黄色いベストの余波

英首相が欧州3都市を訪問 EU側は離脱協定案の再協議拒絶

【12月12日 AFP】英国のテリーザ・メイ(Theresa May)首相は11日、オランダのハーグ、独ベルリン、ベルギーのブリュッセルを電撃的に訪問し、EU側の首脳らと会談した。

<【12月12日 AFP】英国のテリーザ・メイ首相は11日、オランダのハーグ、独ベルリン、ベルギーのブリュッセルを電撃的に訪問し、EU側の首脳らと会談した。メイ首相は欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)協定案の議会採決をめぐり苦境に陥っており、首脳らはメイ氏に同情的な態度を見せる一方、協定案の再協議には応じない姿勢を示した。>

再協議が拒絶された。
想定内の結果だ。
国会が妥協しなければ、メイ首相は迷走するだけだろう。
このまま英国だけが沈むというわけにはいかない。
離脱を中止するしかないのか。

仏「黄色いベスト」、デモ続行誓う 大統領が譲歩策提示でも

【12月12日 AFP】フランスの反政府デモ「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト、gilets jaunes)」運動をめぐり、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領(40)が10日に国民向けに行った演説を受け、デモ参加者らの多くが翌11日、抗議行動を続行することを誓った。

<【12月12日 AFP】フランスの反政府デモ「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動をめぐり、エマニュエル・マクロン大統領(40)が10日に国民向けに行った演説を受け、デモ参加者らの多くが翌11日、抗議行動を続行することを誓った。>
<マクロン大統領は10日夜の演説で、最低賃金の引き上げや定年退職者らに対する増税策の撤回、残業関連の税の廃止といった一連の措置を発表。デモ隊が大統領から引き出したこの譲歩策により、政権には110億ユーロ(約1兆4100億円)の負担が発生する見通しだ。>
<230万人が視聴したこの13分間の大統領演説の直後に行われた世論調査によると、「黄色いベスト」運動に対する支持は急落。一方で、国民の約半数がデモの続行を望んでいることが明らかになった。>

最低賃金の引き上げは、運動の支持が低下という効果があった。
しかし、国民の半数はデモの続行を望んでいるという。
現政権を退陣させるまでいかないが、不満のうっぷん晴らしをしたいのだろう。

エジプトで「黄色いベスト」の販売規制 仏デモの波及懸念?

【12月12日 AFP】エジプトの貿易業者の話によると、フランスの反政府デモ「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト、gilets jaunes)」運動を受け、エジプト当局が黄色いベストの販売を非公式に規制しているという。

<【12月12日 AFP】エジプトの貿易業者の話によると、フランスの反政府デモ「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動を受け、エジプト当局が黄色いベストの販売を非公式に規制しているという。自国へのデモの波及を懸念しているためとみられている。>

エジプトは2011年に反政府デモにより時の政権が崩壊した。
アラブの春の余波だ。
今の政権にデモが波及することを極端に恐れている。
ということは、不満分子が多いことを政権が自覚しているのだろう。
全ての国民が満足する国などない。
どのようなアクションするかで国民性の違いが見える。

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