小旅行に出掛け、実家でのんびりの一日なのだ…

前回の投稿の続き…。息子を乗せて、実家への小旅行である。

ここに来たら、川端康成の短編小説の英訳(米国人の翻訳家が訳したもの)をゆっくりと読もうと思っていた。しかし、テーブルで広げて読み始めた途端、母が「お茶を飲もう」と言い、湯呑と柿ピーを持って来た。あとは、母がほぼ独擅場で話し続ける。
例えば、読みたいと思って探している本があるとか(僕はその場でネット検索して探す。見つかった)、それから母方の親戚の近況とか。

母の従兄弟には、某私立大学で教授を務めておられる方がいる。薬学博士なのだそうだ。そのことを、僕は昨年の祖父の葬儀のときに知った。その教授が来ておられたので紹介されたのだ。
それから、その方とは別に、他の大学で学長となった人もまた従兄弟なのだ、と茶を飲みながら母は言う。その学長もまた、薬学博士である。こちらの方については、初耳だ。ちょっとびっくりである。

僕がiPad miniを使って早速、その大学のサイトに載っている学長先生の写真を表示すると、母は画面を見ながら「子供の頃には小ちゃくって、いつも○○○君(下の名前)って呼んでいたのにねえ」と懐かしそうに話す。
他には、某最難関の医学部を出て、今は関東地方にある市立病院で医師をやっておられる方もいるそうだ。このようにして母方には、医薬系に従事している人たちが何人もいる。いやあ知らなかった。文系の凡人たる僕はただ驚くばかりだったw

話題は変わって、遥か昔の終戦間もなく、母の実家の菩提寺の敷地にバラックを建てて住んでいたという浮浪者母子の思い出などなど、話題は縦横無尽にして尽きることがない…。

結局、川端康成は1ページくらいしか読めなかった。まあ、母にとって、余りにも朴訥として無口に近い父では話し相手にならないのだろう。きっと、たまに相槌を打つ僕くらいが丁度いいのである。だからこうして話すのだ。
この家に下宿する息子が、僕の不在の間にその役割を務めることが出来れば、とも思うのだけれども、彼もどちらかと言えば無口な方なのであるw 上手くいかないものだ。

さて、天気が良かったので外に出てみると、2m以上はあろうか、ひょろ長く伸びた黄色の秋桜の向こうに、白く月が見えた。旧暦26日の有明月だ。この庭の片隅に作られた菜園では蝶が翅を休めている。大根や人参などの葉っぱが青く、如何にも瑞々しい。

上空からジェット機の轟音が聞こえた。FDA機が脚を出したまま割と低空を南へと飛んでいく。はて、離陸したばかりなのだろうか?と思いつつ「フライトレーダー24」を見る。
どうやら名古屋着の機体らしいけれども、そこから200kmは離れているであろうここから、もう既に着陸態勢なのだろうか。ちょっと珍しい姿を撮ることが出来たのかも…。

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下は、図書館で見つけて、目下貪るようにしてw読んでいる一冊。例えば、映画、アニメ、ゲームなどで登場する様々な知識(全365項目)を、日替わりで1項目につき1ページで解説している本です。曜日ごとに網羅しているジャンルは、歴史や文学、哲学、科学のようなアカデミックなものから、オカルトや神話、宗教のようなやや怪しげな(?)ものまで、実に多岐に渡っています。この振り幅の広さが、この本の最大の魅力でしょう。
何せ、「ソクラテスの『無知の知』」を解説したページを捲ると、次には「アダムスキー型UFO」について書かれているのですからw これ一冊を読み通せば、サブカルチャー作品に出てくる大抵の事象に通暁できるかも知れません。しかしながら、書名が惜しい…。「現代オタク」ではなくて「365日で知る 現代サブカルチャー(またはサブカル)の教養」のようにしておいた方が、本書を手にする人の層がもっと厚くなったことでしょう…。それにしても、実に読んで楽しい一冊です。

『365日で知る 現代オタクの教養』
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