暴風雨に襲われガイドさんの判断により登頂はならず…無事に下山し帰還できました…

23時にどういう判断になるのかとドキドキしていていましたけど、外は地響きを立てるような雨風の轟音が鳴り響いていました…

「これでは登頂は無理だろうな。。。」
まあ、夕方の時点で、そういう気持ちは少しはありましたけど、山荘の方が「雲の流れが早いから、もしかしたら雨雲が行ってくれるかも」と、言葉をかけてくれたのが嬉しく、淡い期待をかけておりました。

23時の時点で、やはりガイドさんからの声がけはなく、4時のご来光のほうへと微かな期待をかけましたけど、寝ている間の雨風の音がスゴいのなんのって。

「山荘が吹き飛んじゃうよおおおお〜」ってなくらいの揺れと雨風の轟音が鳴り響いて、生きた心地がしませんでした。。。
一緒に行った娘も「このまま死んじゃうのかな…」と、寝床で思っていたそうです。

とっても、とっても雨風の音が怖かったんですけど、自分の中では「今、富士山で寝ているのか」と思ったら感動で胸が熱くなっちゃったんですよね。
頭の中では、龍神様がとぐろを巻いて富士山を駆け登って、天に向っている雰囲気を想像していました。
轟音が、ゴジラというか怪獣が鳴いているような音に聞こえたので、もしかしたら龍神様の声かな…なんて妄想したりして。

そんな状況だったんで、ご来光も無理かなと諦めた途端にグーッと寝てしまいましたけど。。。トホホ

結局、登頂もご来光もどちらも経験することが出来ずにガックリ。
まあ、あの暴風雨では無理ですよね。
ガイドさんも、「命の危険があるので…」と言っていました。

でもでも、朝食はお稲荷さん!!!
大好きなんで、ルンルン\(^o^)/

6時30分に山荘をあとにして、下山。
下山できるのかと不安で仕方がありませんでしたけど。
ずっと外界に戻れないんじゃないかな…なんて思う始末でしたから。

山荘の方からも「ゆっくり、ゆっくりね。 石は滑るから氣をつけてね。」と声をかけて頂き、心から温かい言葉に感謝いたしました。

一歩、一歩、踏みしめながら下山していたら、「昨日こんなにも登ったんだな〜」って涙がにじんじゃって。
馬鹿みたいに、自分に「初めてにしては頑張ったよ」って言ってあげていました。

暴風雨の中、写真を撮る馬鹿なオバヤンですけど。
一番前がガイドさん!!

ガイドさんがいてくれたこそ、暴風雨の中、無事に下山でき、今、こうして生きているのだと実感でき、命の有り難さを富士山が教えてくれたのだなとシミジミ感じました。
今もブログを書きながら、自分が書いていることに泣いております。

下山後、レストハウス『富士山みはらし』まで入るまでの間、強風に襲われ、小6の女の子が飛ばされそうになり、その子のお母さんと自分と娘で慌ててリュックを押さえて難を逃れました。
一瞬たりとも氣を抜いたら命取りになるのだということも教えて頂きました。


ガイドさん曰く、「過去最悪に悪い天気で、こんなのは初めてです」と。

レストハウス『富士山みはらし』に着いてからのことは、またにしたいと思います。


娘がツアーの中でお友達になった人が、「全て経験。良いも悪いも経験。雨は浄化っていうので、たくさん浄化されたかなって思います」と言ってくれたそうです。
またまた涙。。。

 

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    暴風雨に襲われガイドさんの判断により登頂はならず…無事に下山し帰還できました…”へ2件のコメント

    1. 音と言葉 より:

      暴風の中、無事に下山されお疲れさまでした。
      登頂は次の機会にね❣

      1. juris より:

        有り難うございます(;_;)
        またリベンジしたいと思っているところです。
        無事に下山できて、命の大切さを改めて感じることが出来ました。

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