空を飛ぶもの浮かぶものは何であれ、みんな美しい。あと、鬼才天才指揮者のテオドール・クルレンツィスの新作を一部試聴したのだ…

トップの写真は、先週だっただろうか、秋晴れの日に撮った自衛隊のヘリコプター。白い雲を背景に、シルエットが良く映えていると思う。防人の勇姿である。

下は、自衛隊ではないけれども、うちの真上を飛行していった、(多分)民間のヘリコプターである。昔のヘリのように尾が細く、小型に見える。フライトレーダー24に詳しい情報が表示されなかったので、機種や所属は不明だ。

それから、下は自衛隊の二機編隊のヘリ。ニコン P900のレンズを向け、左から右に追いかけるようにして撮った。この二機のヘリは、トップの写真のヘリとは機種が違う。これらは、きっとAH-64D アパッチ・ロングボウという攻撃ヘリなのだと思う。

この機種のヘリについては、昨年の投稿でも写真を載せた。但し、そのときは一機だったのである。この機種が二機編隊でうちの間近を飛行するのは、僕にとってはかなり珍しい。ちょっとコーフンしてしまったのだった…。

そうそう、自衛隊のヘリコプターと言えば、先達て、航空自衛隊の観閲飛行が行なわれたのである。ヘリコプターだけでなく、自衛隊の他の航空機もこの近辺を飛行した筈だ。
でも、生憎と、僕が飛行に気付いたのはヘリコプターだけだった。ヘリは比較的時間をかけて空を横切っていく上に、エンジンなどの音が低音でよく響くからである。

上の写真も下の写真も、遥か数十kmむこうを飛行しているところである。上は、これもアパッチ・ロングボウだろう。何と、五機編隊という大盤振る舞いだ。流石、観閲飛行である。

それから、1分と経たない内に見えてきたのは輸送ヘリだ。これまた、五機編隊の大盤振る舞いである。写真を載せる度についつい、書いてしまうけれども、僕はこの輸送ヘリに体験搭乗したことがあるのだw そんな、思い出のヘリコプターでもある。

…と、そんなわけで、最近撮影したヘリコプターの写真を少し蔵出ししてみました。


さて、下の写真は、昨夜の月。午後10時過ぎ頃に撮った。

一見して満月に見えるけれども、さにあらず。この日、SNSにアップされた、CGクリエイターのKAGAYAさんからの情報によると、満月になるのは、この夜の午前1時45分とのこと。
従って、上の写真の月は、満月になる3時間半ほど前の姿だということになるのだ。なるほど、よくよく見ると、月面の向かって右側はつるりと丸いけれども、左側は闇との際の辺りにクレーターが若干デコボコとしている。

上の写真は、向かって左上部分を更にズームして撮ったもの。クレーターでデコボコになっているのがお分りいただけるだろうか。つまり、この月はまだ、ほんの少しだけ左側が欠けていたというわけなのだ。KAGAYAさんの仰る通りなのである。

こんな風にしてじっと観察しながら撮影していたら、やおら薄雲が出てきた。次第に暈が掛かり、ぼんやりとした月になってしまったのである…。

それから、翌朝の午前4時頃、仕事場へ向かうために自転車に乗って走っていたところ、西の空にこの月が黄色く傾いているのを見た。夜中の間に雲がすっかり晴れたようである。
そのときは既に、満月きっかりの時刻から3時間弱が経過していた。ひょっとすると、今度は向かって右側が欠け始めていたのかも知れない、と思った。しかし、通勤途上につき時間がなかったので、そこまでの観察は出来なかったのである…。


さて、以前の投稿で取り上げたことのある、鬼才天才指揮者のテオドール・クルレンツィスだけれども、新作の『マーラー:交響曲第6番 「悲劇的」』の発売日が迫っている。

発売前に、何とか音の一端だけでも聴くことは出来ぬだろうか…と思っていたところ、先程、SNSにてテオドール・クルレンツィスご自身が、発売元のソニークラシカルのエントリをシェアしているのを見つけたのである。


(Facebook「Teodor Currentzis」からのスクリーンショット)

そこでシェアされていた動画で、20秒弱だけ試聴することが出来た。いやあ、このアーティキュレーション、このダイナミクス、符割に対するこの独特のリズム感。
これぞ、クルレンツィスだなあ…。あの衝撃的な『悲愴』(チャイコフスキーの交響曲第6番、このページ内の【おすすめCD】をご参照)の演奏を何処か彷彿とさせる。これは期待が膨らむぞ…と、ワクワクしてしまったのであるw

あとで更に、約3分半も聴くことの出来る試聴動画をYouTubeで見つけた。いやあ、3分聴いただけでもう、お腹いっぱいになりそうな迫力w 楽器の音が真に迫って来るようなレコーディングとトラックダウンもまた健在のようである。素晴らしい。

このCDの輸入盤は、今週の金曜日(つまり、あした)の発売だそうだ。でも、僕はまた、クルレンツィスが英語で書いた手記と、そこに付せられたちょっと(小声で)ダメなw日本語訳とを見比べて、僕なりに訳文を部分的に書き直してみるのを、今からとても楽しみにしているのだ。
この部分訳の作業は、『悲愴』でもやってみた。そして、その私訳をこのブログに載せたのだった。従って、僕は、来月初め頃になるであろう国内盤の発売を待つつもりだ。だから、もうちょっとの辛抱なのである。実に、待ち遠しい…。

……
下は、そのマーラー『交響曲第6番「悲劇的」』の国内盤。この発売日は目下のところ、11月7日となっています。僕の記憶では確か、当初の予定では、輸入盤は今月のはじめに発売され、国内盤は下旬くらいだった筈。理由は分かりませんが、2週間ほど延びたのです。もしかすると、いつもスタジオワークで格別の拘りを見せるクルレンツィスが、またしても作業にたっぷりの時間をかけた結果なのかも知れません…。そう考えると、尚のこと楽しみになってきます。

テオドール・クルレンツィス『マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」』
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