世界最速速報(?)YMO結成40周年記念コンピレーション『NEUE TANZ』を開封なのだ…

僕は、以前からずっと書いてきたように、坂本龍一キョージュのファンである。彼此、35年くらいになるだろうか。

その切っ掛けは勿論、YMOだった。中学生のとき、転校生のN君が学校にカセットテープを持って来た。放課後、英語の授業で使ったラジカセで音楽を聴くためである。クラスメイト3人くらいで集まっていた。
そこで耳についたのは、先進的な電子音。僕はまだ、シンセサイザーという言葉を知らなかった。家にあるエポック社のLEDゲーム機のピコピコ、ブーブーといったような電気的なサウンドとは異なる、実に多様な音色がそこにあった。

特に印象に残ったのは、やはり『ライディーン』や『テクノポリス』といったキャッチーな楽曲だった。何せ、中学生であるw 先ずは、分かりやすいものに惹かれたという訳だ。僕は、N君から後日、LPを借りた。
『x∞MULTIPLIES』というアルバムだった。その中に、上の2曲が含まれていたのである。早速、家でカセットテープにダビングした。こうして、僕のYMO歴は始まったのだった。

そのダビングしたカセットテープは、今でも自室にあるアイワのミニコンポ風ラジカセで、それこそ擦り切れるように聴いた。それから程なくして、YMOは散開(つまり、解散)を表明したのである。
だから、僕はYMOエイジとしては、結構遅い方だったのかも知れない。記憶する限り、リアルタイムでYMOの姿をTVで観たのは、NHKで放映された、日本武道館の散開ライブだけだったと思う。

以降、NHK-FMでエアチェックした散開ライブのカセットテープを、これまた毎晩繰り返し聴き、実質的なラストアルバムとなった『サーヴィス』の黄色いLPを何度も聴いた。
そして、遡るようにして、YMOの過去のアルバムを辿って聴いた。並行して、3人の中で特に気に入ったメンバーである、坂本龍一キョージュのソロ作品も聴いていった。『音楽図鑑』や『未来派野郎』などなどである。

まあ、そんな風にして、N君を通じて、先ずはYMOの存在を知り、そこからキョージュの方へと分岐して流れて行った。これが僕の、非常に大雑把な遍歴だ。

さて、本日、発売日より1日早く、YMO結成40周年記念コンピレーションアルバムである、『NEUE TANZ』(ノイエ・タンツ、新舞踊の意)が届いた。流石のタワレコ、発送がいつもながらお早いのである。実に、有難いことだ。
早速、いつもの様に開封の儀をば…。下の様な、タワーレコードの細長い段ポール箱で郵送されて来た。ちなみに、僕の家にはお昼頃、郵便受けに入れられていたのだ。

箱を開けて、中身を取り出した。CDと領収証が入っている。CDは、下の様な感じ。シュリンクラップではなく、CDケースサイズのナイロン袋に入っていた。そこは何か、輸入盤のような雰囲気だw

(おもて面)

(うら面)

下は、帯のクローズアップ。テイ・トウワ氏が選曲監修(キュレーション)を行い、砂原良徳氏(まりん)がリマスタリングを行なった。まりんは、「カルトQ」というクイズ番組のYMO特集で優勝したという伝説の、YMOフリークだ。(僕は当時、リアルタイムでこの番組を見ていた)


(帯に小さく書かれた「YMOのレコードありますか?」「ハイ。」こういった細かいギミックが良いなあ…。「まさか!」なんてねw)

僕が購入したのは、初回限定の紙ジャケット仕様。ナイロン袋を開けて、ジャケットから内容物を取り出してみる。下が、その全て。黄色いCDの他には、歌詞が書かれたブックレットが入っていた。他には、何と特製ステッカーが付属していたのである。この様なオマケも嬉しいw

CDを、リビングにあるA&Dのフルコンポでかけてみる。一曲目は、嘗てカセットブックに収録されていた『開け心-磁性紀-』という曲である。「デデデッデデ…」というシーケンスパターンから始まる。
僕は、このイントロを聴いた瞬間、「おおーっ」と(小声で)叫んでいた。音響に、懐の深い奥行きが感じられる。また、想像していたよりも音が鮮明なのである。何というべきか、デジタルリマスターされた往年の名画をBlu-rayで観たときの様な、クリア感だ。

具体的に言うと、例えば、バスドラなどの低音が一層ドスドスと鳴り、ハイハットや高音シーケンスの倍音がより明確に聞こえて来る。僕は、アンプの、やや上げ気味に過ぎていたバスとトレブルのつまみをひと目盛り絞った。
曲目は、下の通り。『ライディーン』や『テクノポリス』、『君に胸キュン』等の様な超有名曲は敢えて選ばれていない。実に、ツウな選曲となっているのである。しかし、勿論、聞き応えは十分にあるのだ。

(曲目リスト部分)

(クレジット部分)

いま、こうして投稿文を書いている内に、最後まで聴き終わった。早速、2周目を(今度はCDラジカセで)聴いているw いやあ、これは何度聴いても良いものだ…。勿論、YMOだからと言うこともあるけれども、曲順もリマスターも実に聴きやすいのである。
はっきり言って、これは「買い」だと思う。今回は取り急ぎステレオ装置で聴いたけれども、後日改めてサラウンド(ドルビーサラウンド)を通して聴いてみたいと思っている。どんな響きになるのか、ちょっと楽しみだ。(追記:次回の投稿でも、レビューを少し書きました)


さてさて、前回の投稿で、週末に開催された大花火大会の写真を載せた。まだまだあるので、今回もまた掲載したいと思う。どうぞ、お楽しみ下さい…。

この日、上空では少し風が吹いていたのか、上の様に花火がやや左に流されることが多かった。でも、観覧会場で観ている分には、その様なことは感じなかった。只々、僕は至近距離の大迫力を堪能していたのだ…。

帰宅してから、息子に上の写真を見せたところ、「スイカが並んでいるみたい」と言っていた。なるほど、そう言われると、スイカの皮と中身に見えてくる…w

上の様な、白っぽい火の粉が飛び散るタイプの花火は、シャッタースピードを長く設定して撮ると、写真が露出オーバー気味となり白飛びしやすかった。これは、その中でも割と上手く撮れた方だと思う。

打ち上げ花火は、基本的には、ずっと真正面に上がっていたのだけれども、時折、かなり右の方で上がることもあった。そのため、上の様に木の陰に掛かってしまうこともあったのである。従って、前回も書いた通り、前半終了後に場所を変えたのだ。

上は、花火が開いた後、残りの紅い光芒がハラハラと落ちた場面。この様に、星の形に輝きながら消えて行ったのだ。今回の花火大会は、特に後半で、夜空の半分が花火で埋め尽くされる様な至近から観ていたので、細かい部分まで鑑賞できて実に良かったと思う。

さて、次回以降も、大花火大会の写真はまだまだ続きますので、どうぞお楽しみに…。
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YMO結成40周年記念コンピレーションアルバム『NEUE TANZ』。長年のYMOファンも、そうでない方も、是非一度聴いてみて下さい。21世紀に用意された、YMOの楽曲群。きっと、何かお感じになることがあるだろうと思います…。

YMO『NEUE TANZ』
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