週末に、大学入試センター試験が無事終わった。さて、うちの息子の出来栄えは如何に?なのだ…

先達ての土日は、センター試験の日であった。息子は志望が国立大学理系なので、社会科に関しては1科目だけの受験だ。従って、土曜日は2コマ目からのスタートだった。朝は割とのんびりと家を出発して、電車で出掛けて行ったのである。

息子のセンター試験の会場は、何と僕が卒業した大学なのだ。そこに何か奇妙な縁を感じてしまう…とは言っても、僕が行ったことのないキャンパスなのだけれどもw
センター試験が終わり次第早速、自己採点を行なって、幾つか考えている中から受験する大学を絞り込む。そして、出願の手続きを滞りなく行わなければならない。場合によっては、僕の実家の方までの遠征もあり得る。また、暫く慌ただしくなりそうだ…。


そして、翌日の日曜日。息子は、この日もセンター試験に行った。理科の基礎科目は受験しないので、この日もまた2コマ目からのスタートである。何かと、国立理系を志望している受験生にやさしい時間割なのかも知れないw

土曜日の夜、息子は、たこ焼きを土産に意気揚々と帰宅した。割と手応えがあったのかも知れない。本当のところは、よく分からないけれども…。
ネット上では、夜遅くに早速、大手予備校などが解答速報を発表したようなので、「1日目の分だけでも丸つけしてみる?」と僕が訊くも、息子は嫌がっていた。

まあ、確かに、2日目の試験が終わった後に纏めて点数が分かった方が、精神衛生には良いかもw だから、そのパンドラの箱を開けるのは、日曜日の夜のお楽しみ(?)なのである…。


さて、日曜日の夜。やれやれ、ひと安心だろうか…。息子のセンター試験が漸く終わり、取り敢えず点数を出してみたのである。息子は、2日目の帰りの電車の中で、スマホでネットの解答速報を見ながら、もう自己採点を始めていたらしい。
帰宅してからは、数学と理科(それぞれ2科目)のそれを残すのみとなっていたのである。リビングのこたつで、家族皆んなが注視する中、息子は黙々と青ペンで印をつけていった。

するとどうであろう、数学IAがいちばん出来ていた。100点満点中の95点だ。先週などは、勉強しているときに「数学は試験で絶対、時間が足りなくなるー。もう公式が覚えきれないー」なんて言っていたのだけれども、蓋を開けてみればこの出来栄えなのである。
数学は元来(中学生の頃からずっと)得意教科だったとは言え、これはよく頑張ったと思う。残る理系科目の数IIBや物理・化学も、8割を超える出来だ。まずまずである。

さて、一方の文系科目。社会は事前に予定していた通りの点数だった。余り高得点ではないのだけれども、まあそこは精確なものだなあw あと、国語は特に、現代文との相性がかなり良かったらしく、7割以上(現代文だけでは8割以上)も得点することが出来た。
これは国語が苦手だった(…これも中学生の頃からずっと)息子にとって、予想外の大きな収穫だ。それよりもっと苦手としている英語は、もう笑っちゃうような点数なのだけれども、他教科の足を引っ張るのだけはどうにか免れた。僕のお正月特訓のお陰なのかもw

それで、全科目の合計では、前もって目標にしていた点数をクリアしたのである。これには、家族皆んなで安堵した…。
ほんの十数点だけなのだけれども、それを上回ることが出来たというわけだ。英語で例えれば、3〜5問分くらいの点数だろう。やっぱり、僕の特訓が功を奏したのだろうか?…と自画自賛でもしておこうw

そんな訳で、第1志望にしている国立大学を受験する道筋が確保できた。あしたからは、その大学の二次試験の過去問を只管にやる日々が約1ヶ月続く。英語の試験もあるので(…その大学では配点が結構低いけれども)、また僕が対策を考えてよく指南してやろうと思う。
それから、滑り止めとして、この地元や僕の実家の方にある大学も視野に入れる。私立大学も、ひとつくらいは受けておこうか。私立理系は学費が高過ぎるので、余り眼中にないのだけれども、各生徒の合格実績を期待している高校の手前もあることだし…。

まあ、何にせよ、ひとつ目の目標がクリア出来たので良かったと思う。実は、センター試験のこの目標点数は、僕が息子に1年半くらい前に提示しておいたものなのだ。合計点数だけでなく、内訳として各科目の目標点数も併せて、僕は提示したのである。
その当時、息子は「そんな点数、無理無理、取れないー」と言っていた。でも僕は、そんな息子に「大丈夫、取れる取れる」と言い続けてきた。そして、実際にちゃーんと取ることが出来たのだ。

目標はこのように数字で綿密に予め定めておいて、それに向かって着実に進むことがいちばん大切だと思う。今回、息子がそれを分かってくれれば良いと感じている…。


さてさて、上の月の写真は、きのうの日没後に撮ったもの。丁度、東の空にやや高く昇って来たところだった。

上空の大気が余程乱れていたのか、ニコン P900の望遠で覗くと、この月の円い輪郭が陽炎のようにゆらゆらとして見えた。上の写真でも、円弧がギザギザとしているのが見て取れるだろうと思う。
今晩は満月だ。よく見ると上の写真では、左下がまだ少し陰になって欠けている。そんな訳で、これは「小望月」と言う。「望月(満月)の前日の月」という意味なのである。

そう言えば、日曜日は大寒だった。でも、そんな名とは裏腹に、割と暖かな日だったと思う。穏やかな一日であった…。

……

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