ルハンスク州周辺部で激しい戦闘、ロシアが「全予備部隊」投入 ウクライナ当局/ギリシャ海運業界、ロシア産原油の輸送継続/ソ連時代の大飢饉の記憶 93歳女性によみがえる恐怖 ウクライナ/ジョンソン英政権、閣僚が次々辞任 どうしてこうなった

台風から変わった熱帯低気圧が夜の間に抜けてしまったので、雨は降らなかったが雲が多く蒸し暑い一日だった。

ルハンスク州周辺部で激しい戦闘、ロシアが「全予備部隊」投入 ウクライナ当局


<(CNN) ウクライナ東部ルハンスク州の軍政トップ、セルヒ・ハイダイ氏は5日、同州周辺部でロシア軍とウクライナ軍が「激しい戦闘」を展開していると明らかにした。
ハイダイ氏は「ここではロシア陸軍のすべての戦力、現在あるすべての予備部隊が投入されている」と指摘した。>
<ハイダイ氏はまた、ここ数日で「敵の戦線の背後にある多くの倉庫が爆破」され、ロシアの弾薬や燃料が「大量に」破壊されたとの見方も示した。>

ロシア軍が圧倒しているのだが、ウクライナ軍の反撃も大きい。
戦闘の勝負が決まったようでそうでない。
どちらかが完全に白旗を上げるまでは戦争は終わらないのか。
両国とも犠牲者が増えるだけ。
本当に意味のある戦争なんだろうか。

ギリシャ海運業界、ロシア産原油の輸送継続 ゼレンスキー氏


<【7月6日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は5日、ギリシャの海運業界がロシアの原油輸出に関与しているとし、「欧州の利益に合致しない」と非難した。>
<ギリシャ船主協会(UGS)のメリナ・トラブロス(Melina Travlos)会長は先月、「ギリシャ船は違法行為は一切していない」「いかなる禁輸措置にも違反していない」と述べ、ロシア産原油の輸送継続を正当化していた。>

ウクライナもギリシアもキリスト教東方正教会とは言え、ウクライナはカトリックの影響を大きく受けている。
観光客もまだ元に戻っていないので、海運業で稼ぐしかない。
そしてロシアも同じ東方正教会。
いろいろな要因が重なったお国の事情でロシア産の原油を輸送しているのだろう。
もし、止めれば、今度は本当にギリシアが経済破綻するかもしれない。

ソ連時代の大飢饉の記憶 93歳女性によみがえる恐怖 ウクライナ


<【7月5日 AFP】ウクライナ北東部ハルキウ(Kharkiv)州に住むマリア・ホンチャロワ(Maria Goncharova)さん(93)は、ロシアが侵攻した日、1930年代に起こった大飢饉(ききん)の時のように再び飢えに直面するのではないかと恐怖を感じた。
ウクライナでは1932~33年、旧ソ連の独裁者ヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)が推し進めた「集団農業化」により穀物などの食料が徴収され、数百万人が餓死する「ホロドモール(Holodomor、ウクライナ語で飢え死に)」が発生した。>
<ウクライナ政府は、ホロドモールは農民を抹殺するためのスターリン政権によるジェノサイド(集団殺害)だったとしている。
ホロドモール研究教育センターのトップで歴史研究家のリュドミラ・グリネビッチ(Lyudmyla Grynevych)氏は「ソ連は当局に抵抗する人を大量に殺害し、目的を達成するために食料を利用した」と指摘した。>
<ウクライナ大統領府のアンドリー・イェルマーク(Andriy Yermak)長官は6月初旬、ロシアは農耕地を砲撃することで「ホロドモールを再び行おうとしている」と非難。「1930年代の出来事も、今でいうウクライナという国家を根絶しようとする試みであり、(現在と)比較するのは極めて適切だ」と訴えた。>

ロシアが歴史を繰り返してウクライナをジェノサイドしている。
だからウクライナ国民が抵抗しているという記事がたくさん出ている。
だから、ウクライナを支援してということだが、この戦争はそれで収束するのだろうか。
繰り返し書いているが、戦争が長引けば犠牲が増えるだけだ。
しかし、ロシア有利で戦争が終わると抵抗者の命はない。
であれば、どうやって停戦すれば良いのか。
解答がないので、戦争が続く。

【時系列で見る】 ジョンソン英政権、閣僚が次々辞任 どうしてこうなった


<英与党・保守党の院内副幹事長が痴漢行為などで辞任したのを機に、ボリス・ジョンソン首相が何をいつ知っていたのかをめぐり、首相官邸が事実を正確に公表していないと批判が高まっている。5日には、財務相と保健相の閣僚2人のほか、政府幹部の抗議辞任が相次いだ。>

2022年6月6日の党首信任投票でジョンソン氏は59%の信任票を得た。そのため、現行の制度だと、来年6月までは次の信任投票は行われず、党首を辞めさせられることはない。
ジョンソン首相は、ロシアに対して強硬策を取ることで、リーダーシップを発揮してきた。
今、辞任するとウクライナへの支援も変わるだろう。
これだけ内輪から批判を浴びても辞めさせる理由がなければ、辞めないのは政争としては正しいのかもしれない。

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