陽気の良い土曜日は珍しいのかも。東京駅のあの期間限定ショップに行ってみたのだ…

きのうは、都内の会社で仕事をする日であった。近頃は、土曜日になると雨が降ることが多い。そんな印象がある。先達てなど、傘を閉じる際に中の骨が折れて壊れてしまった。次に雨が降ったらどうしようかと思っていた。

しかし晴れて良かった。やや曇りがちながらも、暖かい。駅まで歩いているうちに、これは上着が不要だったなと感じられる程に陽気が良い。心なしか足取りが軽く仕事へ向かうことが出来た。

そのような気分のまま、東京駅ではいつものように直ぐに乗り換えはせず、僕はホームの階段を降りて行った。1階のコンコースで開催されている販売会場へと足を運ぶためだ。
「勝谷誠彦たちの××な日々。」という有料配信メールをお読みの方であれば既にご存知であろう。「全国良品こだわりマルシェ」というお店が27日までの期間限定で開かれているのである。

ここでは、日本国内各地のこだわりの逸品が様々に並べられ、売られている。中でも特に、僕の目を惹いたのは自衛隊グッズであった。バッジやワッペン、帽子やバッグ、クリアファイルやらカレンダーに至るまで、実に沢山の自衛隊関連商品が揃っていた。
嗚呼、あれもこれも欲しいなあとか、これはミリタリー好きの父が喜びそうだ、とか色々考えているうちに目移りしてきてしまい何も決められなくなってしまうw そこで、当初の目的に戻って、布マスクをひとつ買うことにした。

それが、上に写真を載せた青白のカラフルなマスクなのだ。今年はコロナ禍のために、ちょっとした外出にもマスクを手放すことが出来ない。しかし、僕はどうも、こういった小物は持ち忘れることが非常に多かったのである。
出掛けて暫く経ってから、あっマスクを忘れてきた!と思い出すことなどしょっちゅうだ。でも、この実に可愛らしいマスクならば家に忘れてくることが無くなるような気がする。そんな思いを込めて買った。愛用していこう。

この販売会では、勝谷誠彦氏が経営していた(今もお店は新宿にありますよ…)讃岐うどんの名店である「東京麺通団」の半生うどんも売られていた。今回は出勤途上だったので購入を見送ったけれども、次回は是非こちらも買おうと思っている。

そんな訳で、またの開催を期待したい「全国良品こだわりマルシェ」であった。
店内は多くの人が出入りして賑わっていた。軽井沢の勝谷邸で知り合ったスナイパーさんや森本さんとは今回お会い出来なかったのはちょっと残念だったけれども、また再会したいと思っている。そのときは、どうぞ宜しく…。


さて、もう2週間ほど前のことになるけれども、息子の自転車用のLEDライトを探しに、実家近くの街に出た。ハンドルに取り付けるタイプで良いものがホームセンターで見つかった。あとはついでに、床屋に立ち寄ってみようと考えたのである。

僕は普段ほとんどの場合、所謂1000円カットの店を利用している。費用のみならず時間もまた凄く節約になるからだ。15分くらいでザッと散髪してくれるのが良いと思っている。
さて、息子の自転車のライトと電池を買ったあと、付近の1000円カットをiPad miniで検索して探してみた。すると、いま車を停めている場所からすぐ近くに一軒あることに気づく。早速、行ってみた。

壁がほぼ黄色一色にコーディネイトされた店内には、60歳くらいと思しき女性の理容師さんがひとりで立っていた。先客がちょうど帰った後のようである。僕をひと目見て、一見の客であることに気づいたようだ。
「1650円でカットとブローのみ行いますが良いですか?」云々と説明してくれた。つまり、1000円カットならぬ、1500円カットというわけだ。へえーちょっと高めの料金設定だな、とは思ったけれども、ものは試し。やってもらうことにした。

結論を言うと、1000円カットよりとても丁寧な仕事だった。ザッと切って出来上がりではなく、ハサミの先でチョンチョンと小刻みに切り揃えて調髪する。それを3回も4回も念入りにやってくれた。
その内容も時間も、総じて1000円カットの5割り増しでやっているように感じられた。きっと、そういったビジネスモデルの店なのだろう。つまり、差別化を図っているのである。僕は、とても満足して店を後にすることが出来た。いつかまた来ようと思う。

ところで、その散髪の最中、店内でかかっていたFM放送のニュースで訃報がひとつ流れていた。大御所の作曲家のひとりである筒美京平氏が誤嚥性肺炎で亡くなっていたことが明らかになったと言うのである。
僕は、床屋の大きな鏡を前にして、文字通り目の前が真っ暗になる瞬間を感じた。眩暈が走ったと言っても良いだろう。何しろ、前が一瞬見えなくなったのだ。

筒美京平氏の作曲作品の中では、僕はNOKKOが歌った「人魚」が特に好きだ。脆くて切なく儚い旋律が、この歌詞の内容によく合っている。テイ・トウワが手掛けたアレンジも、独特の浮遊感があって大変に素晴らしい。
YouTubeでは生憎と、NOKKOが歌ったオリジナルのCDバージョンが見当たらなかったので、安室奈美恵のカバーを。この名曲の雰囲気がこれまたよく味わえると思う。是非ご覧あれ…。

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最近、いちばん読みたいと思っている本をひとつ。「科学の理論を信じない解剖学者」と「理屈っぽいお笑いタレント」の対談というわけなのですが、実に面白そうです。何か根拠のない(?)期待でワクワクしてしまいますw 図書館にはまだ入っていないようなので、買ってしまおうかどうしようかと思案中。読み終わったら実家の母にあげることも出来るので、そうしようかな…。

養老孟司、伊集院光 著『世間とズレちゃうのはしょうがない』
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