レコードプレーヤー、修理の巻(後編)

あの高速回転をしてしまった、DIATONEのダイレクトドライブのレコードプレーヤーだけれども、先達て、サーボ回路の中にある5本足トランジスタの真っ黒になった脚を、取り敢えずクリーニングして凌いだ。
しかし、1週間くらいすると、またまた高速回転が再発してきたのである。トランジスタの足のクリーニングは、その場凌ぎにはなれども、トランジスタの劣化による故障そのものには対応していないのだ。

だから、もうこうなったら、あの5本足トランジスタを交換するしかない、と僕は考えた。
でも、既に生産終了となって久しい部品である。代わりが見つからないと、3本足のトランジスタをニコイチにして使う、といったような実に面倒な修理法となりそうで、僕は二の足を踏んでいた。

ところが、である。ネットオークションで、なんとこれと同じ型番の5本足トランジスタを、丁度そのとき出品している人がいたのだ。しかも、新品未使用である。あるところには、あるものだw
よく見ると、刻印されている数字のうち、増幅率に当たる部分が異なっている。でも、きっとこのサーボ回路ではスイッチングにしか使われていないトランジスタなのだろうと思うので、増幅率については気にしないことにしたw とにかくやってみるしかない…のである。

値段は、700円だった。その部品が届き次第、僕は早速トランジスタの交換に取り掛かった。
いかんせん、足が5本もあるので、ひとつひとつの半田を取り除くのに、とても時間がかかってしまった。ようやく、そのトランジスタを引き抜いたときには、プリント基盤のパターンが、一部剥がれかかってしまっていた。そのくらいの長時間、半田ごてを基盤に当てていたのである。
(あとで思いついたのだけれども、一旦足を全部切ってから、1本ずつ基盤から外せばもっと簡単に済んだのだ…。次回への教訓としようw)
そして、熱で新しいトランジスタが壊れてしまわないよう、取り付けの方は、なるべく手早く行った。(上の写真は、新しい方のトランジスタで、まだ、袋に入っているときのもの。下は、サーボ回路から外した後の、古い方のトランジスタ)

さて、このトランジスタを交換後、恐る恐る試聴してみたのだけれども、LPを何枚聞いても、あの忌まわしき高速回転はもう起きなかった。今日にいたるまで、二度と起きていないのである。このトランジスタの交換修理は、きっと大正解だったのだろう、と思う。

あとは、次に起こり得る故障は、同じくサーボ回路の、電解コンデンサの膨らみや容量抜けである。こちらは、いまのところ兆候は全くない。当分の間は、このDIATONEのプレーヤーでレコード鑑賞を楽しむことが出来そうだ。

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今、いちばん楽しみにしているLPレコードは、これ。国内盤の半分くらいの値段だったので、輸入盤で注文したのだけれども、入荷が遅れていますというメールが2回も来た。もう、待ちきれない…。

坂本龍一『async (import)』
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