週末は、月を撮ったり、太陽を撮ったり、雲を撮ったり。それから、写真を加工してみると…

週末は、特に予定は無かった。只、金曜日の夜に、突然のようにして会議が入った。例によって、深夜の会議である。多分、僕が仕事を休んでいた、水曜日か木曜日の間に決まったのだろう。

でも、火曜日の時点で、会議があるらしいよ、ということは仄聞していた。だから、まあ予定通りということなのだ。会議自体も、1時間くらいで終わったのである。午前12時頃には帰宅できた。
それから、入浴やら、軽く食事やら、となったので、就寝はすっかり遅くなってしまった。遅く寝たとしても、翌朝は平日とほぼ同じように早朝に目覚めてしまうので、どうしても睡眠不足気味となってしまう。

そのせいだという訳でもないのだろうけれども、土日は特にこれといったことをしなかった。出掛けるのが実に億劫だったからだ。例えば、うさぎの世話やら、読書やら音楽鑑賞やら、写真撮影やら、そういった家で出来ることをしているうちに過ぎていったのである。
その中で、特に面白かったのは、日中の空模様を撮影して、その写真をSnapseedで加工する、ということだった。そのような試みは、今までもやっていたけれども、今回は少し趣向を変えてみた。

撮影の時点で、ニコン P900に減光フィルターを取り付ける。すると、独特のやや暗いトーンの写真が出来る。それを更に、Snapseedで階調や色味などを強調する。そうすると、何ともディストピア風というか、終末観の溢れた写真になるのだ。
実は、撮影の時点で、そういったイメージは想定していた。つまり、ある程度は狙って撮ったのである。でも、これがSnapseedの性能なのか、思っていた以上に仕上がったというわけだ。

まあ、その写真は、後ほどご覧いただくとしてw、先ずは月の写真を。これは、割と普通に撮影したものである。下は、土曜日の夕刻に、P900のトワイライト撮影モードで、南西の方角を撮った。

土曜日は日中、雲の多い天気だった。でも、この時刻になると、快晴の実に綺麗な空となった。日が没したばかりの地平線方向から上の方へ、徐々にグラデーションが濃くなってくるのが見て取れると思う。下は、2000mm相当の望遠で、月を撮った。

下の写真は、それから約24時間後、日曜日に撮ったもの。この日は、午前中が曇りがち、午後は見事な快晴となれども、夕方からまた薄曇り、という変化のある空模様の1日だった。従って、月も何だか朧になってしまったのである…。

さて、土日の間に撮った、太陽や雲の写真を。これらは、上に述べたように、Snapseedで加工を施した。撮影時点でも、減光フィルターの効果があって、なかなか面白い写真だったけれども、一層興趣が増したと思う。

そこに、新約聖書の「ヨハネの黙示録」の一節をそれぞれ付してみた。ギリシア語原文と、僕自身の私訳である。Interlinearという英語の語註がついた聖書と、田川建三博士の『新約聖書 訳と註 第七巻 ヨハネの黙示録』の註を参照しつつ和訳した。

写真の持つイメージと、「ヨハネの黙示録」の一節のそれが合うと感じ、組み合わせてみたのだけれども、如何だろうか。お楽しみいただければ、これ幸いです。(以下、括弧内の数字は、章と節の番号)



καὶ εἶδον, καὶ ἰδοὺ ἵππος χλωρός, καὶ ὁ καθήμενος ἐπάνω αὐτοῦ ὄνομα αὐτῷ ὁ Θάνατος, καὶ ὁ ἅδης ἠκολούθει μετ’ αὐτοῦ:
「私は見た。見よ、青白い馬である。上に乗る者の名は、死といった。そして、ハデス(冥界)がその彼の後に続いた」(6:8a)



Καὶ ὁ τρίτος ἄγγελος ἐσάλπισεν: καὶ ἔπεσεν ἐκ τοῦ οὐρανοῦ ἀστὴρ μέγας καιόμενος ὡς λαμπάς …
「第3の天使がラッパを吹いた。そして、松明のように燃えさかる巨大な星が天から落ちて来た」(8:10a)



Καὶ εἶδον, καὶ ἤκουσα ἑνὸς ἀετοῦ πετομένου ἐν μεσουρανήματι λέγοντος φωνῇ μεγάλῃ …
「そして、私は天の只中に飛ぶ鷲を見て、それが叫んでいるのを聞いた」(8:13a)


あともう少し続きがあるけれども、それは次回に…。他には、上空を飛行中のジェット機が雲の間を飛んでいるところを撮り、こちらもSnepseedで加工した写真が何枚かあるので、それも載せてみたいと思う。お楽しみに…。

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今回、「ヨハネの黙示録」のギリシア語原文を訳出する際に参照したInterlinearは、こちら。ギリシア語は、文法が飛んでもなく複雑で、語形変化を特定するのも面倒になってしまうくらい。でも、これがあれば、一語一語についてそれを特定した記号がつけられているので、少なくもその作業はスキップできるというメリットがあります。下の書籍は、新約聖書27巻を収録。

『The Zondervan Greek and English Interlinear New Testament (NASB/NIV)』
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