YouTuberという職業が成り立たない理由

最近は映像機材も進歩して、今やスマホでHD画質の動画が撮影でき、iPhoneだけで作った映画が公開される時代になった。

全編iPhoneだけで撮影した映画が誕生!『タンジェリン』予告編

この映画はつまらなそうだけど。

iPhone用のスタビライザーもあるし、マイクもあるので、ドキュメンタリー的な映像であれば可能でしょう。

一眼レフカメラも10万円程度で4K撮影できるものが多いので、映画館で上映するレベルのものも民生機で十分に撮影できる時代になった。

そんなことなので、全世界で子どもの憧れの職業がYouTuberというのもうなずける。

とはいえ、YouTubeの誕生は2005年なので、今の20代は物心ついたときからYouTubeがあるわけで、それ以上、特に50代以上となると「そんなつい最近出てきたもので食っていこうなんて信じられん」となる。

実際に、YouTuberは食えない。

子どもの3人に1人が憧れる職業「ユーチューバー」が生活できるようになるまでの壁とは?(GIGAZINE)

年間億以上稼ぐYouTuberが目立つので、小学生が憧れるのは無理はない。ところが、アメリカを例に取ると、YouTuberの96.5パーセントは平均的なアメリカの貧困ラインを下回り、再生回数が月に140万回を超える上位3パーセントでも、アメリカの貧困ライン収入1万2140ドル(約130万円)をやや上回るぐらいらしい。日本も同じようなものでしょう。日本語圏のみで見られることになるので、状況はもっと悪いだろう。

2016年のYouTuberの視聴数の上位1パーセントにあたる「トップレベルのYouTuber」は、1カ月に再生回数が220万回から4210万回以上になり、さらにスポンサー契約などの収入が他にあるということで、YouTuberの世界は、上位1パーセントの勝ち組と99パーセントの負け組という恐ろしい構図になっている。

したがって、YouTuberで食っていくのは北島三郎クラスの演歌歌手になるくらい難しい。お笑い芸人は儲かるかもといっても、M-1グランプリの決勝に残れないと食っていかれないのであれば、それを目指すのはどうか。

したがって、YouTubeの使い方は、動画再生で儲けようというのではなく、やはり再生プラットフォームとして活用し、SNSやウェブサイトへの掲載でプロモーションに使うというのが、今のところは正解なのだろう。

 

今後YouTubeが広告収入の基準を大きく変えてくることも考えられるし、そもそもYouTube以外の動画プラットフォームが主流になることだって十分あるわけだ。

ここが、物心ついたときからYouTubeがある20代以下にはピンとこないかもしれないが、YouTubeが生まれたときにはTwitterもFacebookも無かったわけだし、この先10年後にそれらが残っている可能性は誰にもわからない。

であれば、YouTuberという殻に自分を合わせるのではなく、自分自身のコンテンツ化のプラットフォームを時代によって変えるという考え方にしないと、現在のYouTuberは10年後、いや5年後には誰も残っていないということになりそう。

YouTuberを職業として目指す小学生たち。悪いこといわんから、やめなさい。

まあ、子どもは移り気だから、Youtuberが儲からなくなると、あっという間に別のことに興味が行くんだろうけどね。

 

 

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