母の日で、娘が夕食を作る。僕は、それを手伝いつつ味見、味見…

トップの写真は、土曜日の朝の日の出。午前5時過ぎに撮影した。

先達ての投稿で、ニコン P900に使うための減光フィルターを2枚買ったことを書いた。それらのうち、可変式(ND2-400)の方だけを使って撮ったのである。それにしても、仕方がないとは言え、電線が邪魔だなあ…(ちなみに、僕の父は、定年まで電力会社に勤務していた…)。
前の晩は午前1時くらいに就寝したのに、休みの日でも朝4時半頃には目覚めてしまうことがある。まるで、ショートスリーパーだ。でもまあ、エアーベッドのお陰で熟睡なのだけれども…。

上は、望遠を2000mm相当にして撮った写真。勿論、減光フィルターはつけたまま。こうして、光の量を気にせずに太陽を撮影できるのは面白い。フィルターを可変させると、太陽の表情が変化するのも乙だ。

こちらは、デジタルズーム込みで、目一杯まで上げて撮った。この前も書いたけれども、機会があれば、このくらいズームした写真で、黒点を撮ってみたいものだと思う。いつか、狙ってみよう…。


この週末は、日曜日の夜に、木星の観測と撮影をしようと考えていた。晩の丁度いい時刻に大赤斑が巡って来るのである。大赤斑は、一旦地球側へ向くと、木星の自転によって、9時間で見えなくなってしまう。
つまり、いつでも観測できるわけではなく、地上から木星が見られる時刻と上手く合っている必要がある。尚且つ、僕の就寝している時間帯でもマズいw これらが、なかなか一致しないのだ。


上の動画は、木星の自転とガリレオ衛星の動きをシュミレートした動画。大赤斑が見えるタイミングも分かるようになっている。開始から2分くらいのところが、5月10日頃に当たる。これは、実に便利な動画である。

そう言えば、先達ても、大赤斑を撮ろうと狙ってみたのだけれども、木星そのものをクリアに撮影するための条件に恵まれず、結局上手くいかなかったことがあった。日曜日は、その謂わばリベンジのつもりだったのだ。
しかし、生憎と、日曜日は雨だった。午後からポツリポツリと降り出して、夜にはまるで嵐のような状態になってしまった。とても残念である。またの機会を得られれば、と思う。


さて、日曜日は、母の日であった。子供たちが小さかった頃は、僕が花を買ってきたりなどなど、かみさんにそれらしいことをしていたものだけれども、近年はすっかり子供たちにお任せしてしまっている。
特に娘は、こういったことが好きなのだ。かみさんの誕生日にも、お手製のイラストつきマグカップをプレゼントしたことがあった。(その投稿は、こちら

今回は、晩ご飯を作ってくれると言っていた。何を作るの?と訊いてみたら、オムライスだと言う。なるほど、普段あまり台所仕事を手伝っていない(やるとすれば、お米研ぎくらいか…)娘にも作れそうな気がするのである。
でも、ちょっと不安(?)なので、ネットでレシピを確認しておいた。僕は、大学生の頃に一人暮らしの期間が大分あったので、幾つかの得意メニューがある。でも、オムライスは、余り作ったことがない。

それから後で、レシピを確認した?と娘に訊くと、まだと言っていたので、じゃあこれを見れば良いよ、と教えておいた。ひょっとして、レシピを何も見ずに作るつもりだったのか…w
これは、ちょっと上手に誘導してあげなくちゃいけないな、と僕は考え、昼間のうちに一緒にスーパーへ買い物に行こう、と娘を誘っておいた。僕も、ちょっと考えていることがあったのである。

オムライスの上に、デミグラスソースをかけてあげようと思ったのだ。娘は多分、オムライスを作ったら、そのままケチャップをかけて食べれば良い、と考えている筈だ。かみさんがいつも、そうしているからである。
でも、折角なので、もう一手間かけておきたいではないか。僕は、ネット上のオムライスの写真を幾つか見せて、こんな風にデミグラスソースをかけるのはどうか、と娘に尋ねてみた。

