夜明け前の月の姿に想う…

今朝午前4時半過ぎに撮った、夜明けまえ南東に傾く月。
旧暦25日なのだけれども、この日の月には可哀想なことに、名が特にない。(三日月と呼んではいけないw)ちなみに、明日は「有明月」である。

日の出は5時50分過ぎなので、夜はまだ1時間以上も残っていた。しかし、写真をよく見ると、月面は既に下の方が陽の光に強く炙られて白い。
南天にはオリオン座が高く聳えて見えた。昨日あたりがオリオン座流星群の極大だったので、きょうもあわよくば見られるだろうかと思って、雲ひとつないまだ暗い空をずっと見上げながら自転車で走った。しかし、何も落ちて見えなかったのである。

きょう早朝は一気に冬がやって来たのかと思うほどに冷えていた。ひょっとすると、気温が体感では10℃程度だったのでは?と感じられるほどだった。
朝の仕事の帰り道、見事に晴れ渡った虚空を眺め渡して気がついた。きっと、今朝は放射冷却が起きたのだろう。カラッと晴れて寒いということであったので、多分間違いないのではと思う。

青空は、低い仰角高度に至るまで、雲の欠片ひとつ見えない。こんな朝には、あれが透明な空気の向こうに見えているだろう、と思って振り向くと案の定、真っ白な姿を遥か遠くから明瞭に晒していた。
それは、すっかり雪を被った、実に雄大な富士山の姿だったのである。この日が、初冠雪だったのだそうだ…。

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