大学の入学式に、はるばる参列して来たのだ…

僕は今朝、いつものように午前4時過ぎに起きた。但し、早朝の仕事に行くためではない。コーヒを飲んで、ロールケーキなどをちょっと摘んだあと、5時頃に出発。高速道路をひとり愛車で駆った。

本日は、息子の大学の入学式の日なのだ。故郷の街へ向かう。車で行けば、3時間は掛かるだろうと思っていた。しかし、途中一回のトイレ休憩を挟んで、午前8時前には会場に着いたのである。
広大な駐車場には、既に車がチラホラ。開場の時刻まで、まだ1時間以上ある。ニコン P900を携えながら、周囲を散策して過ごした。梅だろうか、花を見つけた。開きかけている蕾もあった。

開場の30分前くらいになると、入り口には人だかりが出来た。スーツ姿の新入生や父母たちが大勢。係員の人が拡声器で、「開場まであともう少しお待ち下さい」と何度も呼び掛けている。
ふと、ヘリコプターの音に気づき、上空を見遣ると旋回中の機体を見つけた。この真上を飛んでいる。何だろう。地元のTV局か新聞社が、この大学の入学式の様子を取材に来たのだろうか?よく分からない…。

さて、時刻が来て開場となった。皆んな、幾分早足でロビーに雪崩れ込む。新入生は一階、保護者の席は二階である。入学者は、学部生だけで2000人余り、あと院生が数百人。一階席は忽ちのうちにスーツ姿の学生で埋め尽くされた。
僕の息子は今朝、僕の実家から会場入りする筈である。先月末からもう、その家で生活を始めているのだ。はて、息子は何処にいるのやら、これだけいるとさっぱり分からないように思えた…。

入学式は、学生オーケストラの奏する音楽と共に厳粛に進む。このオケは、思っていたよりもずっとしっかりとした演奏だ。来月の定期演奏会は期待できそうだ。やっぱり聴きに来ようかな…。

さて、入学式も終わらんとする頃、ふと一階席の後ろ中程をニコン P900の望遠で覗くと、とうとう見つけたのである。息子の顔だったw ホントに、このカメラのズーム性能は凄い。点々のように小さく見える顔の集まりから、目当てのひとつを見つけられるのだから。
それから、式が終了後は、階下で退場する息子と歩調を合わせるようにして、僕も二階席から会場の外へ出た。しかし、会場外も猛烈な人の波である。皆んな、スマホで誰かと居場所を言い合っている。そうでなければ、こりゃ迷子であるw

生憎と、僕はケータイもスマホも所有していない。自力で、この人波の中から息子を捜しださねば…。こんなことなら、事前にミーティングポイントを設定しておくんだったよ。
でも、歩き回っている内に、草叢で佇んでいる息子を見つけた。何だか、ちょっと疲れた様子だ。そして、あとから来たかみさんとも落ち合うことが出来た。

その後、3人で学食に行って昼食を摂った。僕は、煮干しスープのラーメンである。結構濃厚なスープが美味しゅうございました。これで、確か490円くらい。隣に置いてあるジュースは100円(税抜きで)。

午後からは、入学生と保護者が別々になって、それぞれ学部の説明会。息子とは一旦、ここでお別れ。保護者向けには、主に大学院への進学に関してのお話だった。
入学早々に気が早いなあ、という感じだけれども、理系はやっぱり院まで行かないと…とは僕も普段考えていることなので、興味深く拝聴したのである。

今夜、僕は実家に泊まって、明日うちに帰る。夜から塾の仕事があるからだ(ちなみに、今夜の仕事は休ませて貰った)。嗚呼、明日も忙しくなりそうだなw

……

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