トイドローンTELLO、本当にこれは「空飛ぶデジカメ」なのかも知れないのだ…

実質的には、前回の投稿の続き。WiFi中継器を使うようになって、トイドローンTELLOは高度30mまで、WiFiの電波が途切れることなく上がれるようになった。

それで、広いグラウンドに行って飛ばしてみたというのが前回の話である。アウトレット品で安手の中継器だったけれども、効果は覿面だったのだ。
その飛行で、TELLOとiPad miniのバッテリーを大方消費してしまったので、一旦帰宅して充電をした。TELLOの小さなバッテリーは1個充電するのに約1時間半ほど掛かる。もしふたつであれば3時間だ。

それから、夕方になる少し前にまた出掛けた。午前中とは別の場所である。西陽がよく見えるよう、その方角が開けている場所が良いと思ったのだ。
行く途中に、お堀の脇にある休憩所で休んでいる野良ねこたちを見つけた。ここには以前も何度か来たことがある。あのときは何匹もいたけれども、今回は3〜4匹といったところだった。

上は、休憩所のベンチでゴロ寝をしているねこ。この辺りのボスねこなのかも知れない。ちょっと大物の風格が漂う寝姿である。しっかり、枕を当てがっているところなど、芸が細かいw

それから、コンクリートの上で縦列に並んでいるねこたち。揃って香箱座りである。如何にも可愛らしいw 今回、僕は気が向いてここに立ち寄っただけなので、ねこのおやつを持って何も来ていない。よって、写真を撮るのみである。

香箱座りの内の一匹が、起き上がって首をぽりぽりと掻いていた。さてと、陽が傾かない内に先を急がなければ…。

さてさて、僕は公園の中にある原っぱに行って、TELLOを飛ばした。午前中と同様に、高度は30mだ。周囲の樹木を越えて、その向こうに広がる景色が一望できた。早速、何枚か撮影。
その内の一枚は、黄色く西に傾く太陽が水面に上手く映った写真が撮れた。それが、トップの写真である。はて、何の水なのだろう?湖か溜池か。まあ、何にせよ、陽が映えて綺麗に写ったと思う。

こうして見ると、TELLOのカメラは小さいながらも、実に大したものだ。まるで、デジカメが空を飛んでいるようなものであるw これは、本当に面白いラジコンだなあ…。

あと、別方向の景色も。この日は殆ど無風だったので、30mの上空でも全く風に流されるということがなかった。TELLOには、低速と高速のふたつの飛行モードがある。
低速が通常のモードで、バッテリーの消費を抑えたようなゆっくりとした速度で飛ぶ。でも、それ故に、風速2m程度の風にも流されることがあるのだ。

そこで、僕はTELLOを高く飛ばす際には、高速モードに切り替えておくことにしている。こちらは、謂わば高出力モードで、少々の風にも負けないパワフルな飛び方をしてくれる。文字通り、速度も速く飛ぶ。
こちらであれば、20〜30mの上空で万が一風に流されそうになった際にも、対処がしやすいと思う。バッテリーの消費量は多くなるけれども、念のためなのである。

上の写真は、またやってみました。自撮りですw 下の方にぽつんと写っているのが、iPad miniを操作中の僕です。この場所は、上のように、樹々に囲まれた原っぱなのです。

今回の投稿の最後にもう一枚。トップの写真をAdobeのPhotoshop LightroomCCというアプリで弄ってみたもの。結構、劇的な画になったかも。うーん、加古隆氏の音楽が似合いそうだ…。
ちなみに、あとで娘に見せたら、「何かが降りて来そうな写真」と言われたw 「何か」とは、神か天使か、それとも悪魔なのか?w

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加古隆氏のCDはベスト盤だけでも何枚かリリースされていて、選ぶ際にはとても迷ってしまうことでしょう。もし、氏の音楽の壮大さを求めるのならば、この「アニヴァーサリー」が目下のおすすめです。これは、英国から指揮者を、そしてスロヴァキアから国立オーケストラを日本に招いて録音したという、非常に手の込んだ盤となっています。かの有名な「パリは燃えているか」など特に、東欧のオケらしい叙情に満ちた管弦楽が、加古隆氏のピアノに豊かな彩りを与えています。幾つかのバージョンがあるこの曲の中では、屈指の(いや最高の)名演ではないでしょうか。勿論、他の楽曲も素晴らしいですね…。

加古隆「アニヴァーサリー」(Hybrid SACD)
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