少し季節外れの(?)花火大会を観た。至近からの大迫力と重低音の鑑賞だったのだ…

先達ての週末も、弓道の練習に行ってきた。今回は第6回目。

前回と同じく、二本の矢を持って射る。その前に、いつも通り、準備体操と弓の素引き(矢を持たずに弓を引く練習)を行った。僕が借りている弓は、弦を引っ張るときの力が12kgのもの。
これは、男性の初心者用としては普通の重さらしい。でも、この弓道教室に通い始めたばかりの先月初めは、引っ張るときに腕が震え、どうにか弓を開いている状態だった。でも、今はもう、スッと引くことが出来る。

人間って、何にでも慣れてしまうものだなあ…と思う。その内、12kgが軽く感じられて、開くのがもっと重い弓を使いたくなるのかも知れない。それはそれで、進歩なのだろう。

さて、今回の講座では、前回と同じく一回につき二本射り、全部で4周出来た。あと、最後(5周目)は、時間の都合で一本だけ。このようにして、合計で9本射ることが出来たのである。
結論から言うと、今回も的に命中しなかった。なかなか難しいものである…。でも、この弓道会の長老のような大先生のアシストと指導で弓を開いたときには、的のすぐ真下に刺さるところまで行った。実に惜しかった。

そこで、大先生は、「ほら。そうやれば良いんだよー」と破顔一笑し、僕の肩をポンポンと叩いて言ってくれた。如何にも、武道この道ウン十年という感じの、一見コワそうな先生だったのである。
そんな大先生から直接ご指導いただき、既(すんで)のところまで当てることが出来たのだ。流石、この方は教え方が一味違うものだなあ…と感じ入ってしまった。僕も曲がりなりにも教えることで禄を食んでいるので、尚更そう思ったのである。

あとは、的の横に立て掛けてある畳に刺さったり、いつものように安土に当たったり、などなど。畳に刺さるときには、余程に勢いがあったのか、ズボッ!という音が聞こえた。
どうやら、今回も、矢飛びは良かったようだ、と自己評価している。やはり、弓を開くときに余裕が出て来たのだろう。あとは、狙い通りに当てることである。この講座はあと2回を残すのみ。引き続き、精進しよう。

さて、この日は、ちょっと季節外れの花火大会があった。これは市が主催して、5年ごとに行っているらしい。場所は、弓道教室が行われている総合体育館から、自転車で更に10分ほどの大きな公園の中だ。
弓道は、その日の午前中で、花火大会は勿論、夜。つまり僕は、同じ道のりを一日の内に2往復したのだった。片道で40〜50分の距離である。ちょっと疲れたw

でも、この花火大会、市長が結構力を入れているようで、実に壮麗なものとなった。この市では毎年夏にも花火大会が開催されているけれども、それとはちょっと規模が違う感じがしたのである。
夏の花火大会はいつも1時間で終わるので、今回も同じ長さだろうと思っていた。でも、午後6時35分過ぎに始まり、前後半に分けて、全部で1時間半くらいもやったのである。大サービスの大花火大会だったのだw

今回、僕はひとりで行ってきた。息子は高校で模試があり、娘はテスト前につきワークブックを片付ける課題があった。かみさんは子供たちのご飯の用意など…という訳で、他の皆んなは行かれなかったのだ。
そんな訳で、僕ひとりが、豪華な花火大会を楽しんできてしまった。まあ、きっと5年後にも開催されるだろう。そのときには、皆んなで揃ってまた見に行こうと思っている。

…という訳で、僕はニコン P900と三脚、それからLED28球の懐中電灯を携え、遠路遥々と出掛けて行った。会場付近の土地勘は余りない。よって、途中からは、人の波(他の自転車の列)に従って走った。
すると、会場から歩いて10分ほど離れた道路上が、臨時の駐輪場になっていたのである。そこに自転車を停めて、歩く歩く。土手を超えて会場内に入ると、公園が大変に大きいため、大勢の観衆は上手い具合に散らばっていた。

僕は、適当な大木の根元に腰掛けて三脚を広げた。そこにP900を据える。実は、この時点でもう、花火は上がり始めていたのである。この場所ならば良く見えるだろうな、と思って陣取ったのだった。

でも、花火は意外と、右から左から、広範囲な場所から打ち上げられていた。でも、音が1秒弱遅れて聞こえて来るので、打ち上げ地点からは多分300m以内の、比較的至近距離である。ドン!パン!という重低音が、腹の奥まで伝わって来る…。
上の写真は、ヒュルヒュルーと花火の玉が上昇しているところ。もう既に一部が木の陰になっているw でも、移動しようにも、花火がジャンジャンと打ち上げられるので、前半が終わるまで、この場所で撮り続けることにした。

さて、今年の夏の花火大会では、ニコン P900を打ち上げ花火撮影モードにして撮った(以前の花火大会の投稿は、こちら)。この撮影モードはとても便利なのだけれども、シャッタースピードが4秒固定なのである。
従って、出来上がる写真がどれも、同じ表情になりやすい。具体的に言うと、花火の飛び散る火の粉の長さが、いずれも殆ど一緒になるのだ。あと、5〜6秒おきにシャッターを押し続けるというのが、何とも忙しいw

よって、今回は、P900の打ち上げ花火撮影モードだけでなく、ユーザー設定モードも使って、自分でシャッタースピードを4〜15秒の範囲で適宜変えながら撮影してみた。(絞りは、打ち上げ花火撮影モードと同じく、F8.0にしておいた)
だから、空中の火の粉の長さが写真によって其々異なって見える。それが長く写っている写真もあれば、短い写真もあるというわけだ。今回の撮影では、そんな試みも行ってみたのである。

しかしながら、花火の種類によっては、シャッターを長く開けていると露出オーバー気味になってしまうもの(即ち、4〜8秒くらいが最適)もあったり、10秒以上シャッターを開いた方が綺麗に写るものがあったりと、全く一様ではなかった。
一方で、次にどんな花火が上がるのかということは事前に分からないので、結局、出たとこ勝負の撮影になるのだ。今回の花火大会の撮影でそのことがよく実感できた。つまり、花火を撮るのは、実に難しいのであるw

この晩は、120枚程の写真と、ラストの2分をムービーで撮影して来た。ムービーは既にYouTubeにアップしてあるので(限定公開の設定)、回を改めてこのブログに貼ってみたいと思う。
あと、120枚の写真は、厳選して30枚に絞った。上の写真は、その30枚の内の5枚である。あとの25枚も、次回以降順次、載せていきたい。中には、画角に収まりきらない程に大きく写ったものもある。乞うご期待を。(この項、次回につづく

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週末に観始めたDVD。図書館で偶々見つけて借りた。3時間以上もある映画なので、途中のインターミッションまで取り敢えず観た。流石の、熊井啓監督、実に重厚な作品に仕上がっていると思う。ちなみに、熊井監督は僕の受験英語の恩師の同級生なのだ(それに関しての投稿は、こちら)。北アルプスの深い谷間に造られた黒四ダムは、僕はまだ訪れたことがないけれども、実際に行ったことがある母の話では、物凄い景色だったらしい。いつか、是非とも見に行ってみたいものである…。

『黒部の太陽』(Amazon Prime Video)
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