あんな所からコオロギの鳴き声が聞こえ、こんな所までうさぎは歩き回る。今年の秋はこうして訪れるのだ…

トップの写真は、キリンの「生茶」というペットボトルのお茶。

先達て、とあるSNSで、写真家の友人(高校の同期生)が、このお茶を撮った実に綺麗な写真をアップした。背景には生けた華。流石、プロフォトグラファー、「ちょっと撮ってみた」と言いつつも、そのまま宣材で利用できそうなくらいのハイクオリティだった。
その写真にコメントを寄せた人たちが、口ぐちに「このお茶、美味しいよねー」と言うので、僕もつられて買ってみたというわけ。それで、テーブルに置いて、ニコン P900のどの撮影モードだっただろうか、撮ってみたのである。

僕の写真は、とても宣材にはなりそうもないと思うけれどもw、まあ、まだ暑いときに撮った写真なので、そんな時節に相応しい清涼感でも出ていれば…と思うのだ。

さて、もうそんな季節は何処へやら、いよいよ秋の気配が迫って来ているように思う。ここ数日は、家でエアコンをつけていない。今年の夏は、以前も書いた通り、エアコンを復活させることが出来て、実に助かった。
まるで奇跡のように、3台ある内の2台がまた涼しい風を出してくれるようになってくれたのだ。これがなければ、今夏は干上がっていたことだったろうw

もう一台のエアコンについては、このブログでは書いていなかったと思うけれども、実は交換の予定があったのだ。代替機も用意してあったのである。でも、事情があって、交換工事が実現しなかった。
それで、じゃあどうしようかな…と逡巡している内に、暑さが和らいで来てしまった。結局、このエアコンの交換については、来年に持ち越しである。またゆっくりと考えることにしよう。

秋の気配といえば、うちの周囲では、もう随分と前から、コオロギの鳴き声が聞こえている。まるで蝉のそれと入れ替わるようにして、コロコロリンリンという声を耳にするようになった。
それは主に草叢の中で鳴いているようなのだけれども、全く同じ虫の声を、何と早朝の仕事場でも聞くことがあるのだ。そこは、言うなれば、倉庫のような場所である。

そんな場所なので、勿論、草叢などはない。ただ、器材などを保管してあるような、大きな什器の横や下から聞こえてくる。余りによく鳴いているので、覗き込んでコオロギの姿を確かめようとするのだけれども、見えない。
はて、こんな無味乾燥な環境で、一体何を食べて生きているのだろうと、ちょっと不思議な気がする。深夜など、人のいない間に姿を出して、餌を探して歩いているのだろうか?想像するに、ちょっと可愛らしく思うのである…。

さて、夏休みも終わり、学校は新学期を迎える。僕の勤務先の塾では、2学期のスタート試験を各学年で実施している。目下、その試験監督と採点作業の最中である。そのような毎日なのだ。
一方、高校生の娘は、アルバイトを始めた。中学生時分の職業体験(コンビニで働いた)は別として、本格的な労働の経験はこれが初めて。場所は、ファミリーレストランだ。

上の写真は、そのファミレスのメニュー。内容を覚えるために、事前に渡されたのだと言う。オーダーを取るときに、しどろもどろになっては役に立たない。せめて、スラスラと口をついて出てこなくてはいけないだろう、というわけだ。
既に数日ほど働きに行ったようだけれども、特に弱音などを吐いていないので、今のところ順調なのではないか、と思う。でも、エプロンを下げて「いらっしゃいませー」とか言っている姿が、僕にはどうも想像し難いのだけれどもw

上の写真は、ケージの中で寛いでいるうさぎ。一週間ほど前に撮影した。前回は、うさぎがラビットフードのお皿をひっくり返さない様にするための工作について書いた。
このうちに来て、早いことにもう半年以上が経ったと思う。すっかりと、うちの子になったみたいに慣れたのだろう。行動が徐々に大胆になって来ているのだ。

ある朝など、僕が早朝の仕事に出掛けようと廊下を歩いていると、うさぎのケージが空になっていることに気づいた。うさぎの姿が消えているのである。ちなみに、普段はケージの扉を開けたままにしてある。
その方が、うさぎにとって開放感があると思うし、実際に逃げ出すこともなかった。うさぎは、このケージが大のお気に入りで、自分からは決して出ようとしなかったのである。

しかし、その朝に限って姿がなかった。僕は、日の出の遥か前、まだ真っ暗闇の家の中を暫く見渡した。すると、娘の部屋の中に、ぼんやりとした白く小さな塊を認めたのだ。
もしや、と思って近づいて触ってみると、ふわりとして柔らかい手触り。毛皮の感触である。うさぎは、何故か娘の部屋(こちらも、戸を開けっ放し)の中に入って、寝入っているその人をじっと観察していたようなのだ。

僕は、うさぎのお腹に手を回して抱っこし、ケージの前まで連れて行った。いつもであれば、抱っこされるとジタバタする筈が、随分と大人しい。うさぎは、ケージの入り口を見ると、思い出したように慌てて中へ入った。これは、いつものことである。
それ以来、うさぎは時折、ケージの外に出て、そこから比較的近い範囲を歩き回っていることがある。大抵は、人が見ていないときだ。こっそりと外に出る楽しみ(?)を覚えてしまったのだろう。

でも、このこと自体は、今のところ何の実害もないので、これからもケージの入り口を開けたままにしておこうと思う。うさぎの行動範囲が何処まで広がっていくのか、観察してみるのもきっと楽しいだろう…。

……

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