生まれて初めてオンライン英会話を受講してみた。緊張するけれども、結構楽しいレッスンなのだ…

今月から、オンライン英会話レッスンを受講している。英検1級のスピーキング試験のために、かなり錆びついている会話力を磨き上げるためである。このために、性能の良いヘッドセットも既に購入してあるのだ。

まず、入会に先立って、体験授業を受けみることにした。僕にとっては生まれて初めてのオンライン英会話である。その前夜まで、どの業者を最初に試してみようかな…と色々選んでいるうちに、その数の多さのために段々と選択が面倒臭くなってしまう程だった。
すると、如何にも僕に御誂え向きの、英字新聞の記事や英語コラムを教材としてラインナップしている業者を見つけたのである。英語の辞書サイトを展開しているWeblioだ。


(出典:Weblio英会話

とにかくここで体験してみよう、と意を決してアカウント登録。プロフィールは英語でなるべく詳しく入れておいた。次に先生選びへと進んだ。
約400人がスタンバイしているというフィリピン人講師陣のラインナップの中から、評価の高い先生に絞り込み、予約を入れておいた。同い年くらいの男性ベテラン講師である。

そして翌日17時から体験授業に臨んだ。専用の授業画面からは、僕のマイクが認識できないというアラートが何故か何度も出るけれども、先生は僕の声がちゃんと聞こえるという。教材は、インターネットセキュリティについての記事を先生が選んでおいてくれた。(トップの写真をご参照)

お互いが軽く自己紹介した後、先ずは画面に表示されている記事の語彙を幾つかチェック。僕が単語とそれらの例文を読み上げて、求められるままに即興で別の例文を作って喋った。
おお、これはいきなり高負荷トレーニングだなあwと感じつつ、その場でパッと文を考えて発話。あまり良い文でなくても、先生はvery good !と褒めて下さる。ああ有難い…。

次に、僕が記事をひと通り音読。全く初見の記事だったけれども、僕は毎日のようにして、CNNなどのニュースを聞いたり読んだりして鍛えているので、読むこと自体はそんなに苦にはならなかった。

それから、インターネットセキュリティに関する質疑応答だ。これが少々厄介だった。5つのディスカッションテーマに対して、その場で答えていくのである。
僕は普段、サイバーセキュリティとかハッキング等の事柄ついては特に何も考えていない。週に一度、ネット関連の企業で仕事をしているのにも拘らずである(このことは、先生には内緒だw)。

だから、例えば「よく分かりませんねえ。パスワードを頻繁に変えるとかで良いんじゃないですか?」とか何とか、どうも曖昧な回答になってしまう。
加えて、多少込み入った質問が飛んでくると、英語で返事することに窮してしまいそうになる。こりゃ相当、英会話力が錆びついているなオレw、と感じた。

結局、本来の授業時間(25分)を少々オーバーして、30分間くらい授業をしてくれた。最後の約5分間は学習アドバイスだった。
例えば、寝る前に英語の本を2ページずつ声を出して読みましょう、とか、映画を英語で観るのも良いですよ、とか。僕は最近、『アルジャーノンに花束を』の原書を読んでいる。アドバイス通り、音読で読み進めよう。

僕の錆だらけの英語スピーキングを始めから終わりまで真摯に耳を傾けて下さった、実に良い先生であった。名前は、ローヘンと言っておられた。スペイン語読みなのだそうだ。
前日までは別の業者のレッスンも体験してみようかと考えていたけれども、やっぱり来週からもWeblioのオンライン英会話で良いかもなあ、と思ったのであった。


(出典:Weblio Weekly

上に書いた通り、ここは僕に御誂え向きの教材も揃っている。上のスクリーンショットのような英文のニュース記事とか、他には英語コラムとか。
それから、Weblioは何故か特にアピールしていないのだけれども、実は英検2次試験向けの教材まで取り揃えているのである。だから、少し先の話になるけれども、1級のスピーキング対策もWeblioで出来るようになるかも知れないのだ。

その辺りの教材指定については、レッスンの予約時に選んで入力しておいてくれれば対応いたしますよ、とローヘン先生は言っておられた。
だから、僕の好きなようにレッスンをして頂くことも十分に可能なのだ。いや、むしろ生徒主導でレッスンして貰うというのが、オンライン英会話における上達のカギなのである。

いやあ、今回はそれにしても良い経験が出来た。カメラもヘッドセットも調子は上々である。よし、来週からも頑張っていこうか、と思った。

さて、Weblioのマイページをあとで見てみると、先生からの講評が入っていた。”very cooperative. He speaks and understands English well.”とか”Amazing student !”とか書いてある。
そりゃ、英会話まったく初心者の生徒たちと比べたら、きっと遥かに喋れる方なのかも知れないけれども、これは流石に褒めすぎだなあwと思った。多分、いわゆる「褒め専」の先生なのだろう、まあ褒めて伸ばして貰うのも良いかもなあ、とも感じたのであった。

それから、次のレッスンに向けて予習を行なった。次回は上述の通り、僕の方から記事のお題を指定しておこうと考えたのだ。そこで選んだのは、米国の高校生が1300光年先の宇宙に二重星を周る惑星を発見したという内容のコラムである。
更にそのコラムとは別に、宇宙に関するディスカッションテーマが5つ設定されていて、僕なりの意見や考えを英語で予めまとめておくことにした。下の写真は、それを書いているところだ。あーでもない、こーでもないと思案しながら筆を進めるのは如何にも楽しい。

さてさて、最後にオマケ(?)として、その5つのディスカッションテーマに対する僕の回答を下にアップしておこうw
当該レッスンの後半では、これをたたき台にして先生とお話をしたというわけである。拙い英文だけれども、英語をお読みになれる方はお目通し頂けますと幸いです…。
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From “Discussion on Columns: Teen Discoveries Planet on Day Three of Internship”:
(5 questions about the universe and my answers)

1. What is your opinion on planet discoveries?
It is said that the number of stars all over the universe is much more than that of sand grains on Earth. So, I believe that there must be planets like Earth somewhere in outer space and we might be able to find out them sometime in the future.

2. Do you think locating new planets is an easy task?
No, I don’t think it’s an easy task. As mentioned earlier, there are numerous (numberless) stars in the universe. It might be very difficult or (and) complicated tasks for us to find out and locate new planets outside the solar system, because we have to collect and analyze a huge amount of data for it. But I think that will be possible.

3. Do you think investing in astronomical research is worth it?
Yes, I do. In my opinion, investing in astronomical research will contribute to the improvement of new science technologies. There are many products around us applying NASA’s technology. For example, LEDs, smartphone’s HD cameras, water purification systems, thermal insulators, wireless headset systems, infrared thermometers and so on.

4. Do you believe that life exists on another planet?
Yes, I do. I believe that some kinds of life certainly exist on another planet, however I’m not sure whether that is a creature like human beings or not. Perhaps, it might be mere germ or bacteria. If not, very primitive animals. On the other hand, there might be a planet somewhere which has more intelligent life beyond human beings.

5. Would you be interested in working for NASA?
Yes, I’m very interested. But it’d be unlikely that I’m able to work for NASA, because I know that this kind of work requires very much advanced abilities related to science or engineering. I’m sorry that I’m not good at both science and math. It’s very unfortunate.
As far as I know, there are eleven Japanese astronauts who belong to NASA. They are all science doctors, medical doctors or engineers of the air force.
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ちなみに、このレッスンの最後にローヘン先生は「本当に、宇宙に関することがお好きなんですねー。それがよく伝わってきましたよ」という旨を仰っておられた。また褒めて頂いたようだ。重ねて、実に有り難いことである…。

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