米、ウクライナに精密誘導ミサイル供与へ 射程2倍/ロシア軍が硝酸タンク空爆 ウクライナ東部の激戦地、住民に注意喚起/OPEC、生産協定へのロシア参加停止を検討

米、ウクライナに精密誘導ミサイル供与へ 射程2倍


<【ワシントン】バイデン米政権は、40マイル(約64キロ)以上離れたところから標的を狙える誘導式多連装ロケット発射砲(GMLRS)をウクライナに提供する方針だ。米当局者が明らかにした。>
<GMLRSは、米国がこれまでウクライナに提供した長距離りゅう弾砲「M777」の約2倍の射程を持つ。>

距離が2倍であれば、ロシア領土へ届かないとの判断か。
ロシアは文句を言ううだろうが妥協の産物だ。
今後、ウクライナに不利な状況になればより高性能の兵器が供与されるかもしれない。
収束点が見えない。

ロシア軍が硝酸タンク空爆 ウクライナ東部の激戦地、住民に注意喚起


<【6月1日 AFP】ウクライナ東部ルガンスク(Lugansk)州のセルヒー・ハイダイ(Sergiy Gaiday)知事は5月31日、ロシア軍との激戦が続く同州の要衝セベロドネツク(Severodonetsk)の化学工場で、硝酸の入ったタンクが空爆を受けたことを明らかにした。>

これは化学兵器を使用したのと同じだ。
煙状の硝酸に曝露されると、直後から気道の刺激症状、疼痛、および呼吸困難が引き起こされる可能性があり、 それらは回復までに数週間を要する場合もある。
また、それらの症状は再燃することがあり、そうした場合、気管支肺炎や肺線維症により死亡する可能性がある。
今すぐではなく後遺症として発症する場合もある。
ロシアのやり方は敵を作るだけだ。
どうやったら戦争が終わるのだろうか。

OPEC、生産協定へのロシア参加停止を検討


<ロシアの産油量が西側諸国の制裁や欧州の部分禁輸措置の影響を受ける中、石油輸出国機構(OPEC)加盟国の一部は生産協定へのロシアの参加を停止させることを検討している。複数のOPEC代表が明らかにした。>
<産油量の回復を見据えてOPECがロシアを仲間として維持しようとする可能性は大きい。減っているとはいえ、ロシアは米国とサウジアラビアを除く全ての産油国よりも産油量が多い。>
<「ロシアを割り当てから外すリスクは、われわれが今後、減産を強いられる場合、ロシアがそれに抵抗することだ」。前出のペルシャ湾岸諸国のOPEC関係者はこう話す。>

ロシアの産油量が大きいだけに、OPECも悩んだことだろう。
一方、地球温暖化ガス削減のため、石油の消費量はだんだんと減るはずである。
増産したくないのが本音。
日本でも2030年に温暖化ガスを46%削減するのが目標。
そのためには原油や天然ガスの化石燃料から太陽光、風力、地熱などの再生エネルギーでの発電に変えていかねばならないが、実際は原発を動かして削減するのが現実的。
と言っても、プラスチックを作るのに石油は必要。
二酸化炭素からプラスチックを作る研究が完成すれば話が変わる。
不安定な再生エネルギーより化石燃料を使った発電で発生した二酸化炭素をプラスチックに変え、カーボンニュートラルを達成できる可能性がある。
それらを見越して増産体制を整えるのも一つの考え方ではないか。

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