川沿いの桜並木を散策したのだ。何処までも、咲き誇る花の姿を求めて…(下)

本日は、4月3日。当ブログ「×月×日、白ねこのため息」が始まって、2周年の日なのです…。

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さて、先達ての週末の桜探訪、その2である(前回の投稿は、こちら)。この日は、暖かい午後のひとときだったけれども、その後、一昨日の月曜日からはまた、幾分肌寒い日となった。
何処かで目にしたニュースによると、今年は3月下旬以降、平均気温を下回っている日が多いのだそうだ。そうすると、桜が開花した後は、散りにくく花が長持ちするのだと言う。なるほど、それは良いことなのかも、という気がした。

トップの写真は、自転車でゆっくりと走っている途中に見つけた、八重桜。真っピンクの鮮やかな花弁が幾重にも開いていた。背景の空は青く、雲ひとつない。ここぞとばかりに、その両者を収めたのである。
このように、桜の種類によっては、既に満開のものもあったけれども、ソメイヨシノは樹によって様々。どちらかと言えば、まだ蕾を抱えた樹の方が多かっただろう、と思う。高く枝を見上げると、そんな光景も目にすることが出来たのだった。

上も八重桜だろうか。ちょっと遠目だったけれども、同じようなピンク色をしていた。その向こうにあるのは竹林だ。如何にも和風な取り合わせに風情を感じるのだ。
よく見ると、向かって右下に白い服を着たカップルがいる。彼氏が一眼レフのようなカメラを構え、彼女さんが花の下でポーズを取っていた。まるで、何かのポートレイト撮影のようだった。やはり、この景色が気に入ったのだろう。

上は、ラベンダーだと思う。道の脇に群生していた。小さな粒の花が、文字通り鈴なりになっている。一本一本の高さは、せいぜい15cm程度だった。こう見えて、案外と小さいのである。

さて、ソメイヨシノである。この写真は、朱い橋の上にほぼ満開に咲いていたところ。これもまた、風情があるなあと感じた。その下に流れるのは、前回の写真からずっと続いている川である。こうして辿っている内に、この橋に行き着いたのだった。

こちらは、その橋の上から撮影した。川面には、前回と同様、青空が映えて写る。やはり、桜を撮るならば断然、晴れの日が良い。空を花の背景にしても良し、こうして反射させても良し、なのだ…。

勿論、桜を周囲の緑と組み合わせるのも良いと思う。あと、今回撮影していて感じたのは、道や川などがカーブしていたりうねっていたりすると、興趣が増すということだった。桜には、何故だろうか湾曲が似合うのである。
前回のトップの写真も、そうだった。ワインディングの遊歩道に咲くソメイヨシノと菜の花。桜を撮る構図には、曲線が含まれていると面白くなるのだろう。

…と言いつつ、こちらは直線的な写真w いや、そうでもないかな?向こうの方に見えた白い柵の橋を入れたくて撮ったのだけれども、ちょっと写りが小さくなってしまった。

早咲きの桜を見ると、もう葉が出ていた。桜も、種類で其々なのだなあと思う。あと、ソメイヨシノの中にも、樹によっては花弁が散り始めのものもあった。
上の写真のように、水面にひとひらふたひら舞い落ちていたのだ。いつの日か、桜吹雪に流るゝ花筏…ということになるのだろう。季節はまた、いずれ巡るのである…。

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昨年から今年にかけての年越しジルベスターコンサートで指揮者を務めた、イタリアの俊英アンドレア・バッティストーニの最新作。チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」と、武満徹の「系図」とのカップリングです。このCDで注目すべきは、「系図」の方でしょうか。これは、武満徹の音楽にのせて、谷川俊太郎の詩を朗読するという構成の曲目なのですが、今回はあの「のん」が朗読を務めているのです。ネットで短いプロモーションビデオを見ると、やや舌足らずなナレーションが、子供目線のこの詩の内容に良く合っていると感じられますね。流石ののんさん、芸達者なものだなあ…と思います。

『チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」/武満徹:系図-若い人たちのための音楽詩-』
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