米コロナ死者数、第2次世界大戦の米軍死者数超える/グレタさん、「老人」トランプ氏に「素晴らしい未来」願う/パリ協定復帰やマスク着用義務化、大統領令署名

米コロナ死者数、第2次世界大戦の米軍死者数超える


<【1月21日 AFP】米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)の集計によると、米国の新型コロナウイルスによる死者は20日夜、40万5400人となり、第2次世界大戦(World War II)による米軍の死者数を超えた。>
<米国が世界人口に占める割合は4%だが、世界のコロナ死者数の約20%を占めている。>

内田樹さんの「市民社会とコモン」の投稿を読んだ。


<アメリカには「リバタリアン」という人たちがいますけれど、これは政府の利害よりも市民個人の利害を優先させようとする立場です。日本でしたらたちまち「非国民」と言われるところですけれども、アメリカでは建国理念のうちにそのような考え方が正統的なものとして含まれている。>

トランプ大統領が「リバタリアン」だったので、アメリカ政府は規制をしたくなかったのだ。
だから、これは中国のせいだとトランプ大統領は叫び、自らの失政を認めなかったのだ。
しかし、第2次世界大戦より短期間での犠牲だ。
これを中国からの攻撃としたらその防御が出来なかったことに責任はないのか。

それを考えると日本政府はよくやっているのだろうか。
いや、感染者数は国民の自覚によるものだ。
今後、倒産や失業による自殺者などが増えるとしたら政府の責任だ。
非常事態宣言の時期を問題にするのではなく、今後の支援策などを国会でよく議論してほしい。

グレタさん、「老人」トランプ氏に「素晴らしい未来」願う


<【1月21日 AFP】スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さんは20日、ツイッター(Twitter)への投稿で、同日に退任したドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領について「明るく素晴らしい未来を楽しみにしている、とても幸せそうな老人にみえる」と皮肉った。>
<気候変動が起きている事実を度々疑問視してきたトランプ氏は2019年、ツイッターへの投稿でグレタさんについて、「明るく素晴らしい未来を心待ちにしている、とても幸せそうな少女にみえる」とコメントした。これは、グレタさんが国連(UN)演説で各国代表に対し「あなた方はその空虚な言葉で私の夢と子ども時代を奪った。よくもそんなことができますね」と熱弁したことへの皮肉を込めたものだった。>

辞めた大統領に皮肉を返すのは、欧米人の感覚では褒めたことなのだろうか。
日本人の感覚とは違う。
口は禍の元。
言っていることは正しくても、多くの人に共感を得られないのはそのせいか。
知らんけど。

パリ協定復帰やマスク着用義務化、バイデン氏が大統領令署名


<【1月21日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)新大統領は20日、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」への復帰や連邦政府の施設でのマスク着用義務化など、多数の大統領令に署名した。>
<大統領令の中には、米国の世界保健機関(WHO)からの脱退撤回やイスラム教徒が多数を占める国々からの入国禁止の解除、環境保護と新型コロナウイルス対策の強化、メキシコとの国境の壁建設の中止、連邦政府における民族的少数派の多様性と平等性の拡充するための取り組みなどが含まれている。>

トランプ前大統領がオバマ元大統領の政策を反転させたように、バイデン大統領は前大統領の政策を変えていっている。
マスクの着用義務って、連邦政府の施設内だけなのに大統領の署名が必要とは大層なものだ。
それぞれの公約に相反するものがある。
国民の融和を叫んでも誰も満足できないものになる可能性もある。
それを納得させるのがリーダーシップだと思う。
まずは100日間(ハネムーン期間)をどう乗り越えるのだろうか。

【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(20日午後8時時点) 死者205.8万人に


<【1月21日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間20日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は205万8226人に増加した。これまでに世界で少なくとも9614万4670人の感染が確認されている。

この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

19日には世界全体で新たに1万6132人の死亡と63万5378人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の2482人。次いで英国(1610人)、メキシコ(1584人)となっている。

最も被害が大きい米国では、これまでに40万1777人が死亡、2425万4284人が感染した。

次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は21万1491人、感染者数は857万3864人。以降はインド(死者15万2718人、感染者1059万5660人)、メキシコ(死者14万2832人、感染者166万8396人)、英国(死者9万1470人、感染者346万6849人)となっている。

人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの177人。次いでスロベニア(155人)、チェコ(138人)、イタリア(138人)となっている。

地域別の死者数は、欧州が67万3461人(感染3107万5580人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が55万6362人(感染1757万526人)、米国・カナダが42万8人(感染2497万2772人)、アジアが23万2321人(感染1472万7049人)、中東が9万4297人(感染445万7288人)、アフリカが8万832人(感染330万9904人)、オセアニアが945人(感染3万1560人)となっている。

各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。>

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