パブリッシング不況をどう乗り切るか悩むところではあるけれど

世論社の決算。

今期は赤字を覚悟したけど、ギリギリで予想外の大口の仕事が入ったので、今期もなんとかおかげさまで黒字で終わりました。あぶねえあぶねえ。

しかし、来期はこのままだと明らかに赤字になってしまうため、まずは経費を出来る限り削減する。それだけでは足りず、現在の事業を伸ばすのも難しいので、新規収益源を考えることになる。

VoiceJapanの方は、やりたいこともいろいろあって、収益を上げるのは比較的やりやすい。簡単じゃないけどね。でも世論社の方はパブリッシングをテーマにしているだけに、ブレイクスルーになる企画が思い浮かばない。

紙の書籍は、バタバタ倒れる書店の影響を受けてか軒並み厳しい状況が続いている。しかし、たとえば講談社デジタルメディアは、全てが120%〜180%程度のプラスになっている。

かといって電子書籍が絶好調かというと、マンガと雑誌はかなり伸びていて、マンガは電子が紙を超えたということだけど、安定して黒字化できる事業かというとそうでもない。

なんとなく、YouTuber的なものが電子出版に出てくるのが良さそうな気がする。例を挙げるとnoteを使った収益モデルや、オンラインサロンの運営といったところで新しい試みを出せると良いのではないだろうか。それも初期投資を極力抑えて。

ただ、すでにあるプラットフォームに乗るだけだと、おそらく大きな広がりは持てない。個人的には、YouTuberのイメージは好きではないし、オンラインサロンもイマイチ馴染めない。

新たに作るとすると、仮想通貨やブロックチェーンやAIなどの旬なものを組み合わせて、新たなプラットフォーム作りができれば、新たなスタンダードが作れるのではないか。すでに、知り合いが取り組んでいる例を聞いているので、そのベース部分を使うとか。

かなり大変そうだけど、やりがいはあるし、やってみる価値もあるかな。

 

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