モラルを徹底することは難しい

金銭授受、自治体に謝罪=「説明責任を」批判相次ぐ-関電


<関西電力社長らが福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取った問題で、関西電力は30日、大阪府、市や福井県など関係自治体に幹部社員を派遣し謝罪した。>
<記者団に「株主代表訴訟や臨時株主総会など、株主として取り得る手段を検討している。事実関係を踏まえて対応を決めたい」と語った。>

社内で隠蔽たことが暴露された。
刑事罰が問われる事件となるのだろうか。

株主代表訴訟と声を上げても罪を問えるのか。
民間企業の不祥事、法を犯していなければ企業ガバナンスの機能が問われる問題。
電気というインフラの大半を握っているので不買運動しても受け皿がない。
会社側は耐えて非難の嵐が止むのを待つのみか。

関電子会社顧問に高浜町元助役=長期間報酬も支払い


<関西電力幹部らが福井県高浜町の森山栄治元助役(故人)から多額の金品を受け取っていた問題で、関電子会社で原発などの工事やメンテナンスを手掛ける関電プラント(大阪市)が、森山氏を長年にわたり非常勤顧問に起用し、報酬を支払っていたことが1日、分かった。>
<元助役が受注、発注側の両社に関わっていた異例の構図が明らかになった。>

元助役は何を望んでいたのだろう。
お金か? 町を牛耳る力か? 名誉(叙勲)か?
お亡くなりになって本人に聞くことはできない。
これから週刊誌が故人の周辺を洗い出して記事にする。
ゴシップネタで盛り上がるだろう。

一旦、お金を受け取ってしまえば、弱みを握ったのと同じ。
勤め人などイチコロだ。
関電だけの話で済めばよい。
他でも同じようなことが明らかになれば、日本の原子力発電所は完全に止まってしまう。
それはエネルギー政策、環境政策で翼を折られたのと一緒だ。
(原発が動かないと世界に公約した二酸化炭素排出量の削減が守れなくなる)

海洋プラごみは中国の商船が発生源か 南大西洋の英領島 研究


<【10月1日 AFP】南大西洋の真ん中に浮かぶ英領イナクセシブル島(Inaccessible Island)の磯に流れ着くペットボトルの大半は、中国の商船によってもたらされている可能性が高いとする研究論文が9月30日、発表された。>
<外洋のごみベルトは、元は何だったのか不明な物体の破片や、貨物船や漁船団で使用されたさまざまな製品でできており、船員らが飲み干したペットボトル以外に、漁網、ロープ、ブイ、木枠、たる、浮きなども含まれている。>
<プラスチック製の袋、ストロー、使い捨て包装などの使用をやめれば海を救えると誰もが話題にしている。それも重要だが、海に出て目にするごみは必ずしもそれだけとは限らない>

捨てるものはプラスチックに限らない。
モラルの問題だ。

誰も見ていなくてもお天道様が見ている、という倫理観を皆が持つにはどうすれば良いのか。
残念ながら防ぐことが出来ないことなのかもしれない。

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