小澤征爾のワーナー・クラシックス、25枚組CDボックスを買ったのだ…

トップの写真は、ゆうべの月。半月だった前の晩よりも、やや膨らんで来ている。そのときと同様、ホワイトバランスを晴天に設定して2枚を撮影。それから、フォトレタッチアプリ「Snapseed」のパレットで、「ファインアート」を選んで少々加工。

すると、何とも幽玄な感じの写真になったように思う。闇夜にぼーっと浮かぶイメージであるw 全体的には像がクッキリとしつつも、白黒の精緻なデッサン画のような質感が面白い。
上の、目一杯ズームした写真では、山脈や大きなクレーターが幾つも写っている。アペニン山脈、そしてコペルニクスやアルキメデスという名のクレーターなどなど。灰色の地表に落ちる山脈やクレーターの黒い影が、実にリアルだと思う…。

きのうは昼ごはんに、息子とふたりでラーメンを食べに行った。息子がおすすめする家系ラーメン屋である。僕は、年に1〜2度くらいしかラーメンを食べに出ないけれども、息子が連れて行ってくれる(ふたりとも自転車で)と言うのでついて行ったのだ。
そんな訳なので、僕は「家系」が何を意味するのかということも知らない。息子に訊くと、「○○家というのがあって云々」と説明してくれた。そこで僕が「嗚呼、牛丼で言えば吉野家みたいの?」と言うも、「ちょっと違う」とw

ラーメンでも焼き鳥でも何でも、塩味が好きな息子は普通の塩ラーメン、僕は醤油味のネギラーメンを注文した。いずれも並サイズで。麺が硬めとか細かい設定も可能らしい。その辺りは、息子と全く同じにしておいた。
実際に食べてみると、とても味の濃いコッテリのラーメンである。てんこ盛りのネギが辛くて美味しかった。大きいサイズにしなくて良かったと思うくらいに、十分満腹になったのである。たまには、こうして外で食べるラーメンも良いものかも知れないと思う。


さて、先日、小澤征爾の輸入盤CDボックスを買った。ワーナー・クラシックスの全録音、25枚組の限定盤だそうである。

最初はSNSで、ドイツ・グラモフォンの50枚CDボックスが新発売される宣伝を見たのだけれども、それは13000円くらいでやや高価に感じたのだった。そこで、もう少し別なものはないのかな…とAmazonで見つけたのがこのワーナーのCDボックスだ。
お値段は、新品であるにも拘らず、何と3500円だったのである。1枚あたりで言えば140円。もう、CD1〜2枚分の金額で25枚も入っているようなものだw


(右上の白っぽい方が、そのCDボックス)

録音は、1969年から1998年まで色々。作曲家も曲目もオケも様々だけれども、僕が(一部を除いて)今は余り聴く趣味のない古典派の曲がないことが購入の決め手になった。それよりも好きな、ロシアやフランスの近代が多いのが嬉しいw
下は、ボックス裏面に印刷されている、曲目のリスト。その上の部分には英語で、「19世紀と20世紀の大きなスケールによる管弦楽作品に重きを置いた」という旨が書かれている。

以前、『小澤征爾の80曲。』という、デッカから発売された80歳記念のCD5枚組コンピレーション盤(上の写真の赤い方)を購入して、今でもたまに聴いている。
それを聴いて感じるのは、小澤征爾の演奏というのは、日本人らしい繊細さと、世界を渡り歩いてきた豊富な経験に裏打ちされたダイナミクスとを併せ持った音を奏でているということなのだ。それが実に、心地良い。

上は、シュリンクを破いて、ボックスを開封したところ。英仏独で書かれた解説の冊子が付属している。小澤征爾の経歴についてが主な内容。特に冒頭では、小澤征爾が如何に異国情緒的であるかということが、くどいくらいに述べられていたw

上の写真は、CDを1枚取り出してみたところ。例えば、以前購入したカラヤンのCDボックス(ドイツ・グラモフォン)では、CDのレーベル面がレコード風に印刷されていたものだけれども、ワーナー・クラシックスはシンプルに白地のみ。これもまたお洒落。

それから、Amazonのレビューに「サン=サーンスの交響曲第3番のジャケットで、『3』だけが印刷されていなかった」と、随分お怒りの(苦笑)様子で書かれている方がおられた。
さて僕のはどうだろう?と見てみると、上のように、やはり印刷が「No.」までとなっていて「3」が抜けているw 当該レビューの方と同じロットの製品のようだ。まあ、僕は別に目くじらを立てないけどね…w これはかえって面白いと思うくらいなのである。

約1年前に『小澤征爾の80曲。』を買った後、次に小澤征爾のCDを買うときにもまたなるべく廉価でたくさん聴けるものを、と望んでいたので、今回のこのCDボックスを見つけたときには僥倖に浸る思いだった。
何せ、Amazonで最後のひとつの在庫だったのだw ネット通販の中ではAmazonが最安値だったから、実にラッキーな買い物だった。このCDも長く愛聴しようと思っている。

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そんな訳で、最後のひとつは僕が買ってしまいましたけれども、Amazonでは引き続きマーケットプレイスの商品を販売中です。投稿現在では、4500円くらい。1000円ほど値段が上がってしまいましたが、それでもまだまだお買い得のCDボックスなのでは。近代の管弦楽作品や小澤征爾のファンの方は、どうぞお見逃しなく…。

『Seiji Ozawa: The Complete Warner Recordings』(Box set, Import)
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