ああ良いねえ、と言う。じゃあ、デミグラスソースは僕が準備するよ、と返事をした。ふふん、思った通りである…。娘は、オムライスを作るだけでいっぱいいっぱいになるだろう。僕がその周辺を手伝ってやれば良いと考えたのだ。
デミグラスソースを準備する、と言っても材料をコトコト煮込んで…なんて手間暇はかけない。缶入りを利用するのであるw 一煮立ちさせた赤ワインで缶のデミグラスソースを伸ばし、ソースとケチャップで味を整える。そんな感じで。


(カーネーションの下に写っているのも、娘からの母の日プレゼント)

そんな訳で、午前中のうちに、娘と近所のやや大きいスーパーへ出掛けた。僕は、自転車で行くつもりだったけれども、車の方が良いと娘は言う。途中で雨がパラパラし始めたので、車で正解だったのかも。
しかし、似たようなことを考えている人たちが多かったのかどうか、余り大きくない駐車場は、ほぼ満車であった。誘導の警備員が用意されていないので、場所取りのために辺りは殺伐としているw こんな日は、サンデードライバーが多くて困ったことである…。

僕は、必要なものを予め紙の裏に書き出しておいたので、その都度、これ要るよね?と娘に確認しながら、カゴに商品を入れる。例えば、赤ワインを切らしていたので、普段飲み用も兼ねて手頃な銘柄を購入。
オムライスの横にスープがあったら良いねえ、どれにするかな…と、売り場で粉末のオニオンスープを選んだ。これも、玉葱の皮で出汁を取るところから、なんてやっている余裕はないので…。

スーパーから帰宅後、僕は予め考えておいた通りの手順でデミグラスソースを準備した。上に書いた他に、マッシュルームのスライスと炒めた玉葱を入れた。味わい深くなったぞ。
かみさんは、日曜日の午前中は、いつも出掛けている。息子は、ひとりでずっと勉強している。ちなみに、畳の上でうつ伏せになって問題を解くのが好きなのだ。まるで、手塚治虫先生が漫画の原稿を描くときのようであるw

僕は、デミグラスソースを準備し終えると、娘とふたりで、これ味見してみようか?ということになった。時あたかも、お昼過ぎである。昼食にちょっと摘むのには、丁度いい。
そこで、マッシュルームを余り取ってしまわないように注意深く掬いながら、少量をご飯にかけて食べた。うん良い塩梅である。これをオムライスにかけたら、バッチリではないか。娘は、益々やる気を出して来た。

夕方になって、娘は鶏肉や玉葱を切り始めた。肉の量が、レシピに書いてあるよりも少し足りないけれど大丈夫?と僕に訊いてくる。そういうのは、大雑把で構わないからそれで大丈夫なんだよ、と僕は言う。
例えば、パンを強力粉から焼く際などには、粉やイースト菌の量など、正確に計らなければならないだろう。場合によっては、水は量のみならず温度まで調節するくらいだ。

でも、おかず作りは、目分量で大丈夫。卵を焼くのは、手早くサッとやってしまわないと、レシピの写真のようなホロホロの半熟にならないからね、とか何とか僕は横でアドバイスする。
時折、こうして声を掛けておかないと、娘はどんどん根を詰めて行ってしまうのだ。それで、あらぬ方向へと進んで行きかねない。3つ目を作る頃には、上手く半熟のオムライスになって来た。

チキンライスの上に、ホロリとした半熟卵。更に、とろけるチーズのスライスを乗せ、温かいデミグラスソースをかける。その辺りの仕上げは僕がやった。娘は、まだフライパンとの格闘中である…。
そのオムライスの横には、オニオンスープ。実は、チキンライスのそばにミニトマトでも乗せておこうと言っていたような気がするのだけれども、ふたりともすっかり忘れていた。

…というわけで、上が娘と僕の合作(?)のオムライスである。4人で美味しく賞味いたしました。これに懲りずに、娘がまた料理に挑戦してくれれば良いのだけれども、と密かに思っている…。

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