ねこ草がだいぶ伸びたので、うさぎのおやつにしよう、と思ったら…

トップの写真は、僕がお昼ご飯を食べているときの、うちのねこ。何かおこぼれを欲しくて寄ってきたのだろう。でも、生憎と、このときのおかずは魚ではなかったのだ。
それを分かってか分からずか、何処か非難がましい目で見ているような気がするw 鼻の周りもやや膨らんでいる。これは、少し興奮しているのだ。余程、良い匂いがしていたのだろうか?

ねこと言えば、うさぎのために育てている、ねこ草。もう、長いものは15cm以上にも伸びてきた。そろそろ食べ頃だろう。少し毟って、食べさせてみることにした。
このねこ草は、麦の葉の部分が伸びたもの。種が入っていた袋には、うさぎも大好き、と書いてあった。でも、本当に食べてくれるのだろうか?試しに、1~2本ほど毟って与えてみる。

僕が葉っぱを見せるや否や、うさぎはそれを咥えてむしゃむしゃと食べ始めた。牧草を食べるときと全く同じ動作だ。これは、いけそうであるw もう少し取って、皿に載せておいた。

おお、皿に顔をつけて食べているではないか。口の先を使って、上手に食べ物を拾うのである。うさぎは、鼻や口の周りが結構柔軟に出来ていて、器用に動かすことが出来るのだ。
この写真を撮ったのは、数日前のことだけれども、この日以来、ねこ草を少し毟ってはおやつとして与えている。牧草は一旦乾燥させてあるのだけれども、ねこ草は採れたて、生の状態である。きっと、新鮮で一味違うのでは?

僕は、先達て書いたように、ねこ草を大小ふたつのプランターで育てている。種が沢山あったので、ひとつのプランターに蒔き切れなかったのだ。
そこで、小さいプランターを、うさぎの段ボール箱の中に置いたらどうなるだろうか、と試してみた。ひょっとすると、ねこ草が食べ放題になって、うさぎが喜ぶのかも…と思ったのだ。

上の写真が、ねこ草のプランターを段ボール箱の中に置いた状態。ねこ草を前に何やら、うさぎが目を丸くしている。幾ら好きなものといっても、こんなに沢山…と呆気に取られているのだろうw
取り敢えず様子を見ようと思い、このまま暫く置きっ放しにしておいた。すると、ねこ草が何本か踏みつけられたように、なぎ倒されていたのである。

どうやら、うさぎがプランターの上に乗ろうとしたようなのだ。そのときに、ねこ草を踏んだらしい。プランターに乗って何をしようとしたのか?多分、段ボール箱の外に出られると思ったのだろう。
そうやって余り知恵をつけてしまって、自由に箱の外に出てしまうようになってしまってはいけないので、プランターは撤去して元の場所に戻すことにした。うさぎ、恐るべし…であるw


さて、先日、うさぎを外で遊ばせているとき、隅に積んである丸太ん棒の上で、何かが動くのが見えた。虫ではない。もう少し大きく、長いものであった。

僕は、肩から下げていたニコン P900を手に、そっと近づいた。カメラのスイッチを入れておく。動くものの色は、木のそれに近い。目を凝らして、じっと見る。

何か、お分かりになるだろうか?爬虫類の一種である。この辺りでは、夜になると、家の窓や壁などに、ヤモリを見かけることがある。しかし、写真のこれはヤモリではない。トカゲにも似ているけれども、ちょっと違う。

カナヘビである。体の半分以上が尻尾だというのが特徴。これは、一見したところ、全長は20cm弱といったところだろう。僕は、なるべく物音を立てないように、そっと近づく…。
そして、P900をクローズアップ撮影モードに切り替えて、カナヘビの横に構えた。そこを、撮る。カナヘビは、レンズ越しに僕の方を凝視しているようであった。

余程に呼吸が速いのか、カナヘビは横腹を痙攣させるようなテンポで動かす。実に柔らかな鼓動である。僕は、この体勢のまま、何枚か撮る。しかし、相手が微動だにしないので、ほぼ同じ写真ばかりになった。
いずれの写真でも、カナヘビはプライドに満ちた表情をしているように思われたのである。成りは小さいけれども、オレは恐竜の子孫だぞ…そんな感じだろうか。

数分経って、僕の方が疲れてきたので、姿勢を変えた。すると、待ち構えていたように、カナヘビはスルスルと、丸太ん棒の上をまた這って行った。そして、ミントの葉っぱの草叢へと姿を消したのである。

実は、その次の日にも、多分このときと同じ個体なのだろう、全く同じ場所でカナヘビを見掛けたのである。でも、僕はもう写真を撮らずに、そのままにしておいた。カナヘビも、すぐ丸太ん棒の下に消えた。
きっと、そこがカナヘビの棲み家なのだ。また、うさぎを遊ばせているときに見掛けることがあるかも知れない。そんな楽しみが、ひとつ増えたようである。

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