通販のドリップコーヒーを飲み比べてみた…(後編)

澤井珈琲のセットが、残り約3分の1となって来たところで、僕は次のドリップコーヒーのセットを探し始めた。それで次に見つけたのは、CAFE工房という、広島県の会社である。
「送料無料 初回限定 お試しセット」という、1,980円(税込)のセットを注文した。これまでの2社と異なっているのは、セットの中のコーヒーの種類が多いことである。何と7種類。合計67個。一個あたり30円弱。BROOK’Sと澤井珈琲の間を取ったくらいの単価だろうか、と大雑把に考えた。

さて、このCAFE工房の段ボール箱を開けて、まず目を引いたのは、7種類がいずれも、紙の箱に収められていたことである。
これまで書いてこなかったけれども、BROOK’Sと澤井珈琲は、種類ごとに大きなビニール袋に入れ、更にそれらを纏めて、ひとつの段ボール箱の中に詰めている、という具合だったのだ。まあ、その状態は、何だかバルク品のように見えたとも言えるw

一方で、CAFE工房の場合は、上の写真のように、カートンでの包装となっている。勿論、この箱の中には、アルミの袋に包まれたドリップコーヒーが入っているのだ。この会社のこういった包装の仕方が、お試しセットにおける、他社との差別化のポイントなのだろうか、という気がした。(でも、普通のセットの中には、カートン入りではないという商品もあるみたいだけれども)
謂わばこだわりの箇所が、このように三者三様で、それぞれに異なるようなのである。これは、かなり興味深い事象といえる、と思う。(CAFE工房のアルミ包装については、前編の1枚目の写真を参照ください。一番上の列の3つが、それです)
ちなみに、CAFE工房の場合、粉の量は7~12gと、種類によってまちまちなのである。いずれも賞味期限は、やはり1年ちょっと先。きっと、このくらいの賞味期限の設定が、コーヒー業界の標準なのだろう。

さて、7種類ある内、もの珍しそうな名前のものから飲むことにした。
まず、「深煎りロースト 12g マグカップでどうぞ」と書いてあるコーヒーから試してみたのである。流石に12gは、手にしたときに感じられる袋の膨らみが違う。ポタージュを飲むときのカップに、たっぷり淹れて飲んだのだけれども、十分に美味しかった。(上の写真が、そのカップ。直径10センチ)これは、深煎りの所以だろうか、味も香りも濃く感じられたのである。ここで、はたと気付いた。なるほど僕は、深煎りが好きなのかも知れないな…。

それから、カフェインレス(7g)も飲んでみた。試しに、夕食後に飲んでみたのだけれども、夜は良く眠れたw まあ僕は、日曜日の朝食後に(カフェイン入りの普通の)コーヒーを飲んだときでさえ、眠くなってまた寝てしまうときが、よくあるくらいなのだけれども。


さて、ドリップコーヒーのお試しセットについて、3回に渡って書いてきた。
この中で、BROOK’Sは、コーヒー好きならば、万人向けと言えるのではないか、というような、最も一般的な美味しさだろうと思う。でも、先述の通り、1,980円のお得なセットがなくなってしまったので、あとはお財布との相談だ。
澤井珈琲は、粉の量の関係上、味がやや薄くなってしまうことがあるので、アメリカンなコーヒーがお好みの人に向いているだろうか、という気がする。あとは、いつも小さめのカップを使って飲んでいる人とか…。単価は、この3社の中では、いちばん安い。
CAFE工房については、僕は今回のセットをまだ全種類飲んだ訳ではないのだけれども、この3社中では最も、味も香りも濃いように感じられる。僕にとっては、いちばん好みなのは、このCAFE工房なのかも知れない、と思う。リピート注文用のハガキが付いてきたこともあって、次の注文も、ひょっとしたらここになるかも…なのである。

では、以上長くなりましたが、いつか皆さまのご参考になれば、幸いであります…。

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CAFE工房のコーヒーでは、やっぱりこれがお気に入り。濃い味と香りのコーヒーがたっぷり飲める。

「ドリップコーヒー マグドリップ100P」
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