猛暑の空に、セミは鳴き、飛行機は飛んでいくのさ、何処までも…

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暑い日が続いている。早朝は既に、生ぬるい空気に覆われ、爽やかさの一片もないようだ。日の出ののちには、肌に刺すような陽射しが(いやこれはもう陽しと言うべきか)我々を貫いていくのだ。夏とは斯様に、過酷な季節である…。

日中は青空から、突然のように鈍色の雲が現れ、強い雨が降り始める。事前通告一切なしの通り雨なので、たまたま自転車に乗っていた人などは慌てて先を急ぐことになってしまう。10分も経てばそれは止み、代わりに雲からは、咆哮のような雷が代わりに鳴るのだ。
その間にも、蝉は思い思いの鳴き声を発し続けていた。ジーという持続的なものや、ミンミンやジンジンを断続的に繰り返すものなど、種類は其々である。僕が聴いて唯一ほっとする蝉の声は、ヒグラシのカナカナ…というものだろうか。早朝に耳にすることもある。


トップの写真は、先日うちの真上を通過して行った軽飛行機。セスナの208Bという機種だ。胴がやや長く、乗客が14人乗りであるらしい。下は、「フライトレーダー24」からのスクリーンショットである。

「JA282J」というレジ番と「First Flying」という社名と思しき名称が、写真の中の機体とその上の欄外に記されている。ところが…である。トップの写真をよく見ると、JA282Jは主翼に書かれているけれども、First Flyingという赤いロゴがどうも見当たらないのだ。
代わりに「第一航空」と読めそうな漢字4文字が、水平尾翼のやや前方に小さくペイントされていることが、トップの写真を拡大してみると見て取れる。つまり、「フライトレーダー24」に載せられた写真の撮影後、何らかの理由でこの部分だけ書き直したのであろう。

そんな訳で、ちょっと珍しい場面に遭遇したのだ。ちなみに、「フライトレーダー24」に載せられる写真の更新は意外と早いものだ。例えば、ワールドカップやアニメのキャラクターなど、旅客機の企画ペイントの写真は直ぐに反映されるのである。

こうしてセスナは、酷暑の空を悠然と通り過ぎて行った。行き先が何処であるのか、それは分からない。「フライト…」には、軽飛行機の出発地や着陸地が表示されていないことがよくあるからだ。僕はただ、これを見送るしか無かったようだ…。


さて、一昨日の午前中、グォングォンという、ジェットエンジンが咆哮するような低い音が聞こえて来た。ちょっと珍しいことだ。
ベランダに出て上空を見ると、ANAの旅客機が下層雲すれすれに通過するところだったのである。うちのほぼ真上だった。高度は1200〜1500mといったところだろう。

早速、「フライトレーダー24」を見たところ、どうやら羽田空港になかなか着陸できず、大回りで再度のタッチダウンを試みていたようだ。確かに、大きくズームした写真を見ると、主翼のフラップを展開して着陸態勢にあったらしいことが分かる。

しかも、同様の状況にあったのはこれ一機だけではなかった。「フライト…」を見た限りでは、この前後に4〜5機ほども連なっていたようである。(但し、うちの真上を通ったのは、この一機のみ)

さて、このとき羽田空港で何が起きていたのだろう?ちなみに、夕方にも一機だけまた、こんな大回りに飛んだ機体を見た。
2020年頃には、羽田発着の大幅な飛行ルートの変更が計画されていると言う。まさか、その予行演習だったのか?w 僕は浅学にして、ちょっとよく分からないのだ…。

…と思っていた矢先、この日の晩、ひとつのニュースがネット上に上げられた。かの低空飛行は、このプレスリリースに合わせたデモンストレーション(?)だったのかな、なんていう穿った見方をしてみたりして…。

羽田新ルート、来年3月29日に=追加騒音対策も提示-国交省(リンク先:時事通信)

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