴んできたのかなあ、という感触を得たと思う。

いつものように、最初は準備体操。次に、弓を開く型の基本練習を行なった。そして、今回も、30人の受講生が列になって一本ずつ矢を射る。前回同様、全部で5回廻れた。
僕は今回、的が置いてある安土に矢が刺さったのは一度だけ。あとは、途中の地面に刺さった。でも、だいぶ要領は分かってきたので、上手く的に刺さるのもそう遠い日ではない筈だ(…と、思いたいw)。

弓道教室の終了後、図書館に立ち寄ったら、そこに何と弓道の古い教則ビデオが置いてあった。その名も『弓道講座』全4巻。1989年の制作だ。
僕の部屋には、先達て引っ張り出してきたVHSのビデオデッキがある。早速、借りて持ち帰った。観てみると、これが結構良いのである。入門書を読むよりも遥かに分かりやすいのだ。

どうやら、この教則ビデオはDVD化されて(やはり全4巻)、全日本弓道連盟から発売されているらしい。そのお値段は一巻あたり4000〜5000円。
こうして、只で観られて、何だか得した気分だw 弓道教室の復習用に、じっくり観て第4回目の講座に備えておこうと思う。

……
僕はSNSで、あの天才鬼才指揮者のテオドール・クルレンツィスをフォローしている。先日、coming soonということで、クルレンツィスが次回作のジャケットを公開していた。マーラーの第6番である。オケは勿論、手兵のムジカエテルナだ。発売は、来月の中旬頃らしい(国内盤は、来月の月末の予定)。これは実に楽しみ。早速、この曲を聴いて予習しておこうか…。事前に他の指揮者(名指揮者の名演奏であれば尚更良い)での演奏をよく聴いておくと、クルレンツィスの演奏を聴いたときの衝撃が、いや増すからであるw

『Mahler: Symphony No. 6』
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