中国、台湾周辺での演習続行/崩れる米中パワーバランス、日本の防衛費増額に追い風か/劣悪な収容施設から31人脱走 レバノン首都/ウクライナ・ザポリージャ原発に新たなロケット弾 IAEAが「核惨事」を警告

中国、台湾周辺での演習続行


<【8月8日 AFP】中国は8日、台湾周辺で新たな軍事演習を行ったと発表した。
中国人民解放軍(PLA)の東部戦区(Eastern Theater Command)は声明で、「台湾島周辺の海域と空域で、対潜水艦作戦と海上攻撃作戦の合同編成を焦点とした実戦的な合同演習・訓練を続行した」としている。>

中国政府は7日までと言っていたが、ものは言いようで新しい演習を始めた。
台湾空軍もスクランブル発進の繰り返しになるので、人、機体、燃焼などの消耗が大きくなる。
アメリカ軍も戦略を立て直す必要があるのではないか。

焦点:崩れる米中パワーバランス、日本の防衛費増額に追い風か


<[東京 8日 ロイター] – ペロシ米下院議長の訪台で高まった台湾海峡の緊張は、この20年余りで起きたアジアのパワーバランスの変化を浮き彫りにし、防衛費増額を目指す日本の政府や与党には支援材料となった。>
<さらに96年時に比べて抑制的だった米国の対応が、日本の防衛力増強議論を後押ししている。「冷戦時代は自動的に(日本を)守ってくれたが、今は日本がそれなりの努力をしなければ日米同盟だって作動しない」と、安全保障政策に携わる政府関係者は指摘する。>
<最大の問題は財源で、岸田首相は「内容と予算と財源を3点セットで考える」としており、国債発行や増税、政府支出の効率化などあらゆる選択肢が俎上(そじょう)に上る。>

衆参とも与党が多数を握る3年間、防衛費を増加することは容易い。
しかし、何を優先するのだろう。
ミサイル防衛システム?
戦闘機の新型への更新?
地下防空壕(核シェルター)?
いろいろあるだろうが、自衛隊の人材育成が一番ではないか。
その人を集めるために給与を高額にしたら、人件費だけで防衛費が増加する。
しかし、少子化で民間の企業もアップアップだ。
何でも自動化。
ロボット技術を向上させ、人が介しない戦争が始まるのか。

劣悪な収容施設から31人脱走 レバノン首都


<【8月8日 AFP】レバノンの首都ベイルートで7日未明、アドリエ(Adlieh)地区にある収容施設から、31人がのこぎりで窓を壊して脱走した。司法筋が明らかにした。>
<レバノンの国家人権委員会(National Human Rights Commission)のバッサム・カンタル(Bassam al-Kantar)氏によれば、同施設は過密状態で風通しも悪く、下水の悪臭や日照不足など劣悪な環境にある。
「被収容者は栄養失調に陥っているが、家族から食事を受け取ることも許されていない」と同氏は指摘。「治療も行われず、多くの被収容者が皮膚病を患っている」とし、主な原因は施設内の衛生状態が悪いためだと説明した。>
<レバノンではインフレが加速し、公務員の給与は過去最低に落ち込み、多数の兵士や治安部隊員が生活費を確保しようと退職を余儀なくされている。そのため、もともと劣悪だった刑務所や収容施設の環境はさらに悪化し、暴動などが多発している。>

経済が破綻すると収容施設の環境も悪化する。
脱走すれば、生き抜くため、食料などの略奪や政治犯なら反政府運動が活発になる。
皮肉なことにカルロス・ゴーンは日本を脱走して、レバノンに逃れた。
金持ちは貧困層の標的になるのではないか。
日本からもフランスからも指名手配を受けている。
次の逃亡地はブラジルか。
自家用機が使えれば良いが、次はどのような脱走劇になるのか。

ウクライナ・ザポリージャ原発に新たなロケット弾 IAEAが「核惨事」を警告


(CNN) ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトムは7日、ロシア軍がザポリージャ原子力発電所にロケット弾を撃ち込んだとして非難した。この前日には国際原子力機関(IAEA)が、ザポリージャ原発で戦闘が起きれば「核惨事」のリスクを招くと警告していた。>

どのような展開になるのだろうか。
冷却装置が壊れてしまえば、福島原発の再現だ。
炉心が攻撃されればどうなるのか。
人里離れたところに設置されているだろうが、舞い上がった放射性物質は風の向きや強さによりどこへ飛ぶか分からない。
結局、不幸なことが起らないことを祈ることしかできない。

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