東京国立近代美術館へ「高畑勲展」を観に行ってきたのだ…

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先日、やっとこさ「高畑勲展」に行くことが出来た。皇居そばにある、東京国立近代美術館である。

平日だったので割と空いているかと思いきや、案外と混んでいた。次の日曜日(10月6日)までの開催なので、駆け込み需要があったのだろうか。まあ、僕もそのひとりなのだけれどもw
展示物は当然ながら、どれも撮影禁止だったのだけれども、2箇所だけ撮影可能のものがあった。スマホやインスタ全盛のご時世、ちゃんと、そういったものも用意されているのだなw

僕は、いつものお出掛けの相棒、ニコン P900をバッグから取り出し、それで撮影した。iPad miniももっていたけれども、やはりカメラで撮らなければ勿体ないという気がしたのだ。
先ずは「アルプスの少女ハイジ」のジオラマである。ハイジが両手を広げてペーターを迎えるシーンだ。横幅が10mくらいはありそうな、大きく且つ精細なジオラマだった。

上の写真は、正面をやや下から撮影。小屋の前には、駆け寄る姿のハイジと、左側にはおじいさん(アルムおんじ)と犬のヨーゼフがいる。下の方には、多数のヤギを連れたペーターが坂を登っている。

その箇所を真横から撮ったのが、上の写真。実は、結構もの凄い急斜面であるw うっかり足を滑らせたら、転がり落ちてしまいそうだ。まあ、視覚効果と迫力を倍加させるための、一種のデフォルメなのだろう…。

あと、同じ箇所を中心に、引きで撮ったもの。上にも書いたように、幅は10mくらいもありそうな、かなり大きなジオラマである。ちなみに、背景の空や山岳は書き割りである。
よく見ると、上の写真の右下、ハイジたちが住む丘の麓の部分には、街並みを表現した建物が作ってある。オレンジ色の屋根をした尖塔など、色々と作り込んであった。

上の写真は、ジオラマの左端の方。森に放牧した牛の群れが再現されている。人があまり見ないようなこんなところまで、ちゃんと細かく作ってあるのだ。実に良く出来たジオラマだった。

あと、会場の出口の外には、ハイジの家の内部が再現されていた。テーブルやイスなどの調度品が置かれ、セントバーナード犬(ヨーゼフ)が床で寝ているw

それから、この展覧会で数多とあった作品展示の中で、僕にとっていちばん圧巻だったのは、やはり「かぐや姫の物語」だった。例えば、2秒だけの表情の変化のために50枚もの原画(鉛筆画)が手書きされていたなどなど、この作品は実に精緻を極めている。

以前も書いたと思うけれども、この「かぐや姫の物語」は、謂わば美術作品をアニメにした映画なのだ。しかも国宝級であるとすら思う。今回、原画や背景画を生で目にすることが出来て本当に良かったと感じた…。(つづく)

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下のリンクは、その『かぐや姫の物語』です。手描きアニメーションを極限まで究めた作品をとくとご覧あれ。文字通りの「眼福」ですよ…。高畑勲氏は、この手法で『平家物語』の制作も、次作として予定していたそうなのだけれども、病に倒れて昨年とうとう世を去ってしまったのは、ご存知の通り。この国にかけがえのない、非常に優れた才能の持ち主であったと思います。

『かぐや姫の物語』(Blu-ray)
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