英語の前置詞について、やや雑感…(1)

僕は普段のなりわいとして、どんな仕事をしているのかというと、まあ2つくらいのことをしているのだけれども、そのうちのひとつは、英語を教える、ということである。

英語を教える、と言っても、英会話とか、そういった難しそうなものではなくて(…英語を流暢に話すのは、ホント難しいことだと思っている…)、僕は主に小中学生に教えているのである。それは、要するに、学校英語という類のものだ。

この仕事は、もう5年くらい続けているのだけれども、そもそものきっかけは、僕が日本語教師の資格試験(日本語教育能力検定試験という、合格率が2割強くらいの試験)に合格したことだった。
しかし、僕は日本語教師にはならずに、英語教師になったのである。まあ、日本語教育能力検定などなどについては、また別の機会に書こうかと思う。

今回は、英語の前置詞ついて、僕が持っている理解を雑感として、ここに書き置いておきたい。
何故か、というと、先達てフェイスブック上で、ある友人が写真を投稿したのである。そこにつけられている英語のキャプションの、前置詞の使い方が誤っているように感じられたので、僕はどうしようかとやや逡巡したのだけれども、結局、「月の名前の前は、onではなくて、inの方が良いと思う」と指摘することにしたのだ。外国人の方も多数ご覧になるようなので、正しい表記の方が良いだろう、とも考えたからだ。

そこで、ただ指摘するだけではなく、コメントの流れの中で、そのことに関して幾分の説明も加えた。いかんせん、フェイスブックのコメント欄は、どうにもこうにも狭苦しくて仕方がないのだけれども、僕は出来る限り文字数は少なく簡素に、且つ解りやすく書いた。

すると、その友人からは、「ありがとう。すばらしい説明」とお褒めを頂いた。こちらこそ、有難いことである。
しかし、上述の通り、出来るだけ短く書いた説明だったので、僕としては、書き足りなかったという感触が少し残った。
だからと言って、あの狭いコメント欄にまたまた書くのも躊躇われるので、このカツブロの広い空間を利用して書いておこうと思ったのである。これが、今回の投稿の趣旨です。

…とまあ、前置きを書いたら、例によって、これだけでもう800字を超えてしまった…。(この投稿も、2回に分けるかなあw)

さて、その話のきっかけとなったのは、月の名前(JanuaryとかFebruaryとか…)の前に置く前置詞、つまり「時の前置詞」とか呼ばれる用法である。「時の前置詞」は、主にat, on, inの3つがある。ただ、それに関する説明の前に、「場所の前置詞」について説明しておくと、解りやすいと思う。

そこで、図をひとつ挙げておきたい。これは板書の代わりである。雑な描き方でゴメンナサイ…w

ここでは、atとinについて説明する。この2つの区別が、理解の入り口となるからである。

inは、上の図のように、ある程度の広さがあることを前提にして使う。そういうニュアンスを持っているということなのだ。
日本にも、東京にも、当然広さは存在するので、「日本に」(または、「日本で」。以下同様)とか「東京に」と言うときには、inを用いるのである。

その一方で、例えばバス停のような場所には、広さがあまり無い、と考える。日本や東京などのスケールで見たら、バス停は殆ど点のようなものだからだ。
この「点(言い換えれば、ピンポイント)」という感覚が、前置詞にも反映される。つまり、ピンポイントの場所を表すときにはatを使う、というわけだ。

このようにして、広さがあると感じられる場所に対してはinを使い、点のように感じられる場所に対してはatを使う、という区別が、まず前提としてある。こういった使い分けの規則を、「時の前置詞」でも利用しているというわけだ…。(つづく

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僕の大学のときの先生は、「前置詞だけで本が一冊書ける。そのくらいに奥深い」と仰っていました。僕もそう思います。そこで、お薦めの一冊。デイビッド・セイン氏の本は、どれもこれも解りやすくてイイですよ…。

デイビッド・セイン著『ネイティブはこう使う! マンガでわかる前置詞』
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