この酷暑を乗り切るためのアイテム、第2弾。日よけシートに続くものとは、さて…

トップの写真は、彼此2週間ほど前になるだろうか、夕刻に撮影したジェット機。

この日も、いくつかの旅客機が、数十km先の上空を旋回飛行してから羽田に向かっていた。天候の影響でもあったのだろうか?それは、望遠で覗いて漸く機体の形状などが判別できる遠距離である。肉眼では、殆ど点のようにしか見えない。
しかも、日没が近づくにつれ、空は明るさを失い、彼方の機影はますます見えにくくなってきた。そんなことを感じながらレンズを向けていたのである。

すると、どうであろう、航空灯が点いた瞬間を撮ることが出来たのである。航空灯とは、夜間飛行の航空機を地上から見上げたときに観察できる、あの点滅するランプのことだ。
上の写真では、機体の最後尾と両翼の先端の3つが写っている。ファインダー越しに覗いているときにも、これらの点滅は見て取ることが出来た。ただ、比較的インターバルが短いので、シャッターとタイミングを合わせるのが難しい。

この機体は、数分後に無事、羽田空港に着陸したようだ。上は、そのような航空機の安全運行の頼もしさと共に、一抹の旅愁も感じさせるような後ろ姿が写った、と少し自負している…。


先達ての投稿で、エアコンのことを書いた。ヌルい風しか出て来なくなったので、数年のあいだ使わずにいたところ、今年になって何故か再び涼しい風が出るようになった、という話である。そんなエアコンが2台あったのだ。

そんな訳もあって、うちでは夏の盛りでもエアコンを使わない生活をするのが、どちらかといえば普通になっていた。あとのもう一台が、つい先日まで正常に稼働していたので、どうしてもと言うときには、隣室のそれを使っていたのだ。
そのときには、家族全員で、「暑いね…。エアコン、入れちゃう?」と申し合わせた上で、誰かがリモコンを手に取り、恭しく黄色い運転ボタンを押す。殆ど、儀式のようであるw

では、エアコンを使わないときにはどうしているのか、と言うと、実に単純なことに、窓を開けたり、扇風機を使ったりしているのである。まあ、エアコンよりは涼しくないけれども、まあこれで暑さは凌げるのだ。
周囲では、日中はおろか深夜明け方に至るまで、エアコンの室外機が回りっぱなし、というお宅が多い。多分、TVのニュースや天気予報などが、エアコンの使用を盛んに呼びかけているのだろう、と僕はそう思っていたのである。

それが、昨夏までのお話。今年うちでは、既に述べたように、3台のうち2台のエアコンが動いてくれている。どうしてなのか分からないけれども、有難いことである。今夏は目下のところ、例年とは段違いの暑さだからだ。
娘は、学校の部活から汗だくで帰宅し、すぐに自室のエアコンを点ける。そして、ほぼそのままの状態で就寝するため、朝まで点けたままのようだ。近くにうさぎのケージがあるので、暑さに弱いこの動物の保護にもなっていると考えている。

リビングのエアコンは、上に書いた儀式の対象であるw これを点けるのは、主に夕食や風呂上がりの後の、数時間だけ。朝方など、そのほかの時間帯は、やはり窓を開けて風を通す、ということをしている。
今年は、昨年まで以上に、エアコンを使わなければ危険だ、という具合にマスコミが呼びかけているようである。でも、僕は、TVを殆ど全く観ないので、そういった情報には疎いのだけれども…。

本日の投稿は、うちのベランダの、日よけシートの下で書いている。この天蓋のような茶色の幕の向こうには、燦々たる太陽が輝いている。蝉の合唱も、ミンミン、ジージーと賑やかだ。でも、不思議と酷い暑さは感じられない。
時折そよそよと吹き込む風が、肌を撫でていく。やはり、これが涼しさのもとなのだろうか。実は、この酷暑を乗り切るためのアイテム第2弾として、あるものを購入した。

「TOYMOCK ハンモック 自立式」

自立式ハンモックである。ベランダで日よけシートの下にいると、昼夜問わず案外と涼しいということが分かったので、当初はビーチチェアでも置いてみようか、と考えた。
でも、色々と商品を検索しているうちに、ハンモックという手もあるのだな、と考え直したのである。そういえば、森博嗣センセイが最近、ウッドデッキに自立式ハンモックを置くようにした、とブログに書いておられたことも、ふと思い出したのだ。

そこで選んだのが、「トイモック」という銘柄のハンモック。下の写真は、送られて来たときの荷姿である。1m以上の細長い段ボール箱に入っていた。重さは、約10kg。

これを開封すると、その中には黒く、これまた細長いバッグが。本体の色に合わせて、取っ手の部分が青い。また、商品タグの裏面には、組立て方法が書かれている(…これは、後になってから気づいた)。

細長いバッグを開くと、スチールのスタンド部分と、ネット状のハンモック部分が入っている。スタンドをいっぱいに広げて、ハンモックを前後に引っ掛けるだけなので、組み立てには3分もかからないだろう。

同梱の説明書には、座り方が図解されている。まずお尻をネットに載せてから、両脚や上半身を横たえる、というのがコツのようだ。そうでなければ、乗る際にバランスを崩してネットがくるりと回ってしまい、座り損ねるのである。

ネットの両端には、上のような飾り(?)の房もついている。ちなみに、この商品はベトナム製だ。かの国は、暑い日中のお昼寝が盛んな、ハンモック大国なのだそうである。

上は、ベランダからの眺め。前後は2m強の長さが、置き場所として必要だ。左右は、1m弱あれば良いだろうか。実際に寝そべってみると、樹木に吊るしたハンモックのような高さは感じられないけれども、ゆらゆらと実に心地良いのである。

加えて、日よけシートの下で風が通り抜けて、実に涼しい。特に、背中が汗を掻きにくいのが良い。宵になった頃には、南東に月も見えて来た。良い眺めだ。でも、娘が部活から帰宅すると、すっかり横取りされてしまったのだったw
この後、家族全員が代わる代わるに寝そべってみたのだけれども、誰もが横になった瞬間に「わあ…」と笑顔になる。何とも形容しがたい、不思議な安楽感がハンモックには隠されているのだ。

さて、僕は夏期講習のさなか、早朝から夜まで多忙な毎日だけれども、せめてこのブログだけは、ハンモックで蝉の声を聴きながら、風に吹かれてゆらゆらと書いてみたいと思う。実は今回も、そのようにしてみたのである…。

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