中国軍、7日も台湾周辺で大規模演習/ウクライナで深刻な原発事故の危機高まる/ロシアがスーダンで奪う金、ウクライナ侵攻を後押し

中国軍、7日も台湾周辺で大規模演習


<【8月7日 AFP】ナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)米下院議長の台湾訪問を受け、中国が台湾周辺で実施してきた大規模軍事演習が7日、終了予定時刻を迎えた。>
<専門家は今回の演習で、中国軍が台湾を封鎖し、米軍による台湾支援を阻止できる能力があることが示されたとしている。>
<日本戦略研究フォーラム(JFSS)上席研究員で、元米海兵隊大佐のグラント・ニューシャム(Grant Newsham)氏はAFPに対し、「中国軍が米軍の能力を上回っている部分もある」と指摘。「戦闘が台湾周辺に限定される場合、今日の中国海軍は危険な相手だ。日米政府が何らかの理由で介入しなければ、台湾は困難に直面するだろう」と述べた。>

兵器の能力が米中で差がなくなってきたら、本土から攻撃できる中国が有利だ。
いくらアメリカが空母を展開しても、空軍の兵力差は埋められない。
沿岸から弾道ミサイルで中国本土の軍事拠点を叩くにしても、ミサイル数に限りがある。
沖縄の米軍基地から軍用機を発信させれば、日本も攻撃対象になる。
岸田首相にどれだけの覚悟があるのか。
グレーにしておいた方が良いこともあるのだが。

ウクライナで深刻な原発事故の危機高まる=IAEA


<国際原子力機関(IAEA)は6日、ウクライナ南部ザポリッジャにある欧州最大の原子力発電所で大惨事が起きるリスクが深刻化していると警告し、原発周辺での軍事行動を直ちに止めるよう求めた。>
<ウクライナの原発を運営する国営「エネルホアトム」は通信アプリ「テレグラム」で、ロシア軍の砲撃を報告。ひとつの「発電ユニット」の閉鎖を余儀なくされたことや、放射性物質が漏れる危険があるとして、砲撃が「発電所の安全稼働にとって重大なリスク」をもたらしたと書いた。>

日本はエネルギー安全保障の面からLNGから他の燃料に替える必要がある。
温暖化ガスの排出量を削減するために、原子力発電所の再稼働が必要だが、この原子力発電所が攻撃対象になれば、放射線の拡散により、核兵器より質が悪いかもしれない。
風向きによって被害状況は変わるだろうが、シミレーションされているはずだ。
原子力発電所は民間の運営だが、自衛隊が守備する必要があるのではないか。
そのためにも防衛大学に原子力を専門とする学科を設けて、人材を育成すべきである。

ロシアがスーダンで奪う金、ウクライナ侵攻を後押し


スーダン・ハルツーム(CNN) ロシアがウクライナに残忍な戦争をしかけてから数日後、赤茶色の砂に囲まれたスーダン首都ハルツームの滑走路にはロシアの貨物機の姿があった。積み荷目録にはクッキーと記載されている。スーダンからクッキーが輸出されることは、仮にあったとしても、ごくまれだ。>
<貨物室の中には、色とりどりのクッキーの箱がずらりと並んでいた。箱の真下に隠されていた木箱には、スーダンでもっとも貴重な資源が納められていた。金だ。ざっとみて1トンはあった。>
<ロシアが苦境にあるスーダン軍指導部と手を組んで、スーダンの国家機構を迂回(うかい)して数十億ドル相当の金を持ち出し、貧困国の歳入となるはずだった数億ドルを奪っていることも証拠から示唆されている。>
<スーダン中央銀行の内部告発者がCNNに提示した集計表の写真には、21年に32.7トンの金が所在不明であることが記されていた。現在のレートで換算すれば、1トン6000万ドル(約81億円)計算で19億ドル(約2600億円)相当の金が行方知れずということになる。>

ロシアがスーダンの民主化運動を抑え、軍事政権を支援して、金を密輸している。
特にウクライナ侵攻により経済制裁を受けてからは、金が輸入の取引手段となる。
ここまで公になっているのならば、欧米はスーダンの民主化運動に資金を投入するとともに、ロシアへの金の輸送を止める手立てを考えている可能性が高い。
戦争は裏で何をやっているかは分からない。

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