【COP26】 新しい気候合意採択、石炭の使用削減に言及/米、台湾への中国の圧力に懸念表明 外相会談で

【COP26】 新しい気候合意採択、石炭の使用削減に言及


<気候変動対策を協議する国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に参加する197カ国・地域は13日夜(日本時間14日早朝)、石炭の使用をめぐり最後まで交渉を重ねた末、成果文書「グラスゴー気候協定」を採択した。世界の平均気温の上昇を産業革命前から1.5度に抑える努力を追求し、石炭火力発電を「段階的削減」するなどの表現に合意した。>
<今回の合意文書案には当初、石炭の使用を「段階的に廃止」という表現が含まれていた。しかし、合意採択を協議する最後の全体会議でインド代表がこれに反対。ブペンダー・ヤダフ環境相は、「まだ開発目標や飢餓削減に取り組まなくてはならない」発展途上国が、石炭使用や化石燃料への助成金を段階的に廃止すると約束するなどできないと主張した。
インドのこの主張を中国も支持し、各国は最終的に「段階的廃止」ではなく「段階的削減」という表現で合意した。これには、多くの関係者や環境活動家が落胆を示している。>

グラスゴー気候協定が採択された。
石炭が安価ため、経済的な競争力を強くするためには石炭火力発電所は止めれない。
しかし、温暖化ガスの排出量が多い、インドと中国が反対しては効果が半減。
石炭火力発電を止めないなら、日本の排出量が少ない発電技術を売り込む方が効果がある。
温暖化ガスを削減するためにトータルで考慮しないと絵にかいた餅になるぞ。

米、台湾への中国の圧力に懸念表明 外相会談で


<【11月14日 AFP】米国務省は13日、米中首脳会談を前にアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官が中国の王毅(Wang Yi)外相と電話会談し、「中国が台湾に軍事、外交、経済的な圧力をかけ続けていることに懸念を表明した」と発表した。>
<米中外相は12日、首脳会談へ向けた地ならしとして電話会談を行った。その席でブリンケン氏は、「台中問題を平和的に、台湾の人々の希望と利益に沿った形で解決するため、有意義な対話を行うよう中国政府に求めた」という。
一方、中国側の13日の発表によると、王氏は電話会談で「『台湾独立』勢力の黙認や支持は、どのような形であっても台湾海峡の平和を損ない、結局はブーメランにしかならない」とブリンケン氏をけん制した。>

台湾の人々はある種の緊張感を持って生活している。
今の政権では独立志向が高いが、中国の圧力が高まり、この緊張感に耐えられなくなると親中派が政権を握るかもしれない。
それが中国の狙いだ。
中国の太平洋進出を防ぐため、アメリカがどれだけ台湾を支援できるか。
それが問題だ。

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