雨雫に濡れる桜の蕾。すでに綻ぶものもあり。夜は、暫く振りに月を撮ったのだ…

トップの写真は、今朝撮った桜。ひと雨過ぎて、綻んだ花も幾つか。花弁に雫を滴らせているものも見て取れる。濡れたソメイヨシノは、何処か官能的な感じがする。

上は殆どまだ、蕾のままである。満開はまだもう少し先なのだろう。蕾はいずれも、拳を握り締めるように、グッと我慢強く堪えているようにも見える。そんな一途な桜の姿も、我々の琴線に触れるのか。

八重桜は既に、葉桜になりつつあった。きっと、ソメイヨシノと入れ替わりで、こうして咲き、散っていくのだ。そんなところが、実に上手く出来ていると思う。

菜の花は、どれも雨で萎れてしまった…。申し訳なさそうに、うな垂れ下を向いている。本当は、いつものように花が真っ直ぐ横を向いて咲く姿を撮ろうとしたのだけれども、皆こんな感じだったのだ。

日中は、暫くのあいだ曇って、午後になってから晴れてきたように見えた。僕は来週、塾の仕事で春期講習が始まる。また殆ど休みのない日々が続くのだ。従って、前倒しのつもりで、今日も休みを取った。

そこで、午後の晴れ間を縫って、うさぎを外に出してやった。数日振りのうさんぽだ。箱から出す際、うさぎがいつもより従順に抱っこされていたのが面白かったw 全く暴れなかったのである。きっと、ずっと楽しみにしていたのだろう。

上の写真は、段ボール箱の下に潜っているときの後ろ姿。丸く見える尻尾が可愛らしい。これを見て、そうか何か隠れて遊ぶようなものがあると良いのかも、と思った。その内に、空いた段ボール箱を切って、ちょっと作ってみようか…。

午後は、時間が経つにつれ、徐々に雲が流れて晴れてきた。すると、月がほぼ南中しているのが見えたのである。月齢が4を過ぎてしまっているため、もう三日月とは言えない。でも、クレーターも見える、良い形の月である。

これは、夜になったら楽しみだ、その時また撮ろう、と思っていたのだけれども、意に反して、再び雲が出てきてしまったのである。暫く観察していると、雲間から覗くことがある。そこを撮った。

この月の前を、墨を流したような黒く薄い雲が、スーッと流れていく。その合間に撮影したのが、下の写真。雲に焦点を取られてしまったのかどうなのか、フォーカスがやや甘くなってしまったかも知れない…。

この後、いよいよ雲は厚くなり、月はすっぽりと覆われしまった。撮影も、ここまで。もう少しズームでも撮ってみて、クレーターの形を堪能したかったのだけれども、まあ仕方がないな…。

さて、下の写真は、昼間のうさんぽ中に撮ったもの。何処かを凝視して静止している。このポーズが、うちのねこにそっくりだと思い撮影した。ねこも、こんな風に、斜めの方のあらぬ一点を見つめて止まることがあるのだ。

うさぎは、色々な音を聴き、周りの様子もよく見る。時折、じっと何かを考えているようにも思える。ただ可愛らしいだけでなく、案外と賢い動物なのかも知れない。ひょっとして、ねこよりお利口なのかもよ…w

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図書館に置いてあるのをチラッと見かけて気になり、最近買ってみたCD5枚組のセット(…中古だけれども)。小澤征爾氏の80歳記念盤のようで、それにちなみ80曲をセレクトして収録。バッハからバーンスタインまで、時代を超えた様々な名曲が楽しめるお得盤。BGMのようにして流しっぱなしにしておくのも良いと思う。クラシックの入門にも最適かと。

『小澤征爾の80曲。』
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