今年の夏も、恒例の花火大会を撮りに出掛けたのだけれども…

先週、この時期に毎年恒例となっている花火大会が開催された。いつもであれば、僕は近場で写真を撮っている。でも、今回は少し遠くへ行ってみることにしたのである。(昨年の模様は、こちら

撮影地の候補はふたつあった。花火の打ち上げ場所の東側か北側だ。いずれも中間には建物がないので、見晴らしが良い。出掛けて行くにはちょっと距離があったけれども、昨年などとは違った写真を撮ることが出来ることを期待した。
それから当日、自転車で両方を回ってみて結局、北側の方に決めた。丁度、月が南中するところだった。花火の高さによっては、ひょっとすると同じ構図に入るかも知れないと思ったのである。

上は、花火が始まる前に、暇潰しのつもりで撮った写真。時あたかも、南天にこのような見事な月が浮かんでいたのである。月齢は9。その右側には木星が明るく輝き、更に右下にはさそり座のアンタレスも赤く見えた。

さて、そのときである。持参した三脚のゴム足がひとつ、失くなっていることに気づいたのだ。下の写真は帰宅してから撮った。ゴム足とは、脚の先端にある、黒くて小さなキャップのようなものだ。

三脚を自転車のカゴに乗せて走り回っているうちに取れてしまったのだろうか?あとの2個は手で引っ張っても取れないくらいに、結構キツく付いているというのに不思議なものである。
まあ、このゴム足がなくても三脚としては一応機能する。バランスが悪くなるということもない。でも、この部分は代わりに何を付けておいた方が良いのだろうか…と考え込んでしまった。

そして、翌日。午前中の内にまた、自転車で同じところを走ってゴム足を探してみようと思い立ったのである。まあ、暑いけれども、もう一度サイクリングだなw 運が良ければ見つかるだろうという気がしたのだ。
するとどうであろう、うちから5分くらい走ったところの、車道と歩道の境目の窪みのようなところに落ちていたのであった。いやあ、こんなに直ぐに見つかるとは何という僥倖であろうかw 早速、持って帰って、喜んで三脚に付けた。

もう取れてしまわないように、強力タイプの瞬間接着剤で十分にくっつけて固定しておくことにしたのである。これで、元通りだなw
次からは手を抜かずに、付属の袋にちゃんと仕舞って持ち歩くことにしよう。また次は何処が取れるのか分からない。こういったものは実に油断ならないのだ…。

さてさて、花火大会に話を戻そう…。上に挙げた月の写真を撮って暫くしたのち、花火大会が始まった。この月の仰角高度に対して、この場所からはどのくらいの高さで花火が見えるのかな、と期待をしたのだけれども、案外と低かったのである。
一応同じ構図には入っている。うーん、でも離れ過ぎているなあ。少し場所を変えたけれども、この先には川と大きな池があるので、これ以上花火の方に近寄ることは不可能だった。ちょっと残念…。

ちなみに、上の写真には、光芒を広げて輝く月の右に、木星と(辛うじて)アンタレスも見て取れる。この写真以降は、花火と月の競演を撮るのはやめて、ズームで花火そのものを撮影し続けることにしたのである。
この場所は見通しが良かったので、花火を噴き出すように打ち上げている地面付近から構図に入れて撮ることが出来たのだ。これはこれで、去年とは違う感じの写真になったので、僕としてはまあ満足だ。

さてさて、次回の投稿でも、この花火大会の写真をたくさん載せてみたいと思います。どうぞ、お楽しみに…。

(トップの写真は、花火の合間にカメラをグルリと横に向けて撮った写真。撮影場所の周囲にあった巨大な池である。その向こうにマンションや街灯などが見える。まるで湖畔の風景のようだった…)

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