【COP26】 米中が異例の共同宣言 気候変動対策で協力強化/北海油田から自然エネルギーに スコットランドの島々の転換期/ドイツ、第4波で感染者が過去最多 今後10万人が死亡との警告も

【COP26】 米中が異例の共同宣言 気候変動対策で協力強化


<アメリカと中国は10日、英グラスゴーで開催中の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で、両国が今後10年間の気候変動対策での協力を強化することを盛り込んだ共同宣言を発表した。米中がこうした共同声明を出すのは異例。>
<米中は地球温暖化の原因となっているメタン(CH4)排出量の削減やクリーンエネルギーへの移行、脱炭素など様々な問題への取り組みで合意した。>

世界で二酸化炭素排出が1番と2番の国が手を結んだ。
両大国とも世界の趨勢には逆らえない。
逆に技術開発により新たな利権を得ようとしているのではないか。
自国だけでなく、多様な方法の発電所を発展途上国に売り込めば、エネルギーで支配できる。
両国とも一歩抜け出したいが、国の利益を最大限にするために協力するに違いない。
日本がどのようについていけるか。
岸田外交が問われる。

北海油田から自然エネルギーに スコットランドの島々の転換期


<【11月11日 AFP】英国の北の果て、風が吹きすさび、荒波が打ち付けるオークニー(Orkney)諸島やシェトランド(Shetland)諸島は長年、石油と天然ガスに依存して栄えてきた。
しかし供給量が減少する一方で、気候変動への対応も急がれる中、これらスコットランド北部沿岸の島々は再生可能エネルギーへの切り替えを進めている。>
<潮力タービンとオークニー諸島のエディ(Eday)島の海水を用いた電気分解で、再生可能なエネルギー源による「グリーン」な水素を生産している。>
<住民の一人、ドニー・モリソン(Donnie Morrison)さんは「初めから相応な規模の風力発電ならば、誰も反対しなかったと思います」と言う。「でも、あまりにも巨大で、ばかげています」。丘陵地帯にある自宅の周辺にはもうじき、ごう音を立てる風力タービンが設置されることになっている。
反対派は北海の油田開発よりも、このウインドファームによる環境破壊の方が深刻だと警告する。>

潮流発電と海水の電気分解を組み合わせて水素を生産する。
日本は海に囲まれているが潮流発電に適した場所はないのか。
既存のダムを使った水力発電所を増やすことはできないのか。
燃料電池車や水素自動車が活躍するのにもってこいだ。
風力発電は狭い日本のどこに設置するのか。
設置することが環境破壊になる。
海上での風力発電は現実的なのか。
目途が立たないと原発に逃げてしまう。
原料のウランは輸入品。
安全保障としても問題になるぞ。

ドイツ、第4波で感染者が過去最多 今後10万人が死亡との警告も


<ドイツで新型コロナウイルス感染の第4波が急拡大している。対策が取られなければ新たに10万人が死亡すると、同国のウイルス学者が警告している。>
<ドイツの保健相は現状を「ワクチン未接種者のパンデミック」と呼び、ワクチン未接種者が感染の急増を招いていると公に批判している。>
<「これは差別だ。私たちの社会では受け入れられないと強く訴えたい」と、反ワクチンを掲げる「ライプチヒ運動」の代表者レイフ・ハンセン氏は話した。ワクチンを製造した会社や承認した機関を信頼していないという。>
<ライプチヒ大学病院の新型ウイルス集中治療病棟では、すでにダメージが生じているとスタッフたちは感じている。新型ウイルス患者の治療のため、他の手術はキャンセルされ、処置が延期されている。
同病棟では入院した人の半数近くが死亡すると、医師たちは話した。
新型ウイルスの最初のワクチンの1つを開発したドイツにとって、きわめて不名誉な事態となっている。>

新型コロナウイルスの対応についてドイツを見習えと言ってた評論家はどんな気持ちなんだろう。
今やワクチン接種の割合が多い日本の方が落ち着いている。
もちろん、この先人の移動が特に海外から人を受けいると日本の感染者は増えるだろうが、医療崩壊までとはいかないだろう。
政府は今後もワクチン接種を増やすし、3回目の接種も考えている。
素直に接種される日本人の国民性によるものなのか。

【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(10日午後8時時点) 死者506.2万人に


<【11月10日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間10日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は506万2911人に増加した。

これまでに世界で少なくとも2億5081万9970人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

9日には世界全体で新たに8490人の死亡と54万7942人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1585人。次いでロシア(1239人)、ウクライナ(816人)となっている。

最も被害が大きい米国では、これまでに75万7409人が死亡、4669万4852人が感染した。

次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は60万9756人、感染者数は2189万7025人。以降はインド(死者46万1849人、感染者3438万8579人)、メキシコ(死者29万110人、感染者383万1259人)、ロシア(死者25万454人、感染者891万1713人)となっている。

人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの608人。次いでブルガリア(366人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(362人)、北マケドニア(348人)、モンテネグロ(345人)、ハンガリー(326人)、チェコ(292人)となっている。

地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が152万6981人(感染4614万9175人)、欧州が143万6693人(感染7708万4784人)、アジアが87万9194人(感染5627万1656人)、米国・カナダが78万6611人(感染4843万948人)、アフリカが21万9820人(感染854万3975人)、中東が21万651人(感染1406万4920人)、オセアニアが2961人(感染27万4518人)となっている。

各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。>

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